古い話で恐縮ながら、俳優の小林旭のヒット曲に「恋の山手線」というのがある。男女の恋のゆくえを山手線の各駅名をもじって歌ったこの曲は、落語家の柳亭痴楽のネタをもとにつくられ、のちにはモダンチョキチョキズ(……といっても若い世代にはもはやわかんないんだろうなあ。現女優の濱田マリがボーカルを担当していたバンドです)にもカバーされた。 ただしこの曲には、西日暮里(にしにっぽり)・新大久保・浜松町の3駅が出てこない。このうち新大久保と浜松町が出てこないのはいい語呂合わせが思いつかなかったからなのか理由は不明だが、西日暮里についてはあきらかだ。同曲がつくられた当時(1964年)、同駅はまだ開業してなかったからである。 山手線の西日暮里駅が開業したのは1971年のこと。地下鉄千代田線の開通にともない、その乗り換え駅として新設されたのだった。これ以後、山手線には新駅は誕生していない……のだけれども、この年
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