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2017年6月19日のブックマーク (1件)

  • 利尿薬と作用機序

    利尿薬 利尿薬は利尿作用(尿を多く出す作用)によって循環血液量を減少させる。これによって、前負荷を軽減する。利尿薬には次のような薬物がある。 ・炭酸脱水酵素阻害薬 (アセタゾラミド) ・ループ利尿薬 (フロセミド) ・チアジド系利尿薬 (トリクロルメチアジド) ・抗アルドステロン薬 (スピロノラクトン) 重要なのは、「水分はNa+と共に移動する」ということである。つまり、もしNa+の再吸収量が多いなら、水の再吸収量も多くなってしまう。 Na+の再吸収を阻害すれば、その分だけ水も再吸収されにくくなる。つまり、尿量が増えるのである。これによって利尿作用を表わす。 ・炭酸脱水酵素阻害薬 炭酸脱水素酵(CA) はNa+-H+交換系に関与しており、アセタゾラミド(商品名:ダイアモックス)は近位尿細管で炭酸脱水酵素を阻害する。 炭酸脱水酵素によって炭酸(H2CO3) からH+とHCO3-が遊離する。こ