米Microsoftが一時期,米Appleの「iPod」と連携することを考えていたことが,Microsoftの社内メールから明らかになった。Microsoft社内のメールによると,デジタル音楽事業戦略を「Zuneの製品化ありき」で検討してはいなかったという。Microsoftは,ライバルのAppleと組む道も考えたが,結局Zuneの発売に踏み切ったのだという。これらの検討過程は,アイオワ州デモイン郡の裁判所で係争中のMicrosoftに対する集団代表訴訟で証拠として提出されて判明した。 MicrosoftがMP3プレーヤの「Zune」と,ZuneブランドのiTunes対抗ソフトウエアをリリースしたのは,同社社内に「当社のハードウエア/ソフトウエア・パートナが,デジタル音楽市場で米Appleの『iTunes Store』と『iPod』に対抗する役目を果たしていない」という不満があったためだ。
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