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ブックマーク / yasuhisa.com (10)

  • 情報過多時代に必要な知識の整理を始めよう

    情報をもつことに意味はない 20 年くらい前だと情報を手に入れることすら敷居がありましたし、「情報を持っている」だけでも価値がありました。Web が広く使われるようになる前の時代に生きていた方であれば、情報を見つけることの苦労は分かると思います。 今はどうでしょうか。 もはや RSS リーダーとかを使って情報が集まる場所を作る手間すら必要ありません。 Twitter や Facebook を立ち上げるだけで波のように情報が押し寄せてきます。毎分 570 web サイトが公開されるくらいのスピードで情報が増えているわけですから、「情報を持っている」ことに大きな価値がある時代ではありません。今持っていなかったとしても、検索すればたくさん出てきます。 もちろん、web で流れている情報がすべて質の良いものではないですが、それでも良い情報はたくさん見つけることができます。Web から離れて書籍を読

    情報過多時代に必要な知識の整理を始めよう
    mizoguche
    mizoguche 2020/08/18
    “知識の整理を続けていると次第に脳回路のような視覚化がされていきます”
  • 4つの組織タイプから考えるデザインの始め方

    組織の特徴を理解してアプローチを考える ある組織ではうまくいくことも、別の組織では空振りといったことはよくあります。例えば、組織 A ではカスタマージャーニーマップを作ることで課題共有がしやすくなったとします。この成功を基に組織 B で試してみたら、まったく響かないケースがあります。 UX デザインに限ったことではないですが、新しいことを始めるのが難しいのが、それぞれユニークな組織文化に合うアプローチを考え、実践しなければいけないところ。ベストプラクティスを実践しても成功しないのも、組織というペルソナを無視して手段を実行しているためでしょう。 いろいろ試して模索するのもひとつですが、少しでも組織の特徴を理解した上で施策をうちたいところです。組織の特徴を把握するための手段のひとつに Competing Values Framework(競合価値観フレームワーク)が役に立ちます。 Robert

    4つの組織タイプから考えるデザインの始め方
    mizoguche
    mizoguche 2020/08/09
    “ベストプラクティスを実践しても成功しないのも、組織というペルソナを無視して手段を実行しているため”
  • デザインシステムを作る前にデザインのシステムを理解しよう

    デザインシステムという名の成果物が抱える問題 デザインツール上で UI コンポーネントを並べただけでも『デザインシステム』と呼ぶくらい言葉が広まった今日。2017年に記事にした頃と比べると随分変わったという印象があるものの、デザインシステムと成果物が密接になり過ぎていると感じることがあります。 デザイン組織の成熟度に合わせて施策を変えるべきだと思いますが、事例を検索をしたり書籍を読むと、Lightning Design System や Carbon Design System のような完成されたものが出てきてしまいます。こうした状況だと「デザインシステムを作る」目的が上記のようなサイトを作ることになってしまう場合あります。つまり、デザインシステムとは完成された何かを作り上げることが目的になっているわけです。 足元を見ないで理想を作り上げようとしていないか 事例で見かけるようなデザインシス

    デザインシステムを作る前にデザインのシステムを理解しよう
    mizoguche
    mizoguche 2019/12/27
    “デザインシステムを「コンポーネントライブラリと詳細度の高いガイドライン」という固定概念を拭い去り、「組織におけるデザインのシステムを改善する取り組み」と捉えるとやり方は大きく変わります”
  • フレームワークと共存できるデザインの向き合い方

    フレームワークはクリエイティブを殺すのか プロダクトやサービスを運用しているサイトの多くは上図のようなフォーマットに収まります。画面上には大きな画像(又は動画)を背景に短めのメッセージ。3, 4 つの機能紹介、導入している企業のロゴが並ぶといった構成はよく見かけます。似たようなテンプレートがたくさんあるように、定番になっていると言えるでしょう。 こうした無難な形状をした web サイトを「Bootstrap っぽい」と表現することがあります。2011年にリリースされて以来、フロントエンドフレームワークとして多大な影響を与えた Bootstrap。模索・実装の敷居を下げたものの、同じような見た目の web サイトを量産したことを指摘される場合もあります。 フロントエンドフレームワークやデザインシステムのような『枠組み』に沿って作ることはクリエイティビティを奪うものだと危惧している方は少なくあ

    フレームワークと共存できるデザインの向き合い方
  • デザインシステムに関わるいろいろなプロセスを図にしてみた

    今までも何度か デザインシステム に関する記事を書いてきましたが、手段や考え方が中心でした。今回はプロセスに注目して、代表的な課題を図にしてみました。すべてのケースに当てはまるわけではないですが、参考にしてください。 大まかな進め方 「デザインシステムを作りました!」とドカンと発表したほうがインパクトがあるように見えますが、苦労したわりには誰も使わないものになる可能性が高いです。実際はデザインシステムの中にあるものを小さく切り出して少しずつ変えていくことになります。 正攻法であればデザイン原則から始めたほうが良いと思っていますが、組織としてどうあるべきかといった根的なところが明文化されていないのであれば、そこからスタートしたほうが良いでしょう。デザイン原則があったほうがデザインの議論がしやすくなるので早期にもっておきたいですが、1 日でも早く成果を出したいのであれば、まず色からはじめてみ

    デザインシステムに関わるいろいろなプロセスを図にしてみた
  • オトナがwebを殺さないために : could

    「分からない」が将来を潰す 「インターネットってどうせ流行りでしょ?」 「FAXのほうが良いじゃないですか」 「今までのやり方で上手くいっているから必要ない」 小さな頃から web を当たり前のように使っていた人には信じられないですが、昔はそんなことを言っていた人がいました。企画提案をするにしても、過ぎ去っていく流行ではないことを説得するところからスタートすることもありました。 若い頃は昔の価値観にしがみついている人たちにどう伝えれば良いか分からなくて苦労しましたし、自分が『オジサン世代』になったら絶対こうなりたくないと思っていました。自分には分からないから、周りにはさせないみたいな態度が成長を遅れせてしまうのではないでしょうか。 『オジサン世代』になってしまった今でもそう考えながら仕事していますが、周りが次第に閉鎖的になっているのを見ると「ヤバいな」と感じることがあります。 「TikTo

    オトナがwebを殺さないために : could
  • デザインプロセスにあるイケア効果

    イケア効果という認知バイアス 自分で作ったものだからこそ、特別な感情を抱いてしまいます。だからこそ成果物が否定されると、自分自身が否定されたかのように聞こえてしまうことがあります。自分は自分。成果物は成果物と切り分けて聞き入れるべきですし、話し手も成果物の課題に対してきちんとフィードバックをしたほうが良いでしょう。しかし、実際はそう簡単にはいきませんし、たとえ話し手が上手なフィードバックをしていたとしても、上手に受け入れられない場合があります。 人は自分で作ったものに対して特別は感情を抱いてしまうのは、デザイナーだけではありません。自分で作ったものに来以上の価値を与えてしまう認知バイアスで、誰でも持っているものです。こうした状態を「IKEA effect(イケア効果)」と呼ぶことがあります。 IKEA の家具は組み立て前の状態で販売されており、組み立てるのは購入者です。コスト削減のための

    デザインプロセスにあるイケア効果
  • デザイン批評を始めたい人のためのヒント集 : could

    批評は聞くことから始まる デザインをはじめとしたクリエイティブプロセスにおいて意見交換は欠かせません。いちど自分の手から離すことで発見できることはたくさんあります。しかし「これはどうですか?」と見せるだけでは求めるフィードバックを得ることは難しいです。誰もが最初からデザインについて会話ができるわけではないので、デザインの批評(critique)の進め方に注意を払わなければいけません。 わざわざガイドラインまで作ってしまうと、かえって窮屈になってしまいます。構えて会話するより、平等にあれこれ話せるのが理想的です。そうした雰囲気をつくるために、デザインをみせるデザイナーだけが努力すれば良いというわけではありません。批評に参加するすべての方がちょっとした気遣いをすることで良し悪しを決める場から、ゴールに向かうための改善の場になります。 批評する側が気をつけること すぐリアクションしない。どのよう

    デザイン批評を始めたい人のためのヒント集 : could
    mizoguche
    mizoguche 2015/07/09
    “自分にとってどうではなく、ゴールに沿った提案かどうかを吟味する”
  • WD101 : could

    WD101: PC脳な制作者にありがちな8つのアプローチ デスクトップパソコン時代と同じような感覚で設計されているスマートフォン向けサイトは少なくありません。PC脳から抜け出して、今必要とされるデザインの感覚を養わなければ、ますます利用者のニーズから遠ざかってしまいます。 WD101: 画面ではなく部品から始めてみよう 利用者環境を断定してページレイアウトを作れなくなった今日の Web デザイン。ページという枠を作ることから始めるのではなく、コンテンツをまとめる最小単位「コンポーネント」の設計から始めます。 WD101: Webデザインであるもの、そうでないもの これから「Webデザインしたい!」と考えている人たちが、何をもって良い Web デザインなのかが見え難くなる場合があるので、ひとつの方向性を示した項目を幾つか挙げてみました。 WD101: Webのデザインは枠のない世界である 適

  • デザイン話にある三角構造 : could

    デザインの話で、ときどき噛み合ないことがあると思います。装飾について熱く語っている人もいれば、論理的にデザインの意図を解説する方もいます。どちらかが間違っているのではなく、デザインの前提が異なっていることから生まれるミスコミュニケーションです。デザイン話にも様々な目的と方法があることを教えてくれた論文があるので紹介します。 2010年に Daniel Fallman と Erik Stolterman が発表した「Establishing Criteria of Rigor and Relevance in Interaction Design Research(厳格で適切なインタラクションデザイン調査ための基準つくり)」という論文があります。サイトから論文の全文(PDF)を読むことができます。 この論文によると、デザイン調査は3つの異なる形式による三角構造になっているそうです。三角構造に

    デザイン話にある三角構造 : could
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