STAP細胞‐笹井博士の自殺:科学ニュースの森

2014年08月11日 STAP細胞‐笹井博士の自殺 背景： 今年1月、幹細胞の世界で革新的な研究論文が発表されたが、それらの論文には多くの問題点が見つかった。この問題に関わった理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター（RIKEN CDB）やその副センター長であり責任著者の1人である笹井芳樹博士は多くの批判に晒されることになった。そして8月5日、問題の収束も見えぬ中、笹井博士は自らの命を断ってしまった。 要約： 世界中の研究者は、幹細胞研究における最も輝かしい星の1つを失ったことを受け止められずにいる。8月5日、幹細胞分野に刺激と厳しさをもたらした理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター（RIKEN CDB）の笹井芳樹博士が52歳で亡くなった。自殺を図った原因は明確にされていないが、今年1月にNatureで発表された2本の幹細胞論文に関するスキャンダルが彼のキャリアを傷つけていたの

[augsUK]

笹井氏の四面楚歌の決定打は四月の本人記者会見じゃないのかなあ。捏造が明らかな中で「有力な仮説」「STAPはreal phenomenon」って言い切った以上、会見を知ってる研究者は一気に引いた。

[estragon]

惜しい人を亡くしたのは事実だと思うけど、単なる誤謬や行き過ぎたデータの誇張くらいであれば、そもそもこうはなっておらず、少なくとも研究者コミュニティから四面楚歌状態にはなってなかったと思う。

[urashimasan]

やらかした側のNatureが、笹井氏の死を利用して理研改革委員会が不当な結論を出したかのような印象操作をしている。事件の経過を追いかけていない人なら騙されるだろうね。

[simabuta]

ここまで追い込まれることはなかったし、そんな無駄な時間を過ごす必要もなかった、と今は思う。今の日本で注目されるってことは諸刃の剣。

[material2011]

幹細胞研究における天才博士も、不誠実な会見と内容、疑義があった際の画像のこっそり差し替え指示、検証結果報告日の当日の朝の自殺って流れで負けてしまったと思う。過去の栄光は誰かが発展させてくれる。

[ck_wk]

「日本で誰もが中高のたった6年間で勉強するような基礎的な科学も、何百・何千年も失敗や訂正を繰り返しながら少しずつ積み重ねられてきたものだということを思い出してほしいと思います。」

[blueboy]

「このような圧力はとても重いものであり、委員会は公平ではなかった」→　はてブ民もそうだよね。これらの人々がいかに狂気的に騒いでいたかは、これを見るとわかる。 → http://j.mp/1uFNGD2　（イラク人質事件との類似）

[Day-Bee-Toe]

Nature 記事（査読論文に非ず）の全訳。自分たちも美味しい話に飛びついて騙された側である同誌が「日本の」科学者たちを切断操作して責任逃れしようとするの図。

[SigProcRandWalk]

近しい人たちと世間一般の人たちでは見方が違ってたという話。将来の研究案が居たたまれない。「ああ、これで何歩か何十歩か、一つのゴールが遠のいてしまうのだろう」とは思う。

[ranitor]

どんなに実績があって頭が良くても、彼は別に誰かのために戦って死んでしまったのではない。自分の生命を捨てるような人間に人を救うようなものを作れたとは到底思えない。

[hatayasan]

「 彼は独立した確認を常に求めている1人であったという。笹井博士は、STAP細胞といった自身の専門分野とは外れた場所で、このような精神を置き忘れてしまったのではないか。」

[tatsujik]

見方の多様性という意味で、すごくためになる科学ブログだと思う。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[youichirou]

やはり小保方=サンの疫病神っぷりはすごい

[kazoo_oo]

ただただ惜しい。

[mobanama]

"彼がCoffey博士の研究室にいた時代、いつも夜には早く家へ帰り家族と過ごし、子供の入浴や就寝を済ませた後、ラボに戻って遅くまで研究をしていたという"

[kanimaster]

妻子がいるのか。