ワールドツアーの初日にステージに立つビヨンセ=5月10日、スウェーデン・ストックホルムのフレンズ・アリーナ/Kevin Mazur/Getty Images ロンドン(CNN) スウェーデンの消費者物価が下がらないのは米歌手ビヨンセのせいだったとする説を、大手銀行のエコノミストが打ち出した。 隣国デンマーク最大手ダンスケ銀行のチーフエコノミスト、ミケール・グラン氏は14日、ビヨンセの世界ツアー「ルネッサンス」が先月、スウェーデンの首都ストックホルムで始まったことで、何万人ものファンが同地に詰めかけてホテルやレストランの価格が急騰したと指摘した。 こうしたサービス業界の5月の値上がりの3分の2は、「ビーハイブ」と呼ばれるビヨンセファンによる需要の高まりが背景になっているとグラン氏は分析する。 翻って、インフレ率の低下は予想よりも緩やかになった。公式統計によると、消費者物価の年間上昇率は4月の