2003年から2008年にかけて私が使用したメモ帳は20種類以上、40冊以上。そんな“浮気性”の私だが、愛情をかけて付き合ったメモ帳が4つあるのだ。 電車の中でこんな光景を見た。若いカップルが仲むつまじく寄り添っていた。2人の目の前の座席が1つ空いた。言葉を交わすこともなく、男性の“座れよ”という仕草で女性が座った。彼女はにっこりした。言葉なしで“荷物を持つわ”という仕草で、彼は手持ちのトートバッグを渡した。 何かとても大切そうなことを、とりとめもなくずっと話し合っていたようだ。男性は自分の足を女性のひざにコツコツと当てた。女性もまたコツコツし返した。たったそれだけのことが楽しいのだ、2人にとっては。やがて次の駅で2人は降りて行った。 コツコツ触れあい、語り合い、連れ添う。彼と彼女の“愛のインタフェース”の物語を、私は手のひらサイズのメモ帳に書き留めた。 プラリングノート、marble m
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