4月9日(現地時間)に実施される周波数帯オークションに、チップベンダー最大手の米クアルコム(Qualcomm)が参戦する。このオークションは11社の争いとなるが、クアルコムが落札した場合、地元の企業とジョイントベンチャーを設立してサービスを提供することになりそうだ。 JVのパートナー候補はインドのGTLインフラストラクチャー(GTL Infrastructure:以下、GTLインフラ)社。同社は、複数の通信事業者にインフラを提供する「シェアード・テレコム・インフラストラクチャー」という事業形態をとっているが、このサービスには地方や都市郊外でのインフラを複数のセルラー会社にシェアしてもらうことで、鉄塔関連の設備投資や運用コストを削減させるメリットがある。2004年設立のGTLインフラは、現在インド全域に2万3700基の鉄塔を建設中という。 今回のオークションで、インド政府は全国22地域(サー