トゥールーズ市内に貼られたキャンペーンポスター/TAO DDB (c) Joel BRECHET (Joelの「e」の文字は上にトレマ) 「痴漢はご乗車できません。作動中のカメラと係員をすべての路線に広げており、呼び出し装置は駅と地下鉄、トラムの各車両にございます」 フランス南西部にあるトゥールーズ市。 同市の公共交通機関を運営するTisseo(「e」の文字は上にアクサン・テギュ)は、今年4月からセクハラおよび性的暴行に対するキャンペーンを始めた。注意喚起のアナウンスを流し、駅など各所に貼られたポスターには「痴漢は乗車するな」という文字とともに、迷惑行為をキャラクター化した醜いモンスターが描かれている。 日本と同様に、フランスでも痴漢などの迷惑行為は深刻な問題だ。トゥールーズ市のような地方都市に加え、首都パリ市でも、しばしば対策が行われている。 迷惑行為の発生を報告するアプリ 昨年末からパ