令和初の衆議院議員総選挙が行われている。国政政党の党首たちは12日間にわたった選挙戦の期間中、全国各地をくまなく行脚し、それぞれが目指す「国のかたち」を国民に直接訴えた。 大手新聞各社の情勢調査によれば、政権与党の議席減が予想されている(※10/31朝時点)。原油価格の高騰に伴う生活不安や出口の見えない経済不況、「金権政治」に対する批判、そして「一強」のおごり……。空前絶後の人気を誇った田中角栄も首相時代の47年前、これらの課題に悩まされ、1974年(昭和49年)の夏に行われた参院選をきっかけに退陣に追い込まれた。 「選挙の神様」として語り継がれる宰相は、なぜ派手に転んでしまったのか――。 当時、角栄は政権与党が持つあらゆる資源を総動員させて反転攻勢を仕掛けたが、ことごとく裏目に出てしまった。満身創痍で挑んだその全国行脚の足跡を40年後に丹念にたどった選挙ルポーーというものを私は書いたこと
「反カク運動」 ――その74年参院選結果を確認すると、驚きました。タレント候補や業界団体、宗教団体、労働組合の組織内候補がひしめく全国区で、81歳の市川さんが第2位でした。女優の山東昭子さんや山口淑子さん、政治評論家の斎藤栄三郎さん(以上、自民党)、キャスターの秦豊さん(同・社会党)、コロムビア・トップさん(同・無所属)よりもはるかに上位で当選しているんですね。 菅: 全国区1位はNHKアナウンサーの宮田輝さん。彼は自民党公認でダントツだったけど、市川さんが田中批判をして2位。青島幸男さんが3位で、2位と3位を合わせると約400万票になりました。自民党は各企業に候補者を割り当て、有名な大企業が自民党に献金して、特定の候補者を応援する。これは「企業ぐるみ選挙」と呼ばれました。 例えば、『怪物商法』という本を糸山英太郎さん(起業家、元参院議員・元衆院議員)が出して、本の宣伝と称して選挙運動をや
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※クリックすると特集ページ(朝日新聞デジタル)に移ります。 男性の育休が注目されています。記者の私(39)も昨年、息子(1)の育児のため、5カ月の育休をとりました。ただ、それで育児が終わるわけではありません。今春から妻が働き始めることになり、私は育児をメインで担うため短時間勤務をとりました。育休中もいろんな悩みがありましたが、時短勤務にはまた別のしんどさを感じています。記者の体験を通じて、仕事と育児の両立のための男女の役割分担について考えます。(朝日新聞記者・玉置太郎) 夕方に退社する気まずさ 午後4時、私はできるだけ静かに、オフィスの卓上をかたづけ始めます。周りでは、同僚の記者たちが忙しそうに電話をかけたり、原稿を書いたりしています。 こんな時間に帰るのか――。自分の内なる声が聞こえ、同僚へのえも言えない後ろめたさが頭をもたげます。 それでも5時までに、息子を保育園へ迎えにいかなければな
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連休。なんと甘美な響きだろう。 ラジオの番組作りの仕事は面白いのだが、ネックは休みがとりづらいことかもしれない。先日のゴールデンウィークも、「最大10連休」なんてニュースで伝えながらまるで他人事だった。10日なんて贅沢は言わない。3日間でいいから続けて休んでみたい。 わずか3連休でも羨ましく感じるくらいだから、2000連休なんて桁が違いすぎて想像することすら難しい。著者は6年間にも及ぶ休み(正確には2190連休)を体験した。そこにあったのは巨大な空白だったという。これほどの空白を与えられると、いったい人はどうなってしまうのか。 一見、軽めのサブカルエッセイのようだが、とんでもない。本書は世にも奇妙な人体実験の記録である。理系ということもあってか(京都大学工学部卒)、著者の言葉はきわめて精確で、曖昧な表現にとどまることがない。そうした解像度の高い言葉で、自身に生じた微細な変化が記録されている
2015年、リビウでのKuromiya教授のドンバスに関する講演の続き(第3回:最終回)です 第1回はこちら 第2回はこちら ドンバスとウクライナの行方 ドンバスの行方は誰にもわからない。これに類した数多くの地政学的問題と同様に、ドンバス問題も、ウクライナやドンバスのことをまったく顧みない、あるいはほとんど顧みない大国の政治によって「解決」されるのかもしれない。いずれにせよ、ドンバスの悪夢を生んだのはモスクワの軍事介入である。ドンバスの数多くの人々は、この軍事衝突はまったく理解しがたく、不条理ですらあると証言している。それは、この紛争が外部から密かに仕組まれ、巧妙にカムフラージュされたものであるためである。 確かに、ドンバスは昔から反大都市の反抗の地であり、常に外部の権威に激しく抵抗してきた。ドンバスのモットー(第二次世界大戦中の地元の傭兵詩人パヴェル・ベスポシュチャドニイの詩からとられた
前回(ドンバスの謎1)からの続きです。前回は、こちらをどうぞ。 ヤヌコビッチ現象 独立したウクライナが自由に、少なくともソ連時代よりは自由になったことで、ドンバスはもはや自由の地である必要はなくなった。ドンバスは、いかに対立が絶えないとはいえ、新たな国の一地方に過ぎないのである。しかし、ウクライナの西部や中部とは異なり、ドンバスは高度に発達した産業の中心地であり、大きな国富を生み出している。ウクライナ最大の富豪であるレナト・アフメトフをはじめ、ウクライナの富豪の多くがドンバス出身であるのには、それなりの理由がある。 ドンバス地方は、一般人もオリガルヒも、ポスト・ソビエト時代の新たな政治的現実に適応している。時折、分離独立が叫ばれるとしても、ドンバスは全体として、独立したウクライナという見地から自分たちの将来を考えるようになった。ドンバスはロシアとの関係を拒んだわけでもなく、それには十分な理
ロシアがウクライナをレジームチェンジするか、それがダメなら当分足腰の立たない焦土にする(か、その両方)、というレベルの全面攻撃を始めてから100日以上経過して、おかげで本業の経済・市場関係も、趣味のロシア語関係も未曽有のめちゃくちゃになっていますが、ウクライナの人と話してると「100日とちゃうで」とよく言われます。 もちろん、起点は2014年のクリミア、ドンバスに遡る、という話なんですが、私はウクライナの知人もいますが、ここらへんのことに関してはロシア趣味から始まってるせいか知識もソ連、ロシア経由が強く、2014年当時は正直それほどピンときていなくて、相当ズレていたのではないか、という感があります。 趣味とはいえ、物事を知るのは重要ですし、今回のことでは本業でも(まったく違う世界として分けておきたかった私としては残念なことですが)ロシアやロシア語に関する知識が少なからず役立っていることも事
がん細胞が消えた...... 写真は、ヒト結腸がん細胞 NCI Center for Cancer Research/Urbain Weyemi, Christophe E. Redon, William M. Bonner <手術の必要もなく、薬の服用だけですべての患者が寛解に至った> アメリカで行われた小規模な臨床試験において、参加者全員のがんが消失する結果が確認された。研究に直接参加していないがん専門医も、「前代未聞」の効果だと述べ驚きをあらわにしている。 この臨床試験は、特定のタイプの直腸がんの患者を対象としたものだ。より多くの患者に適用するため現在も治験が続けられており、現在のところ18名に対して実施が完了している。治療薬のドスタリマブを従来よりも早い段階で投与したところ、これら18名において、投薬開始から6ヶ月後までに100%のケースで腫瘍が消失していることが確認された。 患者
https://www.nhk.jp/p/kokusaihoudou/ts/8M689W8RVX/blog/bl/pNjPgEOXyv/bp/pbeex6x83b/ ヨーロッパのシンクタンク、欧州外交評議会が15日に報告書を発表しました。 報告書は、先月中旬に行った10か国8000人の世論調査を基にしたものです。 "ウクライナの戦争をどう終わらせるか"をめぐって、できるだけ早期に戦闘を停止し交渉を始めるべきで、戦争終了のためにはウクライナ側が多少の譲歩をするのもやむを得ないとする「和平派」。 ロシアに侵略の代償を払わせ、ウクライナは国土を取り戻すべきで、戦闘の長期化や負傷者の増加もやむを得ないとする「正義派」。 この2つに分かれていると指摘しているのです。 「和平派」35%、「正義派」22%、でどちらとも言えないが20%、そのほかが23%となっています。 国別では、イタリアやドイツ、ルーマ
「設備の設計図と化学式をいただければ10万ドル(およそ1300万円)払います。あなたの経験と知識を求めているんです」 エンジニアに機密情報の漏えいをそそのかす2人の中国人。これはアメリカのFBI=連邦捜査局が実際のスパイ事件をもとに作成した動画のワンシーンだ。 まるで映画の世界だが、実は日本も無関係ではない。外国の“スパイ”などによって先端技術が狙われる事件がここ数年、相次いでいるのだ。 その舞台は工場でもオフィスでもなく、東京・新橋の飲み屋街。日本でいったい何が起きているのか、取材した。(経済安全保障 取材班) JR新橋駅前。 路地裏や高架下に至るまで飲食店がひしめき合っている。 官庁街やオフィス街からも程近く、仕事帰りのサラリーマンの「聖地」として知られるエリアだ。 この場所をきっかけに、大企業の通信設備に関する機密情報が流出する事件がおととし、発覚した。 通信大手・ソフトバンクの元社
欧米ではマスクを外した生活が普通になっているのに対し、日本ではいまだにマスク着用が続いている。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、政府はマスクを外しても構わないという場面を例示したが、マスクを着けている人が多い。なぜ日本人はこれほどマスクを着けたがるのか。そのルーツは何か。マスク史に詳しい住田朋久・慶応大大学院社会学研究科訪問研究員に尋ねた。【聞き手・宇田川恵/オピニオングループ】 元々はファッションアイテムだった ――マスクの起源はどこにあるのですか。 ◆近代のマスクの原形は1836年に英国で登場した。元々、呼吸器を患う人のために開発されたもので、鼻と口を布で覆い、布の中に格子状の金属が入った構造だった。患者が着用すると、温かく湿った空気を吸うことができたようだ。これが日本に輸入され、その後は国内でも製造された。1880年ごろまでには都市部で広がったという記録がある。 ――今のマスク
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