7歳のライアンは、ほぼ普通の小学1年生だ。電車や車が大好きで、ディズニーのキャラクターに笑い、レゴで大都市を丸ごと作り上げる。他の子との違いは、遊ぶときにはカメラが回っていること。動画はすぐにユーチューブにアップロードされ、1730万人のフォロワーに向けて配信される。フォロワーの大半は、自分と同じ小学生だ。 ライアンは、こうした短くてシンプルな動画により、ネット上で屈指の人気を誇るインフルエンサーの一人となった。主役のユーチューブチャンネル「Ryan Toysreview(ライアンのおもちゃレビュー)」は累計再生回数が260億回に達しつつある。 ライアンは動画を通じ、際限のないおもちゃで遊べるだけではなく、たゆまぬ収入源を得ている。フォーブスがまとめる「世界で最も稼ぐユーチューバー」ランキングでは今年、6月1日までの1年間で推定2200万ドル(約25億円)を稼いだライアンが首位に輝いた。
埼玉県秩父市が12月から実施予定だった姉妹都市の韓国・江陵(カンヌン)市との職員相互派遣について、秩父市役所に抗議が殺到したため、職員の安全確保や日本と韓国との国際情勢などに配慮し、中止を決めたことが27日分かった。 走る犯人、追う警官 近くの高2が警官に自転車貸すも…走って追い付き犯人確保 県警が表彰、高2の正体は 久喜邦康市長は12月定例市議会初日の同日、日本と韓国との国際情勢の変化などを鑑みて、職員の相互派遣を行うことが最善の策であるかどうか検討した結果、今月22日に江陵市長に職員相互派遣の休止を申し入れたことを明らかにした。「ただ、姉妹都市として35年続いてる友好関係を継続していく気持ちには変わりない」と語った。 秩父市によると、市は10月31日に江陵市と「姉妹都市間の職員相互派遣に関する協定書」を締結。職員研修の一環として、毎年1人ずつを6カ月間、職員を相互に派遣し、秩父市からは
この本の最も重要なポイントは民主的な政治システムを成立させている「精神論」の考察にある。 独裁者――もしくは独裁者的な気質をもつ指導者――が民主的な手続きを経て誕生する。彼らは異論を唱える政敵やメディアを公然と批判して二極化を促し、ライバルはすべて敵として扱い、「寛容」は悪しき慣習として排除し、毅然と決断するリーダーとして振る舞う――。ハーバード大で教鞭をとる筆者たちが、トランプ政権を念頭に民主主義の歴史を振り返る議論そのものは極めてオーソドックスで、これといった目新しさはない。 凡百の民主主義のジレンマ論と本書が一線を画すのは、民主主義を成立させている精神=規範に着目したところだ。精神論という言葉を聞いたとき、思わず冷ややかな反応をしてしまう人も多いのではないだろうか。データ分析の時代においてデータに現れず、明確な基準がないふわっとしたものだからだ。「古くさい」「気持ちで解決ですか」とい
恐ろしい本である。 『サピエンス全史』で人類が生まれてからこのかた、どのように「意識」を進化させたかを描き、今度は、これから人類が辿る道を予言している。例によって、ウィットとユーモアのある読みやすい文章でだ。 だから、もし中高生に2冊だけ、3年ずつかけて学ぶ教科書を挙げよと言われたら、私は躊躇なく『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』を推すだろう。 結論からすると、グローバルなネットワーク社会とAIと生物工学が結びついて、人間がますます判断をそちらに委ねるようになると、やがて人間の意味が消える。 ホモ・サピエンスはその役割を終え、消滅してデウス(神)になるという。神になるとは言い得て妙だが、遠慮なく言えば、生きたまま死んだような状態に移行するのだろう。思考を完全にクラウド上のAIに委ねることで。 著者は遠慮ない。「自動車が馬車に取って代わった時、私たちは馬をアップグレードしたりせず、引退させ
派遣労働者が同じ職場で働ける期間を最長3年とした改正労働者派遣法が9月30日で施行から3年。改正法には派遣労働者の正社員化を促す狙いがあったが、人件費が増す直接雇用の形で雇い続けることには慎重な企業が少なくないのが実情だ。長く同じ職場で働いてきた派遣社員が雇い止めとなる「派遣切り」も出始めている。 ⇒【画像】「3年で派遣切りに」「直接雇用なんて考えてない」…寄せられた相談例 改正法は、それまで派遣期間に制限がなかった秘書や通訳など26の専門業務を含め、派遣社員が同じ職場で働ける期間を一律3年とした。3年を経過した派遣社員については(1)派遣先企業に正社員化などの直接雇用を頼む(2)派遣会社が無期契約で雇う(3)別の派遣先を紹介する-ことなどを派遣会社に求めた。 ただ、派遣先の企業には直接雇用の義務はなく、3年たったら別の派遣社員に切り替えることも可能なため、正社員化は期待されたようには進ん
今月のマネーハック、テーマは「共働き」です。実は共働きのあり方を夫婦がしっかり考えることはマネープランの大きな改善につながります。前回も述べましたが、正社員で共働きすれば生涯賃金4億円以上も難しくありません。場合によっては夫婦で5億円以上を稼げることもあります。そのカギを握っているのは女性ではなく、むしろ男性です。男性の日常生活そのものが共働きを続けるポイントになります。 夫婦がともに働く社会になっているにもかかわらず、夫婦がともに家事育児をしていないのが現状です。これでは女性が年収をアップするチャンスに大きな制限がかかっていることになります。 内閣府男女共同参画局の2016年「社会生活基本調査」によれば、6歳未満の子どもを持つ共働き世帯の夫の家事育児関連時間(「介護・看護」「買い物」時間も含む)は週平均で1日1時間24分だったそうです。 これに対して、共働きをしている妻は6時間10分を家
自民党石破派の斎藤健農林水産相は14日、総裁選候補の石破茂元幹事長も出席して千葉市で開かれた石破陣営の会合で「安倍(晋三首相)応援団の一人に『石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と言われた」と語った。 斎藤氏は「石破派と分かって大臣にしたんだろう」と反論したという。 斎藤氏はこの人物が誰かは明かさず、「圧力とかそういうことで浮上しようという発想、空気がまん延している。これは打破したい」と強調した。
先日の台風21号で多くのユーザーが自身で撮影した動画をTwitterなどに投稿。それがテレビの報道番組にも取り上げられ、「またTwitterで見た動画」「自分たちで撮りに行けよ」「テレビはまとめサイトなの?」といった反応がSNSを騒がせた。「テレビ局の怠慢では?」という意見もある一方で、災害時にいち早く現地のリアルな情報を届けるのはテレビの役割であり、現地に記者を派遣するリスクも考えて「理にかなっている」という意見も。災害時、テレビがSNSを“頼る”ことの是非とは? 【画像】新聞ラテ欄で感動の“縦読み” 熊本地震1年「復興がんばるばい」 ■東日本大震災で認識、SNSが災害時における盤石なメディアへ 2011年3月11日、東日本大震災が発生。停電でテレビが見られず、電話回線もパンクする中、どこでどのような被害があるかなどの情報伝達が滞った。この時、真っ先にリアルタイムの情報が拡散されたのがT
政府と北海道電力が計画停電の検討に入ったのは、復旧のプランが綱渡りなためだ。 世耕弘成経産相は7日夕、「すべての道民に電気がしっかり行き渡るようにしたい」と発言。そのために「計画停電などあらゆる手段の準備を進めたい」と語った。 経産省などによると、企業活動で電力消費が増える週明けの10日以降、電力需給の余裕が1%を切る見通しになった場合に計画停電に踏み切る。 道内を60のグループに分割し、1回2時間、その地域の電気を止める。対象地域にいる人には前日夕方以降の複数回、携帯電話へのメールなどで知らせる。 約380万キロワットの需要のピークに対し、20万~40万キロワットの供給が不足する可能性があるためだ。1千万キロワット程度の供給が不足した東日本大震災後の計画停電と比べると規模は小さく、1回の停電の長さも半分だ。 それでも計画停電は「劇薬」。世耕経産相も「我々も発動したくはない」と付け加える。
時事通信の8月の世論調査で、映画の鑑賞頻度やDVDレンタル店の利用状況を聞いたところ、「インターネットの動画配信サービスを契約している」との回答が15.7%に上る一方で、「映画を見るためにレンタル店を全く利用していない」とする回答が60%を占めた。 調査は3~6日、西日本豪雨で被害を受けた広島県の一部を除く全国の18歳以上の男女1991人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は61.8%。 まず、映画館に行く頻度については「全く行かない」が47.9%(前回調査2009年は47.5%)、以下「年に1回以下」20.2%(18.9%)、「半年に1回程度」15.5%(16.2%)、「2~3カ月に1回程度」9.0%(11.5%)などで、この9年間でさほど変化はなかった。 今回初めての設問として、映画を見るためにDVDレンタル店を利用する頻度を聞くと、「全く利用していない」が最多の60.0%だった。以
芸能事務所「タイタン」の太田光代社長が、8日発売の「週刊新潮」が報じた所属タレントの爆笑問題・太田光(53)に関する「日大芸術学部裏口入学」報道について、本紙に“怒りの猛反論”を行った。光代社長は「まったくあり得ない」と報道を全否定。「訴訟の準備をしています」と法的手段に出る覚悟も明かした。当の太田も8日午前1時から放送された自らのラジオ番組で強く否定。東京医科大の裏口入学や女子受験生の減点問題が波紋を広げる中、芸能界にも騒動が飛び火した形だ。 【写真】“怒りの猛反論”をした「タイタン」の太田光代社長 同誌は、日大関係者の証言として、太田が日本大学芸術学部に裏口入学したと報じている。他界した父親・三郎さんが当時、裏口入学ネットワークの元締を頼り、息子の太田を合格させたのだという。太田は試験前日ぐらいのタイミングでホテルに缶詰めにされ、現役教員から本番と同じ問題を基にした面接指導などの対策を
「『ダムは安全』と言い続けた責任がある。逃げ出すことはできない」。肱川(ひじかわ)の氾濫で5人が犠牲になった愛媛県西予市野村町地区。上流の野村ダムの着工当時、合併前の旧野村町町長だった池田忠幸さん(91)は浸水した自宅に1人残り、2階で暮らし続けている。建設を進めた町長としての責任を背負い、「住民から疑問の声があればありったけの力を振り絞って答える」との思いで、避難所には行かず自宅にとどまる。 【西日本豪雨から1カ月 消防団が犠牲になった場所で……】 7月7日朝、満水に近づいた野村ダムは緊急的に流入量とほぼ同量を放流する「異常洪水時防災操作」を実施。一時、過去最大の毎秒1797立方メートルを放流し、地区中心部が浸水した。住民から「人災では」との声も上がり、国土交通省の野村ダム管理所と市が9日夜、住民説明会を開く。 肱川はもともと「暴れ川」だった。戦前から戦後間もなくの間に洪水が相次ぎ、住民
極限状況の3週間を、拘置所でどう過ごしたか。麻原執行後、豊田亨死刑囚と面会を重ねた伊東乾氏が寄稿した。 【写真特集】死刑囚12人の写真はこちら * * * 7月26日、先週の約束通り小菅の東京拘置所に向かった。特別交通許可者として日常的に接見するオウム事件の死刑確定者、豊田亨君と面会するためだ。書類を窓口に提出すると程なく年配の刑務官から「面会は出来ません」と告げられた。私が待合室にいる間に、彼を含む6人のオウム事犯の死刑が執行された。 大学1年で知り合い東京大学理学部物理学科、同大学院で共に学んだ親友が突然行方知れずになったのは1992年3月。次に彼が私達の前に現れたときは地下鉄サリン事件の実行犯となっていた。 ■筆記具を取り上げられ だが、弁護士から連絡があり私が接見するようになった99年時点では、自らの罪を認識し、完全に正気に戻っていた。教祖の過ちを認め、深く悔いていたのだ。最高裁で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く