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2023年3月3日のブックマーク (8件)

  • こうして〈完璧な警察国家〉が西域に誕生した:『AI監獄ウイグル』池田純一書評

  • プーチンのおかげで誰もが気付いた、「核兵器はあったほうがいい」

    <平和を維持してきたNPT(核拡散防止条約)が、独立後に核武装と決別し、主権と領土の保全を保障されたはずのウクライナへのロシア軍侵攻により、有名無実になった。これから核武装を目指す国は増えるだろう> ロシアウクライナに対する軍事侵攻が世界に、そして人類の未来に及ぼす最も深刻な影響は何か。少なくともその1つは、核拡散防止条約(NPT)の存在意義を根から否定しかねないことだ。 2014年のソチ冬季五輪後にロシアが力ずくでウクライナ領の一部(クリミア半島など)を奪い取ったことで、核兵器の拡散を防いで世界を守るというNPTのロジックは覆された。 ウクライナにはかつて核兵器があったが、1994年のNPT加入に当たり、全てを手放した。そこへロシアが攻めてきた。これではまるで、NPTは弱小国を無力化し、核武装国の餌にするための条約に見えてしまう。 実際、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は昨年2

    プーチンのおかげで誰もが気付いた、「核兵器はあったほうがいい」
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/03/03
    “その1、核兵器はあったほうがいい その2、核兵器を手放すのはよくない。 その3、条約だの覚書だのを信じてはいけない。たとえ世界中の国が批准し、法的拘束力を持ち、全ての大国が支持していても、そんなものは無意
  • もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)

    の「サイレントテロ」 それでは、翻って日ではどうだろうか。日にもディオゲネスの子どもたちは存在するのだろうか。もちろん、いる。 たとえば、「サイレントテロ」という言葉がある。インターネットの片隅で息づいているこのミームもまた、テロというよりはむしろ一種のハンガーストライキを思わせる抜き差しならなさを内包している。「消費しない」、「子供をつくらない」、「働かない(働けない)」、「生きることをしない」、といった戒律の数々は上述の寝そべり主義を想起させるものだ。 しかし、それは何も集合的な運動と呼べるようなものに結実せず、むしろひたすら個人が孤独なまま一人ずつ、己の生存を縮小させていき、最後には後に何も残さず消滅していくプロセスに与えられた名であるようにも思える。 事実、サイレントテロは社会を動かすほどのムーブメントに発展することは遂になかった。もっとも、引きこもりや自殺の増加、悪化し続

    もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/03/03
    “生産を支えている労働の概念とはいちじるしく背反するような、あえて言えば純粋消費的・暴力的な反社会性の契機”
  • もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)

    深夜二時の「ゴブリンモード」 これらふたつの記事から見えてくるのは、「生産性」の論理に対する一種のハンガーストライキのような静かなる抵抗である。あるいは、二一世紀における「堕落論」? 翻って欧米に目を向けてみれば、二〇二二年、イギリスのOxford dictionaryが「今年の新語・流行語」であるWord of the year 2022に選出した単語が“goblin mode”(ゴブリンモード)であったというのは象徴的に見える。というのも、このゴブリンモードもまた、コロナ禍においてSNSを中心にして爆発的に流行した言葉で、その意味も「社会的規範に対する拒絶」を内包しているからだ。 端的に言うと、ゴブリンモードはある種の規範から逸脱したライフスタイルを指し示している。たとえば、ベッドで横になりながら、ポテトチップスの袋を片手に、SNSのタイムラインを延々とスクロールしながら一日を過ごす。

    もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/03/03
    “ゴブリンモードは、規範的な健康管理や「自分を向上させようとすること」の総体に対してツバを吐きかけてやる”
  • もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)

    寝そべり主義は、加速していく経済発展や苛烈な競争社会に対する「大いなる拒絶」として現れた。それは一種のストライキ運動であり、中国の体制イデオロギーに対する抵抗でもある。 寝そべり主義はインターネットを中心に広まっていったが、あるとき『躺平主义者宣言(寝そべり主義者宣言)』なるパンフレットが現れ、中国各地で印刷されてばら撒かれ始めたという。晦渋で衒学的なアジテーションに満ちているそのパンフレットは、次のようなパッセージで始まっている。 「目の前で起きていることにうんざりして、首を横に振りながら吐き気を催している若者たちは、もうすでに寝そべっているのだ。彼らは険しい生活に打ちのめされてしまったと言うよりも、ただ生命の能に従っているだけだと言った方がより正しいだろう。休息や睡眠、負傷、死に近い姿勢で、何もかもやり直したり、停滞させたりするのではなく、時間の秩序そのものを拒絶する状態に陥っている

    もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/03/03
    “突如として生産機械になることを拒否する人々が現れ始めたのだ。彼らが寝そべるだけで、それまで音ひとつ立てずに作動していた生産機械は停止し、社会なる工場を機能不全に追いやることが可能となる”
  • 死体は「脱ぎ捨てた洋服」、その後に残る深いもの 谷川俊太郎が向き合ってきた生と死:朝日新聞GLOBE+

    自分が死んで死体になったらそれはもう自分ではない、という感覚が僕にはありますね。 死体は有機物だから、日人の伝統的な感覚では、「土に還る」というのかな。脱ぎ捨てた洋服、抜け殻みたいなものという感じですね。 ただ、死んだ後には、魂のような何かが残ると思っています。 谷川俊太郎さん。昨年、デビューから70周年を迎えた=2022年12月、小暮哲夫撮影 「あ いるんだ」という詩を最近、書きました。亡くなった友人が、ふっと戻ってくる、現実感みたいなものを書いた詩です。 〈パソコンの中から/死んだ友人の/元気な声が聞こえてきた/あ いるんだ〉 〈見えなくても/聴こえなくても/触れなくても/すぐそばに〉 (詩から引用) それは、記憶や思い出よりも深いもののように思います。 だから、死は、瞬間的なものではなく、ずっと、生きることの中に後を引いているものじゃないかと思いますね。生から死へは、フェードイン、

    死体は「脱ぎ捨てた洋服」、その後に残る深いもの 谷川俊太郎が向き合ってきた生と死:朝日新聞GLOBE+
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    mmsuzuki 2023/03/03
  • NHK『ドキュメント72時間』は、なぜ愛される? 名作「どろんこパーク」の制作背景から探る | CINRA

    ある一つの場所、一つのシチュエーションに3日間密着するドキュメンタリー番組として長い人気を誇るNHKの『ドキュメント72時間』。毎年年末には年間ベスト10が発表される同番組だが、2022年の映えあるベスト1に輝いたのが「“どろんこパーク” 雨を走る子どもたち」だ。 NPOが川崎市から委託を受けて運営するプレーパーク「川崎市子ども夢パーク」への取材は、なんと3日間とも大雨の土砂降り。しかし番組内に登場する子どもたち(&大人)は、泥だらけになるのも気にせず外に元気よく飛び出し、ウォータースライダーから勢いよく泥の沼にダイブする。かれらのなかには、学校生活や社会に困難さを抱えて、いちどはドロップアウトした者も少なくないが、その生き生きと遊びまわる姿からは多くのことを発見できるはずだ。 神回と呼ぶにふさわしい「どろんこパーク」だが、ある場所や時間にカメラを向け、この時代や社会が人々にとってどのよう

    NHK『ドキュメント72時間』は、なぜ愛される? 名作「どろんこパーク」の制作背景から探る | CINRA
  • ウクライナ侵攻:ロシア国民の無関心と諦めが戦争を支える ウクライナ侵攻1年 | 毎日新聞

    ウクライナへの「特別軍事作戦」の開始から1年を迎え、「ウクライナの詩人の碑」に花を手向ける人たち=モスクワで2023年2月24日、大前仁撮影 ロシアウクライナ侵攻から1年。6万人以上のロシア側兵士が死亡したと伝えられているが、ロシア国民のプーチン政権と戦争への支持は高いままだ。国民の心は? どうすれば戦争をやめさせられるのか? ロシアの世論調査データに注目してきた浜由樹子静岡県立大准教授は、国民の無力感が戦争を支える構図がみえると指摘する。【聞き手・鈴木英生】 気で戦争支持のロシア人は少ない? ――ロシアの民間世論調査機関「レバダセンター」の昨年12月調査で、プーチン大統領の支持率は81%で、ウクライナ侵攻直後(3月)の83%と同レベルです。やはり、世論は戦争支持一色ですね。 ◆それは少し慎重に見る必要があります。確かに、開戦後一貫して、7~8割の人が政権と「特別軍事作戦」を支持して

    ウクライナ侵攻:ロシア国民の無関心と諦めが戦争を支える ウクライナ侵攻1年 | 毎日新聞
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    mmsuzuki 2023/03/03
    “ 民間世論調査機関「ロシアンフィールド」が公表した電話調査の拒否率は、約9割にのぼります。圧倒的多数の人が意思表示自体を嫌がっています。”