ブックマーク / blog.tinect.jp (63)

  • 「言い切る人」が強すぎる。

    私はコンサルタントだった時、上司から 「コンサルタントは意思決定するな」と口を酸っぱくして言われた。 「特に人事。人事に関しては、意見表明もできる限り避けること」 とまで言われた。 例えば、「ウチの取締役、どう思う?」など、人の印象について聞いてくる経営者は少なくない。 確かに、結構怖い質問だ。 その一言が、どのように波及するかわからないのだから。 それに対しては 「社長のお考えを聞きたく」と言い、はぐらかせ、というのだ。 要するに、リスクヘッジである。 「それでも、意見を求められたら、どうしますか?」と質問すると、 「それを言える立場ではないと言いなさい」と指導された。 * しかし後日、一人の経営者に意見を求められた時のこと。 社長は「あいつのパフォーマンスについて、どう思う。」と私に尋ねた。 あー、答えちゃいけないやつだ、と思い、「社長のお考えを聞きたく」というと、 「意見を求められた

    「言い切る人」が強すぎる。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2020/06/18
    「科学」と「言い切る人」を対比させているが、その対比は偽の対比だ。科学的事実(例えば「放射性物質を半減期を待たずに消去する有効な方法は地球上のどこにも無い!」など)を言い切ることは可能である。
  • ホワイトな勤務先・ホワイトな社会には、ホワイトな人間が求められる

    最近は耳にする機会が少し減ったけれども、一時期、「ブラック企業」という言葉が流行したのを覚えているだろうか。 ブラック企業対策プロジェクト共同代表である今野晴貴さんによれば 「『ブラック企業』とは、若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使い潰し、次々と離職に追い込む成長大企業」 のことを指すのだという。 ブラック企業という概念ができあがった後、対義語的な言葉としてホワイトな企業、ホワイトな勤務先といった言葉も見かけるようになった。 ここでいうホワイト企業とはブラック企業の対義語だから、法令をきちんと守り、過重労働を避けて従業員の福利厚生を大切にする、働きやすい企業をイメージすればだいたいあっているだろう。 ホワイトな職場、ホワイトな勤務先も想像しやすい。 法令が守られるだけでなく、肉体的・精神的ストレスが少なく離職者の出にくい勤務先。 皮肉抜きに”明るい職場”と呼べるような、笑顔、

    ホワイトな勤務先・ホワイトな社会には、ホワイトな人間が求められる
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2020/06/17
    ん? 既にホワイト企業というかコンプライアンスを守っている企業の条件として、障がい者を一定割合雇用する義務があるんだけど、医療法人にはそういう義務は無いのかな?
  • 天才プログラマーの「締切に対する考え方」に、感銘を受けた。

    わたしは、ビジネスノウハウが嫌いだ。大嫌いだ。 個人で効率化できる部分なんてかぎられているのに、「お前が努力すれば成果を出せる」的なのが気にわない。 それなら先に、ムダな会議を減らせって話だ。 ……というひねくれ者のわたしだが、とあるに出会って、自分でもちょっと戸惑うくらい感銘を受けてしまった。 どうやらわたしは今まで、”2流”のビジネス書しか知らなかったらしい。 Windows95の基礎をつくった天才プログラマーが語る、3つの仕事術 わたしが手に取ったのは、『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』というだ。 ふだんこういったはあまり読まないけど、kindle Unlimitedで読めるし、評価が高かったから、気まぐれでダウンロードしてみた。 著者は中島聡氏。 1960年北海道生まれ。早稲田大学高等学院、早稲田大学大学院理工学研究科修了。 高校時代からパソコン系雑誌『週刊アスキー』

    天才プログラマーの「締切に対する考え方」に、感銘を受けた。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2020/06/16
    10日の仕事を振られたら、最初の2日で8割完成品を出す。これはまったくその通り。これが出来た段階であれば、3 日目4日目には美術館や動物園行って脳をリフレッシュしたっていい。
  • 「情報の遮断」や「現実逃避」で、不安や苛立ちから距離を置くのは処世のスキル。

    最近は、どこもかしこもパンデミックの話題ばかりで、オンラインでもオフラインでも人々の慌てふためくさま、不安や苛立ちに衝き動かされるさまが目に飛び込んでくる。 不安で仕方がない時や苛立っている時、そういった気持ちを抱えたままマトモな判断ができるものだろうか? いや。たいていの人はマトモな判断などおぼつかない。 不安や苛立ちは私たちの判断を曇らせて、言動を歪ませてしまう。 そういった難しいエモーションをモチベーション源として行動すると、激しく失敗したり、人間関係をこじらせたり、なにかと後悔の源になりやすい。 「馬鹿の考え休むに似たり」という言い回しがある。 「下手の考え休むに似たり」という言葉を元にして生まれた、愚かな者がいくら考え込んでも妙案など浮かばないということを意味する語。 (Weblio辞書より) 東日大震災の時もそうだったが、今回のパンデミックでも、SNSを通して「馬鹿の考え」を

    「情報の遮断」や「現実逃避」で、不安や苛立ちから距離を置くのは処世のスキル。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2020/04/08
    「民は依らしむべし、知らしむべからず」の現代版だね。情報過多は民主主義を保つための必要コストだし、それに伴う不安もファシズムや権威の信者にならないための必要コストだと思うよ。
  • 「仕事で成長」って、本当に必要ですか?

    何か月か前の話で申し訳ないんですけど、「まなめはうす」のまなめさんっていう、コーラばっかり飲んでる変な人がこんな記事書いてたんです。 部下の教育に失敗した話 そう思う私だからこそ、部下には学ぶ時間さえ与えれば成長できると思って、業務を進めなくてはいけない立場でありながらも、可能な限り時間をつくってあげたんですよ。 部下になった時点で数か月後には別のPJに異動することも決まってたこともあって、そのための準備とかスキルアップとか必要と思って。 結論から言うと、私が作ってあげた時間は無駄に終わり、後日人からも、もっと仕事をふって欲しかったと言われたのですが。 これ、実は私も同じようなことしちゃった、正確にはしかけちゃった経験があるんですよ。 前の会社の時の話なんですけどね。 その会社って、あるプロジェクトが終わると即他のプロジェクトにアサインされて、「隙間の時間」的なものが当に全然なかったん

    「仕事で成長」って、本当に必要ですか?
  • 個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。

    メキシコ人の漁師とハーバードMBAホルダーの小話を聞いた事があるだろうか? 以下に引用するが、「幸福」の感じ方について、結構いろいろと考えさせられる興味深い事例である。 メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。 その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ旅行者は、 「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。 すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、 漁師は、自分と自分の家族がべるにはこれで十分だと言った。 「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、漁師は、 「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。 戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達

    個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。
  • 「スキル不足で職場に居場所がないおじさん」の救済プロジェクトに関わった時の話

    昔所属していたSI会社で、「職場に居場所がないおじさん」の救済プロジェクトに関わったことがあります。 いや、実際にそういうプロジェクト名だった訳ではなくて、確か 「キャリア再考プロジェクト」とか「スキルリデザインプロジェクト」とか、なんかそんなかっこいい名前だったような気がするんですが、 一緒に関わった先輩が言った「これ、やってることは職場で居場所がないおじさんのサルベージだよな…」という言葉が強く印象に残っていて、私の中でプロジェクト名が上書き保存されました。 まあその先輩、「リストラ前のアリバイ作りじゃねーの」とかひどいことも言ってたんですが。 どんなことをやったかというと、要するに人事部のサポートみたいな話でして、 ・所持スキルが案件に合わず、なかなかプロジェクトにアサイン出来ない人 ・プロジェクト内でスキル不足の為タスクが振れず、PMから扱いにくいとアラートが出ている人 ・要は社内

    「スキル不足で職場に居場所がないおじさん」の救済プロジェクトに関わった時の話
  • 今の子どもは道草をしない。その真の意味とは。

    いまどきの子どもは行儀が良い。 うちの子どもを見ていても、その友人達を見ていても、遠い街の見知らぬ子どもを見ていてもそう感じる。 もちろん子どもだから、多少の不備や不注意はある。 それでも高齢者には席を譲り、道路で出会った人には挨拶をし、道草をしないで登下校する。 そう、子どもが道草をしないのだ。 当直明けの平日が休みになった時、帰宅する私と学校に到着する子どもがすれ違うことがあるのだが、うちの子どもも含めて、子ども達はまっすぐ学校に向かっていく。 空想イメージ上のドイツ人のごとく、子ども達は時間に正確だ。 下校の時もそうで、学校から自宅まで、まっすぐに帰ってくる。 授業が終わって自宅に着くまでの所要時間はいつも同じだ。 通学路の途中には、子どもがよく遊ぶ公園や神社もあるけれども、それらに立ち寄って遅れることは無いという。 実際、下校時間にそのあたりを散策してみると、真っ直ぐに下校する子ど

    今の子どもは道草をしない。その真の意味とは。
  • ドラえもんと同じ「すこし(S)・ふしぎ(F)」を描くSF作家、レイ・ブラッドベリの作品が名作揃いな件。

    いきなり全然関係ない話から始まって申し訳ないんですが、皆さんドラえもん好きですか? しんざき家では、子どもたちが全員くまなくドラえもん好きでして、長男は今でも原作ドラえもんをちょくちょく読み返していますし、毎年大長編ドラえもんを家族5人で観に行っては、長女次女辺りはルナとルカごっこをやったりセーラごっこをしたりしている訳です。 ドラえもんで一つ、私が凄いと思っているところが 「40年近く前に出てきたひみつ道具が、最新の映画でも何の違和感もなく使われている」ということです。 例えば月面探査記ではお馴染み「桃太郎印のきびだんご」が出てくるんですけど、これ初出1975年なんですよ。44年前。 44年前の漫画で出てきたアイテムが、最新の映画で何の違和感も古臭さもなく使われている。 40年以上くさらないアイディアと発想っていうのも凄いですけれど、そこを中核にして、大人も子どもも何の違和感もなく同じ土

    ドラえもんと同じ「すこし(S)・ふしぎ(F)」を描くSF作家、レイ・ブラッドベリの作品が名作揃いな件。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/06/28
    邦訳が出てる短篇はミステリ作品以外はほぼ全部読んだと思う。「今夜限り世界が」「山のあなたに」「びっくり箱」あたりは、超常現象が直接描かれてないのにSFみを感じて面白い。
  • 「会社辞めたい」という若手に「我慢したほうがいい」と「すぐ辞めるべき」のどちらが正しいか?

    この時期の風物詩、とも言える話題がある。 それは、新社会人の「会社辞めたい」だ。 Tweetのバリエーションが豊富で、とても面白い。 今日の退職届のコーナー 新卒で入った会社を辞めたい人向け 印刷して自由に提出してね。 pic.twitter.com/QVgfjxpZgb — 退職届 (@taisyoku_todoke) 2019年4月13日 【新卒で入社したけど辞めたいと思っている人へ】 「辞めたい」と思いながら、それでも毎日コツコツ働くあなたをわたしは尊敬します。 会社辞めた自慢は気にしなくていい。#WEB漫画 #新卒 #会社辞めたい pic.twitter.com/lm6ohh7LcV — 小池ぬーみん (@numinkoike) 2019年4月11日 また、それに対して(自称)大人たちが、余計なアドバイスをする、という構図が大変面白い。 私もこのビッグウェーブに乗りたく、一つ書いて

    「会社辞めたい」という若手に「我慢したほうがいい」と「すぐ辞めるべき」のどちらが正しいか?
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/04/25
    そもそも、助言することに対して何の義理も人情も感じないネットの他人にアドバイスを求めることが間違っている。
  • 中流かどうかは、年収ではなく精神性で決まる

    東大生は自分のことを貧乏だと思ってる 1000万円というのが金持ちの一つの基準で、それに足りないウチはやっぱり中流階級なんだと思った記憶がある。 僕は地方都市の郊外、人口5万人程度の町で生まれ育ち、小中高(駿)大と1年を除いてすべて公立で済ませてきた。 父母僕弟の四人家族で車は国産の普通車、家は駅から少し離れた3LDKのマンション、外は月に一度するかしないか、98円の卵のために朝からスーパーに出かけるような、至って普通の家庭だ。 中高時代はスーパーのフードコートでマックポーク1個だけで粘り、近所の友人とオタ話に花を咲かせた。高校は街中にあったので、放課後にラーメン屋に誘われることもあったが、月5000円の小遣いがラーメンに消えるのが惜しくて断ることが多かった。 冒頭リンク先のタイトルは「東大生は自分のことを貧乏だと思ってる」だが、裕福ではない東大生の生態についてより、中流家庭で育ったとす

    中流かどうかは、年収ではなく精神性で決まる
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/04/10
    でもその一方で、未来に対してコストとリターンを常に意識するこの種の思考習慣は、ある種の神経症的メンタルイルネスとも親和性が高い気がするので、精神科医でもある筆者にはそのあたりに斬り込んで欲しいところ。
  • 頑張り過ぎてうつ病にかかる、30代、40代の「リア充」たちの話。

    うつ病は、世間で言われているほど誰でもかかる病気ではない。 と同時に、社会に適応しづらい人ばかりがかかる病気でもない。 職場や学校がだんだん辛くなって、精神科や心療内科に行った結果、うつ病と診断される人はままある。 うつ病の背景として、発達障害の傾向やパーソナリティの偏りが見出される人などは、現代社会への適応がとりわけ大変だろう。 うつ病の背景として、とかく大変そうな問題が見え隠れしているケースは確かに珍しくない。 ところが、そういった人々とは別に、公私ともに充実している人がうつ病になるケースも何度か見てきた。 今回は、そういう充実した30~40代がかかるタイプのうつ病から学べることを書いてみる。 頑張り過ぎてうつ病にかかる、充実した3,40代うつ病は心の病気」とよく言われるけれども、「うつ病は神経の病気」でもある。 現代のテクノロジーでは、心の働きと脳の働きを100%に結びつけること

    頑張り過ぎてうつ病にかかる、30代、40代の「リア充」たちの話。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/04/01
    リア充の方が予後が良いならやはり人類はリア充に進化すべきだよなあ。なぜ医学が進歩してもリア充に性格改造できる副作用のない薬が開発されないんだろうなあ。ステロイドに副作用がなければそれに近いが。
  • 語彙力がとても重要なのは、検索が「知っていること」しか教えてくれないから。

    最近、テトリスが我が家ではブームになっています。 というのも、ニンテンドースイッチのオンラインサービスとして、『テトリス99』なる対戦テトリスゲームが遊べるようになったからです。 この対戦テトリスは合計99人で争われるバトルロワイヤル形式で、一見、とても難しそうにみえますが、最初はブロックの落下速度がゆっくりなので初心者でもそれなり遊べます。 上手な人同士が勝手に潰しあってくれたり、途中で嫌になってやめてくれる人もいるので、10位ぐらいまでならちょっと頑張れば入れるのではないかと思います。 ただ、残り10人ぐらいになるとさすがに難しいというか、ブロックの落下速度も速くなり、慣れやテクニックが求められてくるのですが。 でもって、子どもが「テトリスの良い動画が観たい」といってパソコンで動画検索をはじめていました。 さすがに今時の子どもというか、わからないことは文章で検索する前に動画検索で調べる

    語彙力がとても重要なのは、検索が「知っていること」しか教えてくれないから。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2019/03/11
    もう一歩進んで「世の中では、(得てして政治的理由により)同じ概念に二つ以上の異なった名前が付けられ、それぞれの学派のリンク関係が閉じていることがある」ことに気づくと、検索の効率が更にレベルアップする。
  • みんな褒められたい。だけど現代は「褒められ格差社会」。 – Books&Apps

    前に読んだで、日アメリカのバッティングセンターでの親子関係の違いを解説しているものがあり、妙に関心した事があった。 日の場合は、指導者である父親が 「アレがダメだ」「コレがよくない」 という風なダメ出し風の叱るタイプの教育をする事が多く、練習が終わると親子共々クタクタになって店を出てくる。 それに対してアメリカだと 「お、今のスイングはいいな」「次はもっと素晴らしい」 という風な褒めるタイプの指導が多く、終わった後で親子がニコニコして店を後にするのだという。 たしかそのは 「前者の叱る教育よりも、後者の褒める教育が良いのではないだろか?」 という風な結論に結びつけており、それを読んだ当時の僕は「なるほどな。確かに一理ある」と思ったものだった。 前回の記事にも書いたのだけど、人は基的には叱責を人格批判、褒められる事で自己肯定感を高めるタイプの生き物だ。 もちろん厳しいプロスポーツ

    みんな褒められたい。だけど現代は「褒められ格差社会」。 – Books&Apps
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/11/30
    褒められる以前に関心格差社会だと思う。関心を持たれないことは、貶されることよりも辛いと感じる人がいて、そういう人は関心を持ってもらえないなら問題行動でも自傷行動でもしてやれとなって奇行に走る。
  • ゾーニングされたエロマンガより、街の萌え絵のほうが、よほど怖い。 | Books&Apps

    つい先日、ブロガーのしんざきさんが子どもの感性と性的コンテンツについて、以下のような文章をbooks&appsに寄稿してらっしゃいました。 趣旨は、以下のセンテンスでおおよそ掴めていただけるでしょう。 子どもの感性は、「性的なコンテンツ」一つで悪影響を受ける程脆弱なんだろうか ですが、子どもの感性というものは大人が通常考えている以上に柔軟で、色んなものを取り込んで自分なりの感覚というものを醸成していくんだろうなあ、という認識が私の中にはあります。 だから、自分がどんなに言葉を尽くしても、それが子どもに及ぼせる影響というのはほんの一部分だろうな、と思っています。 それは同時に、変なコンテンツ、変な情報があったとしても、それもやっぱり、子どもにはごく限定された影響しか及ぼせないだろう、ということでもあります。子どもの防御力は、そんなに低くない。 だから私は、子どもが触れるコンテンツについて、あ

    ゾーニングされたエロマンガより、街の萌え絵のほうが、よほど怖い。 | Books&Apps
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/11/02
    「当たり前に目に触れるもの」こそが政治的主題だ、なんて古臭い知見は中国共産党が60年前に通過した場所なんだが(笑)。まあ、現代は万人の万人に対する文化大革命の時代だと思えば分かりやすいわな。
  • 正義の心で怒る人たちは、なぜ幸せになれないのか。 | Books&Apps

    少し前にろくでなし子さんが怒りについて言及されており、大変に感服したので下に引用させて頂く。 数年前、ツイフェミの人達が「もっと怒っていいんだよ。」と最初に言い始めた頃、わたしは共感してた。でもそこから怒りの歯止めが効かなくなりだし、一緒に怒らない人まで許さず、どんどん過激化し、「ジャップオスはシネ」と言うようになり果てる人まで現れ、「怒り」は人を狂わせると思った。 — ろくでなし子 祝デコまん無罪確定! (@6d745) 2018年10月1日 実際、怒りはとても扱うのが難しい感情だ。 なぜ怒りは人を狂わせるのだろうか?この構図をキッチリ認知する事は、あなたの人生にきっととても役に立つだろう。 というわけで今日は怒りが人を狂わせるシステムについて書いていこうかと思う。 自分は被害者だと思ってしまうと、どんな事でも自分に正義が見いだせてしまう 人は様々な事で怒る。失礼な扱いを受けたり、他人と

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  • どうやって子どもに「文化資本」をプリインストールしていけばよいだろう? | Books&Apps

    子どもには「ギリシア人の家庭教師」をつけてやりたい。 かのアレクサンダー大王には、大哲学者のアリストテレスが家庭教師に就いたという。 また、古代ローマではギリシア人の家庭教師を招いて、子弟の教育にあたらせたともいう。 こうした「ギリシア人の家庭教師」が、アレクサンダー大王やローマ人子弟に教育効果をもたらしたのは間違いなかろう。 また、日でも戦前には「書生」という風習があって、インテリな学生を家事手伝いとして自宅に住まわせる風習があった。 「書生」の存在は、その家の子どもに少なからぬ影響を与えたことだろう。 昨今は、「文化」という言葉が語られることが多い。 文化とは、語彙力や言葉遣い、学力や教養や美的センスといった、個人的リソースのことを指す。 文化は直接的にはお金にならないかもしれないが、地位や人間関係へのアクセスを左右し、巡り巡って経済資をも左右するという点において、やは

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    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/10/09
    大事なことを教えてあげると、この熊代という人は、個別具体的な「文化的」アイテムを列挙することで、はからずも自身の文化的素養の欠如を自白している(なぜならそのような態度こそが俗物趣味な大衆の振舞だから)
  • 「作文が書けない子」に本当に必要な訓練の話

    先日、東洋経済さんでこんな記事を拝読しました。 「作文」が書けない子に教えたい3つの言葉 文章を書くことは、観察し、驚きを見つけ、考えることです。これがステップ1からステップ3への手順に当てはまるのです。 (東洋経済オンライン) 正直なところ、この記事を書いた方は「作文が書けない子」のレベルをかなり高く見積もっているなあ、と感じました。 いや、文中のテクニック、文中の手法が悪い、というわけではないのです。ここに書かれていることは、それはそれで非常に有用、非常に有効なことだと思います。 「観察→深堀りと整理→考察」という思考法は、あらゆる表現、あらゆる論考で重要な手順です。 小さい頃からこの手順になじんでおくことはとても有益ですし、その際の教え方、かみ砕き方として、文中提示されているような言い方をするのも有効でしょう。そこについては何の文句もないんです。 ただ、ここでいう「作文が書けない子」

    「作文が書けない子」に本当に必要な訓練の話
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/09/12
    小学生の間は全く自分を表現する作文が書けない児童だったが、中学に上がってからは涼宮ハルヒのキョンみたいな文章でならいくらでも作文が書けるようになった。ハルヒの一巻が出たのはその8年後だったが。
  • 日本人のイメージする「個人主義」と海外の「個人主義」は、明らかに違う気がする。

    漫画『ドラえもん』の世界で生きているのび太たちと、わたしが暮らしてきた世界は、ずいぶんちがう。 野球のボールが人の家の庭に飛び込んだとしても、「ごめんくださぁい」なんて声はかけない。 そもそも、ボールが人の家に入る可能性がある場所でボール遊びなんてしたことがない。かみなりさんのような近所のおじさんに怒鳴られたこともない。 地域によってもちろん大きな差があるだろうけど、昔に比べたらずいぶん『世間』が狭くなったのだなぁ、なんて思う。 『世間』が狭くなり孤独になるわたしたち 『世間』という言葉は『社会』と同じような意味に思えるが、実は『世間』には「自分の活動範囲」という意味もある。 たとえば「世間が狭いね」と言うのは、活動範囲が偶然かぶったことへの驚きだ。 『「空気」と「世間」』というでは、世間と社会の定義を、こんなふうにまとめている。 自分に関係のある世界のことを、「世間」と呼ぶのだと思いま

    日本人のイメージする「個人主義」と海外の「個人主義」は、明らかに違う気がする。
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/08/18
    でもその一方で欧米は、階級と学歴と人種によって舞台は分断されている。日本はその舞台の境界が曖昧。
  • 「自分で勉強しない社員」を一体どうすればよいのか? | Books&Apps

    最近「勉強しない社員」問題について、話題になることが多かったので、少し書いてみる。 例えば最近あった事例が、あるIT業の会社での出来事だ。 新人が何名かいるけれど、そのうちの一人が極端に仕事ができない、という相談を受けた。 「なにか手を打ったのですか」と聞くと、 「他の新人と比べて、基礎となる知識がかなり欠けていたので、彼に対して課題図書を与えて読め、と言った」 「結果は?」 「何も変わらず、全く勉強しないので困っている」 言われたその場では、その新人は「読みます」というのだが、実は全く読んでいなかった、というオチだ。 上司は1年以上に渡って、 「会社で言われたことをやっているだけだと、マズいぞ」と言い続け、辛抱強く仕事を教え、課題を与えつづけた。 が、もちろん上司の努力だけでは限界がある。彼の伸びは遅く、圧倒的な差が同期とついてしまった。 上司は彼に「なぜ自分で勉強しないんだ」と聞いた。

    「自分で勉強しない社員」を一体どうすればよいのか? | Books&Apps
    mozukuyummy
    mozukuyummy 2018/02/23
    ただ、大学や大学院までは凄く(もちろん学校でも家でも)勉強もして、成績もよかったような人材が、会社に入ってから急に勉強への意欲を失うケースは散見されるので、そのあたりは謎。