「フィッシャーの「超」成長株投資」より前回(いつ売るべきか(その2)~フィッシャーの「超」成長株投資 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+)の続きです。 増配ではなく再投資を選ぶということは、こうした点-つまり、所得税や仲買手数料を引かれて目減りする配当金を株主に手渡すより、その資金の100%を会社の事業のために活かせること-の他にも株主にとってメリットがあります。投資すべき株を選ぶのは簡単なことではありません。投資した企業が増配をめぐり議論をしている最中であるとしても、投資対象として優れているのであれば、企業の選択に間違いはないのですから、新たにそれと同等の投資先を探してひどい見込み違いをしてしまう可能性を考えれば、有能な経営者に内部留保を再投資したもらうほうがはるかにリスクが小さいのです。(P202) 配当金は企業が利益を出すときに一度、株主が配当を受け取るときにもう一度、合計二