AさんとBさんに、お金が入っている二つの封筒が配られました。 二つの封筒のうち、1つには二倍の金額が入っていることがお互いに告げられています。 配られた封筒を開けると、Aさんの封筒には1万円、Bさんの封筒には2万円が入っていました。 このとき、相手の開けた封筒にいくら入っているのかは、お互いにわかりません。 相手の金額を知る前であれば、封筒の交換を申し出ることができます。 AさんとBさんは交換を申し出るべきでしょうか? まずはAさんの立場になって考えてみましょう。 自分の封筒の中身が1万円ならば、Bさんの封筒の中身は5千円か2万円のはずです。 損したときは5千円減るのに対して、得したときは1万円増えるのですから、感覚的にも交換を申し出た方がよさそうです。 期待値を計算してみると (5千円+2万円)÷2=12500円になります。 1.25倍の金額が期待されるのですから、やはり交換を申し出た方
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