アイリスオーヤマが「LED」シェア一位になれた理由 「ついに」というべきか、「とうとう」というべきか、ともかくこの日がやってきた。 2018年、LED電球・蛍光灯の年間売上げシェアトップの座が入れ替わった。 全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」の2018年暦年における「LED電球・蛍光灯」カテゴリーで、アイリスオーヤマが31.9%で1位となったのだ。前年まで1位の座にあったパナソニックが31.0%で第2位、第3位が東芝グループの東芝レイテックで12.2%だった。 2014年(2013年暦年の売上げが対象)から始まったこのカテゴリーのランキングは、17年までの4年間、パナソニックと東芝レイテックがワンツーを占め、この2社で7割超のシェアを確保したこともあった。少し古い世代には電灯といえば、長きにわたり、“光る”東芝であり、“明るい”ナショナルだった