給与の高い会社、低い会社を分ける「4つの要素」 結局、経営者の腕なのか?:ダメ経営者は分かっていない(1/4 ページ) 結局、給与は何によって決まるのか 世の中には給与が高い企業と低い企業があります。例えば、給与が高い企業として紹介されることが多いM&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2000万円を超える一方で、平均年収200万円台の上場企業も存在します。 誰しも給与が高い企業に入りたいところですが、その違いはどこから生じているのでしょうか? 「経営者の腕次第」「労組の強さに比例する」など、さまざまな言説がありますが、本当でしょうか? 解説します。 要素(1)経営者が効率性賃金論者か 最大の要素はやや精神論めきますが、経営者が「効率性賃金説」を信じているかどうかです。効率性賃金説とは、従業員に高い賃金を払うことは企業にとって効率的であり、高い買い物にはならないという、労働経済学の用語です