今日8月9日は「鍼灸(はり・きゅう)の日」だそうです。 前のブログ記事「梅酵素ジュースとコカ・コーラ~食の安全について」には、同業である鍼灸師の皆様から様々なご意見を頂きました。「好転反応」という言葉を使うべきでないという意見については、「現実にある現象であり説明に不可欠」というご意見もいただきました。 今日は1冊の本の紹介を通じて、私が鍼灸師は好転反応という言葉を使うべきではないと考える理由を改めてご説明します。紹介する本は『がんと一緒にゆっくりと―あらゆる療法をさまよって』。著者は2006年に亡くなった元NHKアナウンサーの絵門ゆう子さんです。 この本には、癌と診断された絵門さんが様々な民間療法をさまよった経緯が記されています。悪質な業者や施術者に大金を奪われ、最後には放り出されてしまう様子を読むと胸が苦しくなりました。 詳しくはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、一連の経緯をご紹介