来年度・令和5年度の国の予算案の概算要求は2年連続で110兆円を超える見通しとなりました。 防衛をはじめとする重要政策について、各省庁から金額を示さない「事項要求」が相次いだことで、実際の要求額はさらに膨らむとみられ、年末の予算編成に向けては財源の確保が大きな課題となります。 来年度予算案の編成に向けて各省庁が財務省に対して行う概算要求は31日締め切られ、一般会計の要求の総額は、110兆円を超える見通しとなりました。 要求総額が110兆円を超えるのは去年に続いて2年連続です。 今回の概算要求では、防衛やGX=グリーントランスフォーメーション、それに子ども政策といった重要政策を中心に、金額を示さない「事項要求」が相次ぎ、実際の要求額はさらに膨らむ見込みです。 その一方で、国債や借入金をあわせたいわゆる「国の借金」がことし6月末時点で1255兆円となり、財政状況は悪化の一途をたどっています。