フランス・パリ(Paris)で、顔全体を覆うベールの着用を禁じたいわゆる「ブルカ禁止法」に違反したとして罰金刑を科された後、裁判所を後にするイスラム教徒の女性(2011年12月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【11月28日 AFP】顔全体を覆うベールの着用を禁じたフランスのいわゆる「ブルカ禁止法」について、信教の自由を侵害する差別的な法律かどうかを問う裁判が27日、欧州人権裁判所(European Court of Human Rights)で始まった。 一方この日、フランス首都パリ(Paris)でも偶然、頭を覆うスカーフの勤務中の着用をめぐって解雇されたイスラム教徒の女性に関する控訴審が開かれた。 いずれも、フランスが長年貫いてきた世俗主義の伝統と国内最大の少数派であるイスラム教徒の一部とが対立する、長引く法廷闘争の例だ。 ■「共生推進が目的」とフランス
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