「2016年に関しては、いくつかの音楽イベントを諦めざるを得ない状況です。様々なホールに確認しましたが、どこも一杯。なんでこんなに閉館が集中するんですかね…。規模の大小問わず、閉館が相次いでいます」。都内イベント企画会社の幹部は、こう言ってため息をついた。 首都圏のイベント会場が2016年に相次いで閉館・休館する。改修や建て替えのためだ。会場不足がピークとなることで音楽・演劇関係者は悲鳴を上げ、「劇場・ホール2016年問題」と呼ばれている。 主だった閉館・休館施設をまずは列挙してみよう(収容人数順。休館期間は予定を含む)。 さいたまスーパーアリーナ(3万7000人)=2016年2月~5月 横浜アリーナ(1万7000人)=2016年1月~6月 渋谷公会堂(2084人)=2015年10月~2018年度 日比谷公会堂(2074人)=2016年4月~2020年以降 五反田ゆうぽうと(1803人)=