この10月1日,日本郵政グループの持ち株会社と,ゆうちょ銀行をはじめとする4つの事業会社がいよいよ始動した。郵政民営・分社化を実現するまでの4万3000人月に及ぶ超巨大システム開発プロジェクトで,CIO(最高情報責任者)やIT部員600人が乗り越えた5つの試練を徹底解剖する。 (大和田 尚孝、今井 俊之=日経コンピュータ) <目次> 4万3000人月、時間との闘い 試練1:勘定系切り替えのチャンスは1度きり 試練2:2万2000台の郵便局、サーバーを管理できない 試練3:人事システムが完成しない 試練4:24万人の操作研修が間に合わない 試練5:ネットワーク更新が暫定対応と重なる 民営化「後」を担う5人のCIO
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