七度文庫メインページ 熱病にとりつかれた最初の夜 小説を自動生成するプログラムを作成しようというアイデアを思いついたのは今から一昔前の1989年の春である。 当時、自主制作映画を作っていた友達から今からすぐ新宿の喫茶店に来てくれと電話があった。 電話をくれたのはシナリオスクールに通ってシナリオの勉強をしている女の子からだ。シナリオスクールとはいっても、週に何度か通うだけの、カルチャースクールに毛が生えたようなスクールだ。 そのシナリオスクールのメンバーに声を書けて自主制作の8ミリ映画を作ることになり、そのシナリオ案がなかなか決まらなくて困ってるという相談だ。 いつも喫茶店に集まって相談して、今日も朝から一日喫茶店で話しをしているという。 そこで私にもシナリオをみてもらって意見を言って欲しいということだ。 今から出かけても、相談はもう終わってるだろうからと言ってみると、喫茶店に