ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回はフリーゲーム『殺戮の天使』について語り合います。 ゲーム実況で人気、コミカライズも 飯田 『殺戮の天使』は、『霧雨が降る森』でも知られるフリーゲーム作家・真田まこと(星屑KRNKRN)の作品。「ニコニコゲームマガジン」というサイト上で配信されている、個人制作のホラーゲームです。閉鎖病棟らしき場所に閉じ込められた、自分を殺してほしいと願う少女レイが、その建物から脱出したがっている連続殺人鬼ザックと「地上に出られたら殺してもらう」という約束をし、抜け出るために探索していく、と。ゲーム実況でも人気だし、コミカライズも15万部以上いっているそうです。 藤田 スーパーファミコン初期ぐらいのグラフィックの、アドベンチャーゲームですね。フリーゲームなんだけど、連載形式になっている。ゲームで物語を連載するというのが、実に面白いです