「鏡よ鏡よ鏡はん、世界でいっちゃんおもろいのは誰やねん?」 魔法の鏡に訊ねると継母は牛乳を口に含んだ。魔法の鏡はアコースティックギターのメロディに乗せて答える。 「♪いっちゃんおもろいの誰なのか言いたい、いっちゃんおもろいの誰なのか言いたい、いっちゃんおもろいのいっちゃんおもろいの誰なのか言いたい、いっちゃんおもろいの誰なのか言いたい、いっちゃんおもろいの誰なのか早く言いたい、白雪姫~。」 継母は牛乳を噴き出し叫んだ。 「ワシちゃうんか~い!」 どないなっとんねん、いっちゃんおもろいのが白雪姫ってどういうことやねん怒るでしかし、ほんだらな猟師! お前や猟師、お前ちょっと来い! ええか、お前ちょっと白雪姫殺して来い、わかるか? そんなことできませんみたいな顔すな! やるんや! できるか! お、なんやその顔は、「そんなこともあろうかと~」の顔やないか!どないや! パパーン!? お、なんやそれ、