日本国内における深刻な空き家問題については、これまでにも【HOME'S PRESS】内で繰り返しご紹介しているが、今回は古都・鎌倉で『空き家を貸し別荘にする』というユニークな空き家活用法が話題を呼んでいると聞いて現地へ赴いた。 神奈川県発表の資料によると、県下における“利用目的のない空き家(相続等で取得したものの居住予定がない、居住者がいない住宅など)”は5年ごとの調査で約1.6倍ずつ倍増しており、特に高齢者世帯が多い鎌倉・湘南地区では、今後の空家率増加を抑止するために自治体をあげて『空き家バンク』等の取り組みをスタートしている。 その鎌倉において、『空き家を貸し別荘にする』というプロジェクトをはじめたのは、渋谷区神宮前にオフィスを構える『STAYCATION~ステイケイション~』。もともとは別荘建築等を手がける設計事務所から派生した不動産サービス会社だ。 代表の吉村真代氏によると、別荘の