リレーショナル・データベースを設計するうえで必要な作業が「正規化」である。正規化とは、「テーブル(表)の設計における基本的な約束事」のことである。この正規化をおこなうことで、無駄がなくて効率のよいテーブルを設計ができる。正規化は、第一正規形、第二正規形、第三正規形、第四正規形と第五正規形がある。通常は、第一正規形、第二正規形、第三正規形までを使う。 正規化をどのようにおこなうか、以下のDMの内容をデータベースに表現できるようにテーブルを作成していくことで解説をしていく。 まず、DMをそのまま表(以下、テーブル)に置きかえたのが次の表である。 第一正規化:繰り返されているデータを見つける この表を見ると分かるように発送元に関するデータが繰り返し出てきている。これを解消するために発送元とそれ以外の表に分ける。 このように繰り返しを取り除いた状態を「第一正規形」と呼ぶ。第一正規化の視点は、繰り返