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評に関するmizunotoriのブックマーク (993)

  • ボクが今までに読んだ最強のラノベ

    最強のラノベって何だよ?まずそう思うだろう。俺も正直深夜のテンションで筆が滑ってこう書いている。 だが、これから紹介したいラノベは唯一無二のラノベだ。少なくとも、俺の心を救ってくれた。 そのタイトルは、エンジェル・ハウリングである。 簡単にあらすじを紹介しよう。 主人公は2人いて、奇数巻は最強の女暗殺者ミズー、偶数巻は最強の精霊を瞳に宿す少女フリウが主人公だ。この2人がそれぞれに「心の実在を証明せよ」と語りかけてくる謎の精霊に立ち向かうという話だ。 いや、待って逃げないで。確かに俺もすごい厨二病っぽいと思う。でも違うんだ。フレーバーテキストっぽい「心の実在を証明せよ」というのをガチでやっちゃうからこのラノベは凄いんだ。 その証明は要約できない。このラノベは全部で10巻あって、それだけの文字数をちゃんとテーマを語ることに使っている。それだけの文字数を読むと要約しても伝わらないことが分かる。

    ボクが今までに読んだ最強のラノベ
    mizunotori
    mizunotori 2024/06/26
    あえてオーフェンの作者だと言わないあたりがガチ感ある。
  • 前島賢の本棚晒し【復刻版】01:上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』|前島賢

    【期間限定無料公開中】 記事は、電子書籍ストアeBookJapanに、連載「前島賢の棚晒し」第29回として2015年2月20日に掲載されたものを、加筆修正の上再公開したものです。 記述は基的に連載当時のもので、現在とは異なる場合がありますが、ご了承ください。 連載時に大変お世話になりました、そして、再公開を快諾頂きました株式会社イーブックイニシアティブジャパンの皆様に厚く御礼申し上げます。 ブギーポップは笑わない 電子書籍版 / 著者:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 :B00060395904:ebookjapan ヤフー店 - 通販 - Yahoo!ショッピング 著者:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志出版社:KADOKAWA連載誌/レーベル:電撃文庫提供開始日:2015/01/10タグ store.shopping.yahoo.co.jp 上遠野浩平の「ブギーポップ」シリーズが、つい

    前島賢の本棚晒し【復刻版】01:上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』|前島賢
  • 中心なき宇宙を泡のように漂い続ける〈ブギーポップ〉の物語たち 「ユリイカ2019年4月号 特集=上遠野浩平」寄稿|Ryuichi Taniguchi

    漂っていた泡に触れた。そんな出会いだった。 1998年2月にライトノベルレーベルの電撃文庫から刊行された上遠野浩平の『ブギーポップは笑わない』を、すぐに手にとって読んだという記憶がない。1996年2月から書き続けているウエブ日記を見返してみても、『ブギーポップは笑わない』を買って読んだという記述がない。電撃文庫の存在はすでに知っていて、『ブギーポップは笑わない』が大賞となった第4回電撃小説大賞で金賞となり、同時に発売された橋紡の『目狩り』は読んだ記憶がある。『ブギーポップは笑わない』に反応していないのは、積極的に読んでいたSFだと認識できず、学園が舞台のホラーか何か思って後回しにしたからかもしれない。 それでも、2月のうちに『ブギーポップは笑わない』が評判になっていることには気がついた。誰かのウエブサイトのBBSだったか日記上だったか、泡のようにポツポツと浮かび上がっては漂い始めた称賛

    中心なき宇宙を泡のように漂い続ける〈ブギーポップ〉の物語たち 「ユリイカ2019年4月号 特集=上遠野浩平」寄稿|Ryuichi Taniguchi
  • 【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    【SF作家・山弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山弘に教わった」全文公開 2024年3月29日、作家・ゲームデザイナーの山弘氏が誤嚥性肺炎のため68歳で逝去されました。 早川書房からは現在、小説作品『シュレディンガーのチョコパフェ』『アリスへの決別』『地球移動作戦』『プラスチックの恋人』『プロジェクトぴあの』が刊行されています。 またアンソロジー『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』には表題作となった短篇を収録、ご自身も海外SFのアンソロジストとして『火星ノンストップ ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇』を刊行され、SF作家としての山弘氏には生前長いお付き合いがありました。 ご逝去にあたり、氏の長年のファンであり作家・ライターである前島賢氏から、短篇集『シュレディンガーのチョコパフェ』(単行『ま

    【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 京アニ「KAエスマ文庫」新刊2冊は魂を受け継ぐ作品だーーアニメ化への切なる期待

    京都アニメーションが刊行しているKAエスマ文庫から11月22日に刊行された、賀東招二の『MOON FIGHTERS!』と吉田玲子による『草原の輝き』という新作ライトノベル。賀東は『フルメタル・パニック? ふもっふ』の原作者で、吉田は『たまこまーけっと』『リズと青い鳥』の脚家といった具合に、共に京アニと関わりが深いふたりの作品は、小説として読んで楽しめる上に、生き生きとしたキャラクターや情景の描写で映像化への期待が浮かんでしまう。 今でこそ圧倒的な画力や演出力で世界に知られる京アニだが、元請けとして制作を始めたのは2003年の『フルメタル・パニック? ふもっふ』から。この『フルメタル・パニック? ふもっふ』でアクション満載の学園コメディを見せ、2005年の『フルメタル・パニック! The Second Raid』で一変してシリアスなロボットバトルを描いたことで、京アニという制作会社にアニメ

    京アニ「KAエスマ文庫」新刊2冊は魂を受け継ぐ作品だーーアニメ化への切なる期待
  • 『薬屋のひとりごと』は「なろう系」集大成? チート展開でも猫猫を応援したくなる理由

    10月からTVアニメの放送が始まった『薬屋のひとりごと』。主人公のは薬に関する豊富な知識を持ち、その才覚を美青年の宦官に見出されて活躍する……というチートに近い出世を体験する人物だ。 この展開だけを見れば「はずるい」といった反応も寄せられそうなものだが、不思議なことに、SNSにはへの称賛や応援のコメントが多くみられる。 なぜ、チートのような展開でも、及び『薬屋のひとりごと』の作品全体が好まれるのか。 この記事では、なぜかを応援したくなる『薬屋のひとりごと』の魅力を、作が属する「なろう系」名作アニメとの共通点と違いを踏まえて探る。 善悪をわきまえた普通の少女 『薬屋のひとりごと』が好かれる最も大きな要因は、の普遍性だ。胸が小さい、そばかすがある、背は低めでお世辞が苦手……。の姿や行動を見て、「わかる……」と感じた人も多いことだろう。 は大半の人にとって何かし

    『薬屋のひとりごと』は「なろう系」集大成? チート展開でも猫猫を応援したくなる理由
  • 『盾の勇者の成り上がり』歪んだ主人公・岩谷尚文はなぜ支持された? 『異世界かるてっと』メンバーと比較検証

    『盾の勇者の成り上がり』歪んだ主人公・岩谷尚文はなぜ支持された? 『異世界かるてっと』メンバーと比較検証 KADOKAWA系の作品で、異世界に転移・転生した主人公たちが同じ学園に集うテレビアニメ『異世界かるてっと』。その5番目の転移・転生者として登場したのが、アネコユサギ原作の『盾の勇者の成り上がり』に登場する岩谷尚文だ。10月6日からは第3期 (Season3)となるテレビアニメがスタートし、他の異世界で宿敵のキョウを倒して、元の異世界に戻った尚文たちの新たな戦いが幕を開けた。"かるてっと"に負けていない『盾の勇者の成り上がり』の面白さ、そして尚文の魅力とは? 捻れている。歪んでいる。『盾の勇者の成り上がり』シリーズを小説で読んだり、アニメで見たりした人には主人公でありながら、そして勇者でありながら岩谷尚文のことを嫌な奴だと思ってしまう時が少なからずある。“かるてっと”の一角を占める暁な

    『盾の勇者の成り上がり』歪んだ主人公・岩谷尚文はなぜ支持された? 『異世界かるてっと』メンバーと比較検証
  • 市川沙央さん…超常の物語 感じた「本当」

    【読売新聞】 重度障害者を描いた小説『ハンチバック』で芥川賞に輝いた作家の市川沙央さん(44)は、幼い頃に筋力が低下する難病「先天性ミオパチー」と診断され、電動車いすで生活しています。闘病の一方で幅広いジャンルのを読み親しんできた

    市川沙央さん…超常の物語 感じた「本当」
    mizunotori
    mizunotori 2023/10/12
    「ハイスクール・オーラバスター」
  • 時間が経ったのでブチギレするほど面白かったのに消えてしまったラノベ作家の話をします - ゆたんぽを抱いて寝る。

    実質続きものです 平成のデスブログこと……いや、それは家や ファンタジア大賞。かつてはファンタジア長編大賞という名を冠していた、ラノベの歴史を語る上で避けては通れないあまりに大きな賞レースです。 出身作家は第一回準大賞の神坂一先生(スレイヤーズ)を始め、榊一郎先生(ドラゴンズ・ウィル)、竹町先生(スパイ教室)など挙げ出したらキリがありません。 そんな、ある年。ドラゴンマガジン上に「大賞受賞!」の文字が躍りました。この年代は今までから様相も変わり、大賞もそこまで渋くなかった気がします。それでも筆者には以前発症した大賞アレルギーがあり、そのせいで買うのを少しためらった作品になります。 作者は弱冠二十歳前後の若者と聞いたのはあとになってからですが、たまには売れ線を知っておくのも悪くない。売れ線というのはつまり、賞レースのトップであるという理論でもって手に取ったわけです。 イラストも今風に美麗で

    時間が経ったのでブチギレするほど面白かったのに消えてしまったラノベ作家の話をします - ゆたんぽを抱いて寝る。
  • タイトルで敬遠しているあなたにも『ロシデレ』を勧めたい|作業通話堂

    はい、そうですね。スニーカー文庫から出版されていて、売り上げとかアニメ化とか、色々凄い感じになっている人気作『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』です。 話題作ですし、既に読んでいるよ~、という人も多いと思います。 読んでいない人も友達からオススメされていたり、別に友達ではないフォロワーがオススメしているポストを「ふぅん……」と思いつつ読み飛ばしていたりするのではないでしょうか。 そして、このnoteでは友達でもフォロワーでもない第三者の私からもオススメされる事になります。 残念ですが諦めてください、話題作を避け続けるってそういう事なんです。 『ロシデレ』ってこんな話?(偽) 『タイトルとかから察するに、ツンデレヒロインと無個性主人公がひょんなことから接点持って、イチャイチャする良くある感じの学園ラブコメでしょ?そんな感じで宣伝してるプロモーションも流れてくるし。そういう作品はあ

    タイトルで敬遠しているあなたにも『ロシデレ』を勧めたい|作業通話堂
  • 『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合

    青崎有吾による『アンデッドガール・マーダーファルス』が独特で面白い。 バトルとファンタジーが混在するライトノベル的な作品なのだが、そこにミステリーと歴史ものの要素が加わっている。19世紀末当時の時事ネタを絡めながらも、いい意味で通俗的なエンタメに着地しており、青崎氏の教養の深さを感じられる。 さて、アニメが放送中の『アンデッドガール・マーダーファルス』だが、原作同様主に19世紀末のヨーロッパが舞台になっている。 19世紀末は多くの通俗文学がヨーロッパで隆盛した時期であり、シャーロック・ホームズはこの時代を代表する存在である。『アンデッドガール・マーダーファルス』には超有名どころのホームズやルパンを初め、数多くのヨーロッパ通俗文学に原典を持つキャラクターが登場するが、それらの原典については意外と知られていない。 今回は『アンデッドガール・マーダーファルス』に登場する主だったキャラクターの原典

    『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合
  • 藤井聡太七冠の八冠挑戦とあわせて読みたい! 将棋界を深く濃く描くラノベ『りゅうおうのおしごと!』

    永瀬拓矢王座への挑戦者を決める将棋の対局で藤井聡太七冠が勝ち、羽生善治九段以来の全タイトル制覇に向けた動きが格化した。ここに至るまでの藤井七冠の活躍を先取りするような内容で、将棋の面白さや棋士のすごさを紹介し、幾つかの描写が現実に追い抜かれてしまった今も、将棋界が抱える課題を伝え続けているライトノベルが、白鳥士郎の『りゅうおうのおしごと!』シリーズだ。 とうてい破られない記録だといった感じがあった。『りゅうおうのおしごと!』の第1巻が出た2015年9月の時点で、主人公の九頭竜八一が将棋のタイトルのひとつ、竜王を史上最年少の16才で獲得したというフィクションの記録のことだ。現実の方では、屋敷伸之九段の17才10ヶ月と24日での棋聖獲得が、初タイトルに輝く史上最年少記録だった。藤井聡太七冠はこれを、2020年に17才10ヶ月と20日で塗り替えた。 それでもまだ、フィクションの方が現実を上回っ

    藤井聡太七冠の八冠挑戦とあわせて読みたい! 将棋界を深く濃く描くラノベ『りゅうおうのおしごと!』
  • アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange

    今日も今日とてTwitterを見ていたら(何、X? 知らないな)、なぜか水野良の『ロードス島戦記』がトレンド入りしていました。どうやらブックウォーカーでセールをやっているおかげらしい。 あるいはこのツイートが原因なのかもしれないけれど、よくわからない。 このキャラの名前と、登場するアニメの名前を知っている方いるかなぁ。 pic.twitter.com/eQTGYdLa1G — 賢龍帝 (@koutei007) 2023年8月2日 いまとなってはファンタジー小説の古典というか、「過去の名作」の位置づけで、あらたに読もうという人もそれほど多くはないと思うけれど、ぼくにとっては青春の一作です。 ぼくがこのシリーズを追いかけていたのはじつに30年以上前、小学生(!)の頃ですが、いまでもパーン、ディードリット、ギム、エト、スレイン、ウッド・チャックらのことは良く記憶していますね。 まあ、それだけ印象

    アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange
  • よねぽオタが非オタの彼女に米澤穂信作品を軽く紹介するための10作

    まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。 (要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にミステリを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。 できれば長編、シリーズものでも最初の方にとどめたい。 あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌でしか読めないものは避けたい。 よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。 そういう

    よねぽオタが非オタの彼女に米澤穂信作品を軽く紹介するための10作
  • 『薬屋のひとりごと』アニメ化近づく大人気”後宮ミステリー”の多彩な魅力を考察

    待ちに待ったTVアニメが10月にスタートする日向夏のライトノベル『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)。中華風の帝国にある後宮を舞台にした物語がいろいろ出ている中で、シリーズ累計2100万部という群を抜いた人気ぶりを見せている。薬学や医学の知識を持った少女が後宮で起こる事件に挑むミステリーで、国を揺るがす陰謀を美貌の宦官と共に暴くサスペンスで、そんな2人の関係を追っていくラブロマンスでもあってと、幾つもの読みどころを持っていることが大勢のファンを引きつける理由なのか? 着飾った女官が口に何かを含んで陶酔した表情を見せたあと、にたりと笑って「これ、毒です」と言うPVが、『薬屋のひとりごと』のアニメ化発表と同時に公開された。「毒です」と言っているキャラクターが主人公の。演じているのは悠木碧で、キャスティングを聞いた100人が100人ともピッタリだと感じて快哉を叫んだ。 さらわれて後宮に売り飛

    『薬屋のひとりごと』アニメ化近づく大人気”後宮ミステリー”の多彩な魅力を考察
  • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

    古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

    第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
  • 採れたて本!【ライトノベル#08】 | 小説丸

    突然の寒冷化に覆われた世界。神奈川県では9月に降りはじめた雪が浜辺を覆い尽くした。高校生の天城幸久は、たったひとりで別荘に引っ越してきた同級生・真瀬美波と雪かきの手伝いをきっかけに付き合い始めたが、授業さえリモートで行われるような状況では、外出先など軒並み閉鎖されている。それでもふたりは冬にあらがうようにデートを重ねるが、続く異常気象と否応ない社会の変化が若いふたりを翻弄し始める。『冬にそむく』は、そんな冬に閉じ込められた世界の恋人たちを描いた青春小説だ。 著者の石川博品は、架空の共産圏風国家が舞台の異文化交流ラブコメ(?)『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』(ファミ通文庫)で2009年にデビュー。独自の発想と文体を武器にしつつ、地下アイドルがテーマの『メロディ・リリック・アイドル・マジック』(ダッシュエックス文庫)や、VRがテーマの『ボクは再生数、ボクは死』(KADOKAWA)など、しばし

    採れたて本!【ライトノベル#08】 | 小説丸
  • 最近発刊された「死亡遊戯で飯を食う。」というライトノベルを読んでほしい|藤

    「死亡遊戯で飯をう。」とは、2022年11月より刊行された著者:鵜飼有志先生、イラスト:ねこめたる先生によるライトノベル作品。現在、既刊は第3巻まで発売しており、月刊コンプエース2023年6月号から作画:万歳寿大宴会先生によるコミカライズ版が連載中。 半年ほど前に発刊された作品なのもあって、自分はつい最近までこの作品を知らなかった。物語の概要は裏社会でビジネスと化したデスゲームにおいて主人公・幽鬼が99回クリアを目指す、というもの。 作品のデスゲームは基的に参加の有無を自分の意思で決められるため、「何も知らない少女達が無理やり巻き込まれた」のではなく「事情があって参加」「生きるか死ぬかのスリルを味わいたい」「自殺する前に記念参加」「合法的に人を殺せるから」「ただ何となく居着いている」などが主な動機として挙げられる。防腐処理という特殊な設定によりデスゲームでありながら残虐性を緩和してい

    最近発刊された「死亡遊戯で飯を食う。」というライトノベルを読んでほしい|藤
  • 物語シリーズと精神医学|桜ひぐれ

    実はnoteの投稿で自分語りをする予定はありませんでした。自身の内面を描こうとすると、どうしてもネガティブなことを言わなくてはなりませんし、ポジティブなことを書こうとすると、自己暗示的な文章になってしまい、嘘くさくなってしまうと思っていたからです。 ただ最近、ふとしたきっかけで自分が今感じていることを、モノローグ的に書いていこうと思い始めました。(このきっかけについては、改めて記事にしたいと思います) モノローグ(独白)であれば、誰かを説得したり、過度に正確性にこだわる必要もないかと思っています。その分、もしかしたら内容が不正確だったり、場合によっては不快に思わせてしまうこともあるかもしれません。 そう言う点も含めて、桜ひぐれの勝手なモノローグとして気に入って頂けるのであれば、読み進めてもらえると嬉しいです。 では始めさせていただきます。 皆さん、西尾維新さん原作の物語シリーズを読まれたり

    物語シリーズと精神医学|桜ひぐれ
  • 『ダリフラ』に影響を受けて書かれた、やりたい放題の中国風ロボットSF──『鋼鉄紅女』 - 基本読書

    鋼鉄紅女 (ハヤカワ文庫SF) 作者:シーラン ジェイ ジャオ早川書房Amazonこの『鋼鉄紅女』は中国出身で幼少期にカナダに移住した作家・ユーチューバーのシーラン・ジェイ・ジャオのデビュー長篇である(21年刊)。タイトルにも入れたが、TRIGGER&A-1制作によるロボットアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に影響を受けた(謝辞にかかれている)、中華風のロボットSF・ファンタジーだ。 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の制作者たちへ。この男女二人乗り操縦システムの発想のもとであり、巨大ロボットを文学装置として青春とジェンダーとセクシュアリティを描くというアイディアのきっかけになった。*1 ロボットは九尾の狐や朱雀、白虎、玄武などの中国神話からモチーフがとられており、最初は動物形態だが次第に直立二足歩行形態、英雄形態に変化していくなど、”変形”パートもばっちりあって、ロボットSF好

    『ダリフラ』に影響を受けて書かれた、やりたい放題の中国風ロボットSF──『鋼鉄紅女』 - 基本読書