任天堂のソフト『DS文学全集』の元ファイルとして、青空文庫を活かしてもらえるという話がきました。ちゃんとDSの環境で読みやすく仕立ててくれて、普通の文字コードにない文字は、上手く字の形を作って埋め込んでくれる。何の違和感もなく普通の本のように読める。他の出版社と協力して、あらすじを読めるようにしてある。作品の背景を解説した本もついている。そんな風に、色んな工夫がしてあってね。一番いいと思ったのは、あらかじめ100冊の作品が入ってるんだけど、さらに作品を追加できるようになってるんですよね。 100冊で閉じてしまう世界じゃなくて、今後どうなるか私にはわかりませんが、インターネットの上にある著作権を主張しない文章が読めたり、またビジネスとして料金がかかる文章が読めたりするんではないかっていう電子本の広い窓口を感じさせるものになっていて、心躍るような話ですよね。ニンテンドーDSは、大成功した電子的