広がる本屋のポイント制 期待と不安が交錯 2007年08月30日10時56分 買い物のポイントを金券や景品類に交換できるサービスが、再販制度によって値引きが不可能な本屋さんで、じわじわと広がっている。出版業界全体が落ち込むなか、「お楽しみ程度の読者サービスは不可欠」というのが推進側の言い分だが、利益率が低い書店にとっては1〜2%程度でもコスト負担は重い。「再販制度を揺るがしかねない」という声も根強く、期待と不安が交錯している。 ■推進派「ささやかな楽しみ程度」/反対派「経営、再販制度危うく」 大手書店でいち早く05年に会員制ポイントカードを全国の店舗で導入した三省堂。会員は30万人近くに達し、購入冊数は非会員より多い「お得意様」だ。28日には通信教育大手のZ会と提携し、小〜高校生向けのジュニアカードを12月に出すことも決めた。これまでのサービスは購入金額の1%分のポイントがつき、100ポイ
曲がり角の保守系論壇誌 過激にあおる雑誌台頭 2007年08月22日11時51分 保守系論壇誌の風景が変わり始めている。90年代後半から「新しい歴史教科書をつくる会」の運動や拉致問題、反日デモなどを追い風に部数を伸ばしてきた「諸君!」(文芸春秋)と「正論」(発行・産経新聞社)は勢いが落ち、新路線を探り始めた。一方で、より過激なナショナリズムをあおる雑誌が台頭している。背景には、左派という敵を失った保守論壇の空洞化や、安倍政権への失望、ネット世代のセンセーショナリズムといった問題があるようだ。 「媚(び)中派」「サヨク」など、一時はボルテージの上昇と比例して売り上げを伸ばした保守系論壇誌。安易なレッテルばりには保守内部から批判も出ていた ◆「敵」失い・政権に失望…背景に「むなしさ」 「諸君!」は6月号から内田博人編集長に交代、7月号の「激論『従軍慰安婦』置き去りにされた真実」で、常連の現代史
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