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ブックマーク / blog.livedoor.jp/xcrex (14)

  • STAP細胞‐笹井博士の自殺:科学ニュースの森

    2014年08月11日 STAP細胞‐笹井博士の自殺 背景: 今年1月、幹細胞の世界で革新的な研究論文が発表されたが、それらの論文には多くの問題点が見つかった。この問題に関わった理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター(RIKEN CDB)やその副センター長であり責任著者の1人である笹井芳樹博士は多くの批判に晒されることになった。そして8月5日、問題の収束も見えぬ中、笹井博士は自らの命を断ってしまった。 要約: 世界中の研究者は、幹細胞研究における最も輝かしい星の1つを失ったことを受け止められずにいる。8月5日、幹細胞分野に刺激と厳しさをもたらした理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター(RIKEN CDB)の笹井芳樹博士が52歳で亡くなった。自殺を図った原因は明確にされていないが、今年1月にNatureで発表された2の幹細胞論文に関するスキャンダルが彼のキャリアを傷つけていたの

    STAP細胞‐笹井博士の自殺:科学ニュースの森
    mobanama
    mobanama 2014/08/11
    "彼がCoffey博士の研究室にいた時代、いつも夜には早く家へ帰り家族と過ごし、子供の入浴や就寝を済ませた後、ラボに戻って遅くまで研究をしていたという"
  • 小記事:臭素‐28番目の必須元素:科学ニュースの森

    2014年06月07日 小記事:臭素‐28番目の必須元素 ヒトの生存に必要不可欠な元素として、これまで27種が知られていた。この度ヴァンダービルト大学のBilly Hudson博士らによって、臭素(Br)が28番目の必須元素として特定された。この発見によって、透析や高カロリー輸液などの治療を受けている患者に臭素のサプリメントを加えることで、患者の健康増進に役立つようになるだろう。 Hudson博士によると、今回の発見に至る道のりは30年前から始まっていたという。腎臓疾患の研究をしていく中で、コラーゲン4が細胞の骨格となるためには、スルフィルイミン結合(S=N)が重要な働きをしていることが発見されていた。スルフィルイミン結合の形成にはペロキシダシンと呼ばれるタンパク質が機能するのだが、ペロキシダシンの過剰な活性がコラーゲン4の沈着を誘発し、結果的にグッドパスチャー症候群といった腎臓疾患の原因

    小記事:臭素‐28番目の必須元素:科学ニュースの森
    mobanama
    mobanama 2014/06/19
    "イオン化した臭素が、ペロキシダシンがスルフィルイミン結合を形成するための補酵素として機能していることが分かった"
  • チェルノブイリの鳥は低レベル放射線に適応していることが判明:科学ニュースの森

    2014年04月26日 チェルノブイリの鳥は低レベル放射線に適応していることが判明 背景: 生物は環境に適応・進化していくことで生息地を広げていく。ウクライナのチェルノブイリは、28年前の原子力発電所事故によってヒトがほとんど住まない土地となった。しかし野生生物は一見変わることなくその地に生息している。これらの生物は、どのように放射線に対抗しているのだろうか。 要約: 28年前、旧ソ連・現ウクライナのチェルノブイリにおいて歴史上最大の放射性事故が起こり、ほとんどの人々はその地から離れた。そして放射性物質が消えるまでは死の土地になると予測されたが、実際には現在は自然の楽園として多くの動植物が生息している。また科学者にとっては、低レベル放射線の動物への影響を研究するための大きな実験場となっている。 放射線は大きなエネルギーを持っているため生物にとっては害となる。放射線を浴びた細胞は、活性酸素に

    チェルノブイリの鳥は低レベル放射線に適応していることが判明:科学ニュースの森
    mobanama
    mobanama 2014/04/28
    適応っツーか応答なんじゃないの?//適応応答(adaptive response)の意味のadaptationなのかな。//論文、線量が陽に扱われていないので何が何やら。著者がMoller、Mousseauなのでこれ以上調べる気もしないし。
  • ヒトの優れた投擲能力の秘密:科学ニュースの森

    2013年06月29日 ヒトの優れた投擲能力の秘密 背景: ヒトは単純な身体能力では他の多くの哺乳類に到底及ばないため、知能を発達させるために身体能力を犠牲にしたと言われるが、それでも他の動物に負けることのない特徴も持つ。その1つとして投擲能力が上げられ、かつては狩りに大いに役立ったと考えられている。 要約: 野球選手は毎時160キロメートル(160km/h)ものスピードの球を、十数メートル先から数十センチメートル四方のストライクゾーンまで正確に投げることができる。これほど早く正確な投擲能力は狩りにとても役立ったはずであり、ヒトの進化に重要な役割を果たしてきたと考えられている。 ジョージワシントン大学のNeil Roach博士によると、200万年前のヒトの祖先は物を投げる能力を得たことによって、大きな獲物でも狩ることができるようになっただろうという。エネルギー価の高い肉や脂質を大量に摂るこ

    mobanama
    mobanama 2014/01/27
    「投げるサル」が新たに加わりましたか。"これらの解剖学的特徴ry全てが揃うのには200万年前に現れたホモ・エレクトス"
  • カラスの知能と平行進化:科学ニュースの森

    2013年12月07日 カラスの知能と平行進化 背景: 霊長類は動物の中でも特に高い知能を持つと言われているが、それ以外にもイルカやカラスなど高い知能を持つと見られる動物は存在する。特にカラスは哺乳類ですらないため、哺乳類の知能とは全く違った進化の過程をたどった可能性もある。 要約: カラスの知能が高いことは多くの人々に信じられており、行動生物学者は「翼を持つ霊長類」と呼ぶこともある。カラスは道具を作成・利用することができ、餌場となる多くの場所を覚えることができ、またグループに属する他の個体によって社会的な行動も選択する。鳥類の脳は哺乳類のそれとは基的に異なる構造を持つため、これほど高い知能を示すという事実は驚くべきことであろう。 この度ドイツはテュービンゲン大学のLena Veit博士らによって、カラスの知能を測り、その時の脳の活動が観察され、哺乳類の知能との平行進化の一端が示された。

    カラスの知能と平行進化:科学ニュースの森
    mobanama
    mobanama 2013/12/08
    "カラスと霊長類は異なる脳を持っているが、意思決定を制御する脳細胞はとてもよく似ている。このことは、ry、進化の過程で再登場した特徴であるとみなすことができ、平行進化の一例”
  • 撤回された論文‐遺伝子組み換え作物の害:科学ニュースの森

    2013年12月02日 撤回された論文‐遺伝子組み換え作物の害 背景: 地球上に人間は増え続けているが、それを支える資源は有限であるため、科学技術の発達によって資源の有効利用を実現している。遺伝子組み換え物もその1つであり、効率的な生産が可能になり多くの人々を支えているが、人体や環境への害については判明していないことも多い。 要約: 2012年、フランスはカーン大学のGilles-Eric Séralini博士率いる研究チームによって、遺伝子組み換え作物に関する衝撃的な研究結果が明らかにされた。その研究結果は、遺伝子組み換え物を日常的に摂取するラットは癌にかかりやすいというもので、ラットに発生した巨大な腫瘍の写真とともにFood and Chemical Toxicology(品・化学毒物学)誌上で発表された。 しかしその研究結果には科学界から大きな疑問の声が寄せられ、多くの研究者に

    撤回された論文‐遺伝子組み換え作物の害:科学ニュースの森
    mobanama
    mobanama 2013/12/03
    "捏造や不当表示の証拠はみつからないが、元々癌にかかりやすい種類や少ない個体数を対象に行われた動物実験では、決定的な結論へと導くことはできないとして、論文が撤回"
  • 睡眠による脳の掃除:科学ニュースの森

    2013年10月19日 睡眠による脳の掃除 背景: 睡眠は多くの動物にとって必要不可欠であるが、睡眠中は無防備となってしまうため大きな危険が伴う。なぜそれほどの危険を冒しながら、動物は睡眠をとらなければならないのだろうか。 要約: 動物はなぜ睡眠をとるのだろうか。何世紀もの間科学者や哲学者によって議論されていたが、最近になってやっと、記憶の蓄積という機能が科学的に示され始めていた。この度、ロチェスター大学のMaiken Nedergaard博士らによって、睡眠中は脳細胞間のスペースが広くなり、起きているときに蓄積した毒性物質を流している可能性が判明した。 この発見は偶然に行われたものであったが、Nedergaard博士によると、睡眠は脳の構造を完全に異なる状態へと変化させているという。それによってグリンファティック系と呼ばれる、脳脊髄液をコントロールすることで脳や脊髄の周りの体液から老廃物

    mobanama
    mobanama 2013/10/24
    "睡眠中は脳細胞間のスペースが広くなり、起きているときに蓄積した毒性物質を流している可能性""グリンファティック系と呼ばれる、脳脊髄液をコントロールすることでry老廃物を除去する機能を、効率化"
  • 四重鎖DNAの発見:科学ニュースの森

    2013年01月22日 四重鎖DNAの発見 背景: 生物学を勉強すると、DNAの基的な構造として必ず二重螺旋構造を習う。しかしDNAには他にもいくつかの形態が存在し、時と場合に応じてその構造を変化させている。 要約: 生物学においてDNAの二重螺旋以上に象徴的な構造は存在しない。しかし実験室内では、グアニン(G)を多く含んだDNAを使うことで、四角形に 近い構造を簡単に作成することができる。この四重鎖構造は、グアニンを多く含んだDNA鎖上の4つのグアニンが、お互いに水素結合で引きつけあうことで形成される。そしてこの構造は、生物の細胞内でも見られるはずだと考えられていた。 この度、イギリスはケンブリッジ大学のShankar Balasubramanian博士率いる研究チームによって、DNAの四重鎖構造がヒトの細胞内で存在するという強力な証拠や、その構造が重要な生物学的機能を持っている可能性

    mobanama
    mobanama 2013/01/22
    "テロメアへと結合したのは4分の1ほどで、それ以外は染色体上の様々な場所へと結合した"へー。それは興味深い。
  • 小記事:衛生仮説は正しいか:科学ニュースの森

    2012年10月04日 小記事:衛生仮説は正しいか 現代人は昔の人々に比べてアレルギーや免疫疾患にかかりやすいことが知られている。その原因として、生活環境の過度の減菌によって、発達段階にある子供が十分な量の病原菌に触れなくなったことで、免疫系の発達が妨げられているという衛生仮説が唱えられている。 そこでこの度、家庭衛生に関する国際科学フォーラム(International Scientific Forum on Home Hygiene)のレポートで、衛生仮説が唱えられてから20年以上の様々な研究の精査から、免疫疾患の増加は過度の減菌が原因ではなく、触れる微生物の種類が変わってしまったことで起こっていると結論付けられた。 かつて感染症は人類の脅威であったが、殺菌方法の発達や抗生物質の発見により、微生物の組成は大きく変わった。しかし綺麗にみえる都市部であっても、実際には細菌、ウイルス、カビな

    mobanama
    mobanama 2012/10/05
    "衛生仮説が唱えられてから20年以上の様々な研究の精査から、免疫疾患の増加は過度の減菌が原因ではなく、触れる微生物の種類が変わってしまったことで起こっていると結論"
  • 進化をしないことで5億年間生き延びた生物:科学ニュースの森

    2012年09月11日 進化をしないことで5億年間生き延びた生物 背景: 地球上の生物は進化を繰り返すことで複雑な生態系を形成し、ヒトのように高度な知能を持つ生物も生み出した。しかし生物によっては長い間進化をしないで生き延びるものや、一部だけ進化しすぎることで絶滅が早まってしまうものも存在する。 要約: 進化は変異と淘汰を繰り返すことで起こるため、より環境に適応した形態をとる。しかし何十万年、何百万年という時間の中で、環境は刻々と変化しているため必ずしも長く生き延びられるわけではないようだ。 この度、ニューヨーク州立大学バッファロー校のCharles Michell博士らによって、現在海底に生息する半索動物の一種である翼鰓綱エラナシフサカツギ属は、その構造などから3億5000万年前に絶滅したフデイシの祖先であるという研究結果が発表された。 エラナシフサカツギ属についてはよく知られており、海

  • ウイルスは生物か否か:科学ニュースの森

    2012年09月18日 ウイルスは生物か否か 背景: 現在の生物の定義では自己増殖が可能であるとされているため、生物の細胞へ感染しそのDNAを利用して複製を行うウイルスは含まれないことが多い。しかしミミウイルスをはじめとする巨大ウイルスの発見によって、既存のウイルス観が見直されつつある。 要約: この度、イリノイ大学のGustavo Caetano-Anolles博士らによって、巨大ウイルスのタンパク質構造の研究から、ウイルスは真核生物、細菌、古細菌に次ぐ生物の第4のドメインだと区分されるべきなのではないかという説が発表された。 生物の祖先やお互いの関係を調べるには、その形態やDNAを比べるなどの方法がある。DNAは先祖から受け継がれてきたものであるため、解析が容易になってきた近年はよく利用されている。しかし、DNAは不安定で世代を経るごとに大きく変わってしまうという問題もはらんでいるため

  • 遺伝子泥棒ラフレシア:科学ニュースの森

    2012年06月09日 遺伝子泥棒ラフレシア 背景: 生物の遺伝子は常に変化しており進化へと繋がっている。その変化には様々な方法があり、繁殖時や環境による遺伝子の変異もあれば、他の生物から遺伝子の一部を取り込むようなものまである。 要約: 遺伝子は通常親から子へ受け継がれそれを遺伝子の垂直伝播といい、他の種や個体同士で遺伝子をやり取りする場合は水平伝播という。細菌などの微生物には水平伝播が頻繁に起こり、抗生物質への耐性遺伝子などを集団全体へと広げることができる。近年の研究によって、植物も遺伝子の水平伝播を行なう種が存在することが知られ、特に物理的に接触している寄生植物とその宿主に起こることが多い。 ラフレシアはブドウ科の植物に寄生する寄生植物であり、最も大きな花を咲かせるラフレシア・アーノルディ(Rafflesia arnoldii)がよく知られている。この度ハーバード大学のCharles

    mobanama
    mobanama 2012/06/14
    "植物も遺伝子の水平伝播を行なう種が存在することが知られ、特に物理的に接触している寄生植物とその宿主に起こることが多い"へー。
  • 絶滅へと繋がる遺伝子変異のメルトダウン:科学ニュースの森

    2012年04月22日 絶滅へと繋がる遺伝子変異のメルトダウン 背景: 遺伝子の変異というのはどんな生物にでも起こり得ることであり、変異がよい方へ働くと種の進化が促進されるが、悪い方へ働くとその個体は癌などの様々な疾患を発症してしまう。 要約: この度カナダにあるトロント大学の研究チームによって、悪影響を及ぼす遺伝子の変異を持った個体の子孫には、その変異とは関係のない部分の遺伝子の変異が起こりやすいことが、ショウジョウバエを利用した研究で分かった。これは世代を経るごとに高まっていき、種の絶滅危機へと繋がっていく可能性がある。 ショウジョウバエは、遺伝子の解析が哺乳類のそれと違って容易に行え、安価で世代交代も早いため、遺伝的な研究のモデル生物として利用されている。 博士課程学生で論文の筆頭著者であるNathaniel Sharpによると、遺伝子の変異は癌を含む様々な疾患と深くかかわっており、

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    mobanama 2012/04/22
    "ショウジョウバエの3番染色体に有害な変異を起こさせ、その後46世代の間その変異が2番染色体にどのような影響を及ぼすのか を観察した"元の変異の内容が無いことには無意味だよな。暇があったら見てみる。
  • 言語は本当にアフリカで発生したのか:科学ニュースの森

    2012年02月16日 言語は当にアフリカで発生したのか 背景: ヒトはアフリカで発生し、世界中に広がっていったと考えられている。では言語はどこで発生したのだろうか、もしくは世界中で別々に発生したものだったのだろうか。 言語学者を中心に長い間論争が続いている。 要約: ヒトの言語はどこで発生したのだろうか。ニュージーランドにあるオークランド大学のAtkinson博士が昨年発表した説によると、それはアフリ カ南西部であるとされた。この論文はサイエンス誌上で発表され大きな反響を呼んだが、この度ロヨラ大学の言語学者であるMichael Cysouw博士によって異議が唱えられた。 Atkinson博士は世界中に散らばる500の言語から、音の最も基的な要素である音素の多様性を解析することで、言語の発生場所を特定した。ヒトの遺伝子は、ヒトが発生したと考えられる地点から、離れれば離れるほど多様性が小

    mobanama
    mobanama 2012/02/18
    しかし素人だけど音素の多様性と反論の「言語の他の要素」って等価な要素なんだろうか。
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