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ブックマーク / nazology.net (36)

  • 反科学の人たちは自分の知識に高い自信を持つが、実際テストすると最低レベルだった - ナゾロジー

    「科学者や医者たちの総意」を強く拒む人はいるものです。 最近では、新型コロナウイルスのワクチン接種について、世界中でそのような人たちが持論を述べてきました。 ところが、アメリカ・ポートランド州立大学(Portland State University)マーケティング学部に所属するニコラス・ライト氏ら研究チームは、それら科学に反対する人々は、自分の知識や能力を過大評価していると発表。 反科学の人たちは自分の知識が最高ランクだと信じているにも関わらず、テストを行うと、実際の知識は最低ランクだと明らかになったのです。 研究の詳細は、2022年7月20日付の科学誌『Science Advances』に掲載されました。 Science opponents believe their knowledge ranks among the highest, but it is actually among

    反科学の人たちは自分の知識に高い自信を持つが、実際テストすると最低レベルだった - ナゾロジー
  • ウガンダの熱帯林に「井戸掘り」を伝えた革命的なチンパンジーがいた! - ナゾロジー

    人類は、地下に隠された水資源を汲み上げる方法として「井戸」を発明しましたが、私たち以外にも井戸掘りができる動物は存在します。 英セント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)を中心とする国際研究チームはこのほど、東アフリカの熱帯雨林に生息するケナガチンパンジー(Pan troglodytes schweinfurthii)のコロニーにおいて、井戸掘りが習慣化されていることを発見しました。 乾燥地帯に住むチンパンジーでは過去に報告例がありますが、降水量の多い熱帯雨林での井戸掘りは世界で初めてとのこと。 また、この革命的な井戸掘り技術は、数年前に同コロニーに移住してきた1匹のメスによりもたらされたようです。 研究の詳細は、2022年6月6日付で科学雑誌『Primates』に掲載されています。 Forest-Living East African Chimpanze

    ウガンダの熱帯林に「井戸掘り」を伝えた革命的なチンパンジーがいた! - ナゾロジー
  • 転がるとき”全ての表面が地面に接する”不思議な幾何学立体「オロイド」 - ナゾロジー

    尖っているのにスムーズに転がる物体「オロイド」幾何学物体「オロイド」 / Credit:Matter Collection(Kickstarter)_The Mega Oloid: Geometric perfection into a colossal artwork(2022)オロイドとは、ドイツの彫刻家または数学者だったパウル・シャッツ氏によって、1929年に発見された幾何学的な物体です。 通常の生活ではめったに見かけない不思議な形をしていますが、構造自体は非常にシンプルです。 オロイド構造は、同じ大きさの円盤2つで成り立っています。 オロイド構造。2つの円が直交している / Credit:Thinkingarena(Wikipedia)_Oloid半径が等しい2つの円盤が直交しており、それぞれの円の中心がもう一方の円の外周と重なるよう設計されているのです。 あとは円盤のふちから円盤

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  • 「発泡スチロール」を食べて消化できるスーパーワームを発見! - ナゾロジー

    プラスチックの大量リサイクルの鍵を握るのは、ワームかもしれません。 このほど、豪クイーンズランド大学(University of Queensland)の研究により、「ゾフォバス・モリオ(Zophobas morio)」というゴミムシダマシ科のワーム(幼虫)に、発泡スチロールをべて消化できる能力が発見されました。 また、消化能力の秘密は、ワームの中の腸内細菌が作り出す「酵素」にあるとのこと。 この酵素を人工的に生産できれば、廃棄プラスチックの大量リサイクルも夢ではないでしょう。 研究の詳細は、2022年6月9日付で科学雑誌『Microbial Genomics』に掲載されています。 ※この記事では実際のワームの画像は最後のページで紹介します。虫が苦手な方の閲覧は2ページ目までにしましょう。 Styrofoam-munching superworms could hold key to p

    「発泡スチロール」を食べて消化できるスーパーワームを発見! - ナゾロジー
    mobile_neko
    mobile_neko 2022/06/13
    実用化の際は酵素を使うのを目指しているのね
  • 私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー

    私たちの目は常に膨大な量の視覚情報にさらされています。 脳にとって、これは容易な状況ではありません。 何百万もの色や形、光の加減や視点の変化により、視覚の世界は絶えず移り変わっているのですから。(走りながら撮ったカメラの映像を見てください) にもかかわらず、私たちはブレやノイズのない安定した世界を見ることができます。 これは何世紀にもわたって研究者たちを悩ませてきた視覚科学の問題でした。 そしてこのほど、カリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley・米)の研究で、視覚の安定性を説明する新たなメカニズムが発見されました。 それによると、私たちの脳は、過去15秒間に見たものを統合・平滑化して、整った一つの印象にまとめ上げているとのこと。 一体どういうことでしょうか。 研究の詳細は、2022年1月12日付で科学雑誌『Science Adv

    私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー
  • がん細胞を強制的に「眠らせる」薬剤を発見!  - ナゾロジー

    がん細胞を強制的に眠らせることができるようです。 米国マウントサイナイ医科大学(ISMMS)の研究で、活発に増殖する危険ながん細胞を強制的に休眠状態にする薬剤が発見されました。 がん細胞の厄介な能力として、休眠状態に入ることで治療薬からの攻撃をやり過ごす能力があります。 しかし研究チームは、むしろ積極的に休眠状態を誘発し、がん細胞を生涯にわたって「眠らせたまま」にすれば、結果的にがんで死ぬことがなくなる、と考えました。 また、新たに発見された薬剤「C26」を投与したマウスでは、がん細胞が深い休眠状態に移行し、増殖と転移が完全に封殺されたことが確認されました。 がん細胞を殺すのではなく、患者が老衰や他の原因で死亡するまで「眠らせる」という共存戦略は、がん治療の将来におけるスタンダードとなるかもしれません。 研究内容の詳細は、2021年11月23日付で科学雑誌『Journal of Exper

    がん細胞を強制的に「眠らせる」薬剤を発見!  - ナゾロジー
    mobile_neko
    mobile_neko 2022/02/16
    面白いなあ、実用化されたら治療?できる癌も増えるんだろうなあ。素人目には直感的には副作用も少なそうに思えるから期待しちゃう
  • アイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明(神戸大学) - ナゾロジー

    筋肉痛や肉離れの対処として、よくアイシングが用いられます。 しかし、誰もが納得のこの方法、実は間違いだったかもしれません。 神戸大学、千葉工業大学の最新研究により、筋損傷に対するアイシングは、筋組織の再生を遅らせることが判明したのです。 研究は、5月7日付けで『Journal of Applied Physiology』に掲載されています。

    アイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明(神戸大学) - ナゾロジー
  • 「ネコホイホイ現象」はネコの錯覚によっても起きる! 市民の協力で解明 - ナゾロジー

    ネコを飼い主なら、彼らが狭い箱や隙間を好む妙な習性があるのをご存知でしょう。 ところが、さらに奇妙なことに、ネコは床に描かれただけの四角い枠でも座り込むというのです。 今回、ニューヨーク市立大学の科学的な実験により、ネコは錯覚を認識でき、二次元の四角形でも好んで居座ることが示されました。 研究は、4月30日付けで『Applied Animal Behaviour Science』に掲載されています。 Groundbreaking Cat Science Shows They Love to Sit in Illusory Boxes, Too https://www.sciencealert.com/cats-don-t-just-like-to-sit-in-real-boxes-they-ll-choose-to-sit-in-illusions-of-boxes-too If I f

    「ネコホイホイ現象」はネコの錯覚によっても起きる! 市民の協力で解明 - ナゾロジー
    mobile_neko
    mobile_neko 2021/05/07
    これはイグノーベル賞を狙えそう
  • 夢に侵入し、睡眠者との「リアルタイム対話」に成功! まるで映画の世界みたいな研究結果 - ナゾロジー

    ついに夢世界とのコンタクトに成功しました。 アメリカドイツ、フランス、オランダの研究チームは、睡眠中の被験者とコミュニケーションを取る夢実験をそれぞれ実施。 その中で、夢に侵入することで、被験者とリアルタイムで対話することに成功したとのことです。 実験は、明晰夢(夢の中にいることを自覚し、自らの意思で行動できる夢)をコントロールできる被験者を対象としています。 研究は、2月18日付けで『Current Biology』に掲載されました。 Lucid dreamers can hear and answer questions while still asleep, scientists find https://www.livescience.com/real-time-communication-while-dreaming.html Lucid Dreamers Can Commun

    夢に侵入し、睡眠者との「リアルタイム対話」に成功! まるで映画の世界みたいな研究結果 - ナゾロジー
    mobile_neko
    mobile_neko 2021/02/19
    パプリカ(映画)のDCミニみたいなものか
  • 氷の上を滑れる理由が150年ぶりに解明される! マイナス7℃の氷がもっとも滑る - ナゾロジー

    氷が滑る理由について、全人類は勘違いをしていたようです。 2月18日に『Physical Review X』に掲載された論文では、氷の上を物が滑るための条件として、表面の「水の層」が必要ないことが示されました。 氷の上を滑るときには表面に溶けた「水の層」が作られるとする説は150年前(1886年)から言われてきましたが、どうやら間違いだったようです。 では、何が氷の滑りやすさを決めていたのでしょうか?

    氷の上を滑れる理由が150年ぶりに解明される! マイナス7℃の氷がもっとも滑る - ナゾロジー
  • イヌは「見た目が大きく違う他犬種」を同じイヌだと認識できる! - ナゾロジー

    犬の世界では神話のように小人と巨人が入り乱れています。 犬は地球上に生息する動物種の中で、単一種としては最も大きな外観の違いを「犬種」の形でもっていいるからです。 この奇妙な世界は人間による品種改良の結果作られました。 そこで気になるのは、犬はこの現実をどう思っているかです。 時には自分の十倍も大きく、あるいは十倍も小さく、顔の形も毛色もスタイルも異なる他の犬種を、犬たちは自分と同じ「犬」とカテゴライズして認識しているのでしょうか? それとも大型の犬はウシや馬に、小型の犬はネコに近い生き物だと勘違いしているのでしょうか。 『Animal Cognition』に掲載された論文が、その答えを教えてくれるかもしれません。

    イヌは「見た目が大きく違う他犬種」を同じイヌだと認識できる! - ナゾロジー
  • 初期人類による最古の料理は「直火焼き」ではなく「温泉を使った煮込み」だった可能性が浮上! - ナゾロジー

    初期人類の初めての料理は、直火焼きではなく温泉を使った煮込みかもしれません。 9月15日付けで科学雑誌『PNAS』に掲載された論文によれば、170万年前の人類遺跡のすぐ近くに、熱水を噴出する温泉の形跡が発見されたとのこと。 初期人類による最初の火の使用痕跡は最古のもので150万年前とされています。つまり、もし初期人類が近所に噴出する熱水を調理に利用していた場合、最古の料理は人工的な火起こしによる「直火焼き」ではなく自然環境を利用した「煮込み」となるのです。 研究を主導したマサチューセッツ工科大学(略称: MIT)の研究者たちは、今回の発見を契機に、世界中の初期人類遺跡の近くに温泉があったかどうかを調べるプロジェクトを立ち上げるとのこと。 初期人類も現代人と同じように温泉を有効活用していたのかもしれません。

    初期人類による最古の料理は「直火焼き」ではなく「温泉を使った煮込み」だった可能性が浮上! - ナゾロジー
  • 液体を振動によって宙に浮かせ、ヨットを「逆さまに浮かべる」ことができる。まるで反重力のような光景 - ナゾロジー

    液体は落下する直前に液滴をしたたらせる液体がこぼれる時は液滴がまず最初に現れる/Credit:depositphotos今回の研究は、誰もがみたことがある原理を元にしています。 液体の入ったガラス容器をひっくり返すと、当然ながら液体は重力に従って下に落ちます。 しかしながら、液体は固体のように全てがまとまって落ちるわけではありません。 よくみると落下する直前に、最下層部分に小さな液滴が形成され、続いて残りの部分の崩落が起こります。 この現象は粘度の高いハチミツを使えば確認することができるでしょう。 ハチミツの入ったボトルをひっくり返すと、やはり最初に真ん中あたりからドロ~と液滴の形成が起こり、その後に全体の崩壊が起こります。 そこで、パリ市立工業物理化学高等専門大学のエマニュエル・フォート氏は、この最初の液滴形成を阻害したら、いったいどうなるのだろうか…と考えました。 というのも、落下の最

    液体を振動によって宙に浮かせ、ヨットを「逆さまに浮かべる」ことができる。まるで反重力のような光景 - ナゾロジー
  • ライオンもびっくり!?ウシのお尻に「目のペイント」を描くことで捕食されにくくなる効果 - ナゾロジー

    Credit: Bobby-Jo家畜が捕動物に襲われてしまうことは、牧畜業者にとって大きな悩みのタネになっています。 予防策としてのフェンス設置はお金がかかりますし、かと言って捕動物を殺めるのは人道的に許されません。 しかし、ニュー・サウス・ウェールズ大学(オーストラリア)により、一銭もかからない斬新なアイデアで家畜を守る新たな方法が編み出されました。 その方法は、「牛のお尻に目のペイントを施す」というもの。 子供だましのようなこの方法が、実証テストで驚くべき効果を発揮したのです。 捕動物の習性を利用した「目のペイント」実験対象となったのは、アフリカ南部・ボツワナの「オカバンゴ・デルタ」で放牧されている牛です。 オカバンゴ・デルタは、世界最大の内陸湿地として知られ、ボツワナの農業収入の8割を占める重要な放牧地となっています。しかし、その大自然ゆえにライオンやヒョウ、ハイエナといった捕

    ライオンもびっくり!?ウシのお尻に「目のペイント」を描くことで捕食されにくくなる効果 - ナゾロジー
    mobile_neko
    mobile_neko 2020/08/10
    シマウマの模様でアブ避けしたり、この分野は面白いな
  • 100年以上謎だった「全身麻酔で意識がなくなる原因」が特定される - ナゾロジー

    当たり前のように手術に利用されている全身麻酔だが、その原理は謎に包まれていた新たな研究は、超解像度光学顕微鏡を使い脳神経の細胞膜内の変化を観察結果、細胞膜内の脂質ラフトの無秩序化がニューロンの発火を止めてしまうことを確認した 全身麻酔は大きな手術で使われる重要な医療技術です。 全身麻酔なしで手術を受けるというのは、考えられない話です。 しかし、この「全身麻酔がなぜ人の意識を奪うのか」という詳しい原理については、医学はこれまで説明することができませんでした。 麻酔の原理がよくわかっていないという話は、ちょくちょく耳にしている人もいるかもしれません。 けれど、こうした医学ミステリーの古株も、とうとう最新技術を用いた研究を前に陥落したようです。 新しい研究によると、細胞膜内にある来なら秩序だった脂質クラスターが、クロロホルムにさらされると短時間で無秩序になるということが原因とのこと。 最新の超

    100年以上謎だった「全身麻酔で意識がなくなる原因」が特定される - ナゾロジー
  • 「暗黒エネルギーは存在しない」ことを示す新説が登場 - ナゾロジー

    宇宙は加速膨張しており、その原因は検出できない暗黒エネルギーと言われているこれは宇宙のどの位置でも光度が一定になるという天体Ⅰa型超新星の観測から明らかとなった今回の研究はⅠa型超新星が常に一定という理論を否定しており、そのため暗黒エネルギーも否定されるという 暗黒エネルギーとは、宇宙の加速膨張の原因なっていると考えられている未知のエネルギーのことです。 宇宙の加速膨張を提唱した研究者たちは、ノーベル物理学賞を受賞。今では多くの天文学者たちが、まったく検出できない謎の暗黒エネルギーを特定しようと研究を行っています。 しかし、暗黒エネルギーはあまりに謎が多いので、それを探すより否定する材料を探している科学者も多く存在します。 今回発表された研究では、宇宙の加速膨張を支持する観測自体に問題があると指摘しています。 暗黒エネルギーに関する議論を行う以前に、そもそも宇宙が加速膨張しているという問題

    「暗黒エネルギーは存在しない」ことを示す新説が登場 - ナゾロジー