日本の構造と世界の最適化戦後システムの老朽化といまだ見えぬ「新しい世界」。 古いシステムが自ら自己改革することなどできず、 いっそ「破綻」させ「やむなく転換」させるのが現実的か。 労働という不利な商品 もし価格メカニズムにおいて、トレーダー目線でなく「人間の生活」という視点に立つならば「労働の価格」=労働賃金というやつが一番厄介ではないだろうか。それに物価は動くけれども、光熱費(半公共)・家賃・コメ等はほとんど価格が動かない。 「デフレ=値下がり」というだけなら大助かりだが、生活費の多くを占めるものの価格は硬直的である。物価下落の速度より、賃金下落の速度が速ければ価格は赤字になる。赤字にならなくても財布はしまる。 【デフレ停滞】 価格下落 →<賃金伸び悩み>← 生活費・ローン変わらず 年金生活者は別として、賃金以外のもので生活する人はまれだろう。それゆえ「賃金形成のメカニズム」は価格一般論
2013年03月18日18:27 by jyoshige “本丸”としての労働市場改革 カテゴリ書評 デフレーション―“日本の慢性病"の全貌を解明する [単行本] 個人的に、学者の書いた本を読むと「ふーん」で終わるものと 「こりゃ空論だな」で終わるものが大半を占める。 だが、まれに「おお!」となる本がある。本書はまさにその一冊だ。 以前から日本型雇用とデフレには強い相関があるなというのは感じていたが、 上手く言葉で説明出来なかったし、ほとんど取り上げる識者もいなかった。 本書はその核心部分に大きく踏み込んでいる。 原油や天然ガスのような一次産品は主に需要によって価格が決まるが、工業製品や サービスは需要によって生産量が変わる。価格は生産コストでだいたい決まってしまい、 生産コストの中には名目賃金も含まれる。原油価格は上がったり下がったりするけれども 工場は操業停止すると言えばわかりやすいだ
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