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ブックマーク / number.bunshun.jp (75)

  • W杯を作った“世界一のトロフィー職人”は内気なイタリア人だった 「私にとって毎日食べるパン、愛娘のようなもの」95年の美しい人生(弓削高志)

    「一世一代のチャンスがきたと思った」 高校を出て19歳で金属装飾の世界に入ったガッザニガはちょうど50歳になったところで、長年培ってきた仕事ぶりを世に問いたいと期するものがあったらしい。 工房に1週間こもり、デッサンを描き、造形粘土をこね回した。閃くものがあり、高さ30センチほどの石膏モデルを一気に造形すると、実物大の立体物としてコンペに出品した。 コンペの応募要項に立体物出品についての記述はなく、受け付けてもらえない恐れもあったが、あに図らんやFIFAの審査員たちはガッザニガの石膏モデルを絶賛。実際に手にとって握り心地をリアルに体感させ、テレビ映りを想起させたことが大いに審査員の心証を良くした。 「私が作りたかったのは、スポーツにある根源的な価値と調和、つまり歓喜する選手とそれを受容するこの世界そのものの2つだ。それを表現するために、トロフィーは躍動感にあふれながらも流れるようなシルエッ

    W杯を作った“世界一のトロフィー職人”は内気なイタリア人だった 「私にとって毎日食べるパン、愛娘のようなもの」95年の美しい人生(弓削高志)
  • W杯トロフィー「門外不出の製造過程」を特別に撮った…4代目女性社長いわく「情熱が工房の隅々にまで息づいています」(パオロ・ヴェッゾーリ)

    2つ目のワールドカップとは、表彰式の後、優勝国のサッカー協会に贈られるFIFA公認レプリカ・トロフィーのことだ。大会後に母国へ帰還した優勝メンバーや代表監督が飛行機のタラップや凱旋パレードで掲げているものは、まず間違いなくレプリカだと考えていい。 ただし、レプリカといっても世界にたった1つしかない超貴重なFIFA公認アイテム(?)。コピーだ模造品だというのは野暮の極みだろう。 高さ36.8センチメートル、重さ6175グラムの純金オリジナル・トロフィーを作っただけでなく、優勝国のみに与えられる公式レプリカ・トロフィー、そして出場国へ配られる大会記念メダルを製造するのが、ミラノ北部にある金属装飾加工の専門企業、GDEベルトーニ社だ。 世界で唯一、ベルトーニ社だけが知る「ワールドカップの作り方」。 地元在住のイタリア人フォトジャーナリストによる写真たっぷりの邦初公開ルポ、必見です。<翻訳・構成

    W杯トロフィー「門外不出の製造過程」を特別に撮った…4代目女性社長いわく「情熱が工房の隅々にまで息づいています」(パオロ・ヴェッゾーリ)
  • 4カ国5名が“犠牲”に…高梨沙羅が泣き崩れた超異例“スーツ規定違反”乱発の「なぜ」と再考されるべき手順《ドイツ監督も激怒》(松原孝臣)

    冬季スポーツ スキージャンプ 4カ国5名が“犠牲”に…高梨沙羅が泣き崩れた超異例“スーツ規定違反”乱発の「なぜ」と再考されるべき手順《ドイツ監督も激怒》

    4カ国5名が“犠牲”に…高梨沙羅が泣き崩れた超異例“スーツ規定違反”乱発の「なぜ」と再考されるべき手順《ドイツ監督も激怒》(松原孝臣)
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    mozunikki 2022/02/08
    事前チェックで問題なしとされたスーツから着替えたわけでもないのに競技後に失格とされるのが意味わからん。
  • フェラーリ、新幹線、大阪メトロ…凄腕“世界的デザイナー”は、なぜJ2山形の新エンブレムを「代表作」と呼ぶのか?(生島洋介)

    「いや、お金の問題じゃないんです。これは名誉なことですから」 2021年7月某日11時。山形と東京、そしてロサンゼルスをつないで行われた最初のオンライン・ミーティングで、予想外の言葉が発せられると、J2モンテディオ山形の鳥飼健司事業アドバイザーは思わず目を潤ませた。 現在のチーム名となって25年を機に、長年愛用したエンブレムの変更を検討してきた山形は、12月10日に地元出身の世界的デザイナー、奥山清行氏が手掛けた新デザインの発表を行った。 就任して3年の相田健太郎社長が「時代の変化に合わせ、モノとして使いやすくする必要がある」と考えてきたエンブレム。冒頭の言葉で動き出した“夢”のプロジェクトが形となった。 予算規模の格差は100分の1以上? 奥山清行/ケン・オクヤマと言えば、あのフェラーリをイタリア人以外で初めてデザインしたことで知られる人物だ。創業者の名を冠した記念モデルである『エンツォ

    フェラーリ、新幹線、大阪メトロ…凄腕“世界的デザイナー”は、なぜJ2山形の新エンブレムを「代表作」と呼ぶのか?(生島洋介)
  • 「自分は日本人ではない?」タビナス・ジェファーソンが高2で知らされたルーツ…日本代表への夢を絶って選んだフィリピン代表のユニフォーム(安藤隆人)

    決して簡単な決断ではなかった。 2021年5月21日、DFタビナス・ジェファーソンのフィリピン代表選出が発表された。同時に、タビナスは日本代表になるという夢を断念することになった。 J2水戸ホーリーホックで若きDFリーダーとしてプレーする22歳は、フィリピン人の母とガーナ人の父を持つ。母親とはタガログ語で、父親とは英語で話す一方で、家の外に出れば常に日語でコミュニケーションを取る。小さい頃からこの毎日がタビナスにとっては当たり前だった。 「小学校に入るまではみんな2つくらい言語を話せるものだと思っていたら、同じハーフの子でも日語しか話せないことに衝撃でしたね」 小学生になると、徐々に自分が周りの人たちと違うことに気づく機会が増えた。肌の色が黒いことや、漢字が入っていない自分の名前に違和感はあったが、家族は円満で学校生活も楽しく過ごしており、それはあくまで“ちょっとした違和感”に過ぎなか

    「自分は日本人ではない?」タビナス・ジェファーソンが高2で知らされたルーツ…日本代表への夢を絶って選んだフィリピン代表のユニフォーム(安藤隆人)
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    mozunikki 2021/06/16
  • 自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)

    近年の甲子園は、膨大な練習と膨大な事を吸収できた"ガタイ”がいい選手が多い。しかし、もっと無理なく成長することができるとしたら……。 新型コロナウイルスはなかなか収束を見せないが、スポーツ界は徐々に活動が再開され始めた。プロ野球・Jリーグの2大プロスポーツが先駆けとなり、アマチュアスポーツも少しずつ活気を取り戻しつつある。 野球界も「withコロナ」の生活様式を進めている。プロ野球の取材をしていても、変化を如実に感じる場面がある。 プロ野球のパ・リーグを2連覇している西武は、ホームでの同一カード6連戦の最後の日、試合前のシートノックを行わなかった。またパ・リーグの首位・楽天は、中軸を担う3選手、浅村栄斗、ブラッシュ、ロメロの負担を休養日やDH起用で軽減しながら、チームをうまく循環させている。 そして彼らは、試合でハイパフォーマンスを発揮している。チームが好調なのもうなずける。 この流れは

    自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)
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    mozunikki 2020/07/27
  • 日本のプロスポーツ界に革命が!?税制と向き合ったJリーグ特命ペア。(岸名章友(日本経済新聞社))

    Jリーグ専務理事の木村正明氏。東大法学部卒業後、ゴールドマン・サックスに入社。ファジアーノ岡山の社長を経て、2018年より現職。 新型コロナがスポーツに足止めをらわせているさなかに、Jリーグではちょっとした一大事が進行していた。プロ野球の親会社に特例的に認められてきた税務上の扱いが、Jリーグクラブの親会社にも認められることになったのだ。 クラブの赤字を補填するための親会社からの貸付金は課税対象とはならないというもので、平たくいえば親会社やオーナーがカネをつぎ込みやすくなる。クラブが大物選手の獲得などに乗り出しやすくなり、Jリーグがより華やかになるかも、とささやかれている。 そもそもプロ野球球団に対する特例は、はるか昔の1954年に国税庁の通達で認められたもの。年次の損失の限度において、親会社からの補填や貸付金は課税対象でない「損金」として扱われるとされている。この特例のすごいところは、球

    日本のプロスポーツ界に革命が!?税制と向き合ったJリーグ特命ペア。(岸名章友(日本経済新聞社))
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    mozunikki 2020/07/17
  • 引退・明神智和の魂は今もガンバに。遠藤保仁、山口智、藤春廣輝の秘話。(下薗昌記)

    長野パルセイロで過去3シーズン、J3のカテゴリーを戦ってきた明神智和が今季限りでの現役引退を発表した。その翌日となる12月3日、かつての僚友だった遠藤保仁に驚きは全くなかった。 「知っていましたよ」と話す遠藤にはこの秋、明神人からLINEを通じて「今年で辞めようと思っている」と連絡があったという。 ボランチというサッカー用語を生み出したブラジルは、このポジションをしばしば、こう表現する。 カレガドール・デ・ピアノ(ピアノの運び手)。 ピアニストとなる攻撃のタレントのために、重いピアノを運ぶ労働者、つまるところ黒子である。 明神がピアノを運び、遠藤が奏でる。 10年間所属したガンバ大阪で、ピアノを運び続けてきた明神だったが、そのピアノの鍵盤を叩き、攻撃サッカーという魅惑のメロディを奏でてきたのが遠藤だった。 チーム内での役割はまるで対照的だが遠藤は言う。 「中盤から前の選手を気持ち良くプレ

    引退・明神智和の魂は今もガンバに。遠藤保仁、山口智、藤春廣輝の秘話。(下薗昌記)
  • 堂安律&食野亮太郎をタフにしたG大阪U-23と、育成リーグへの懸念。(下薗昌記)

    G大阪U-23時代に間勲(左、当時栃木SC)とマッチアップした堂安律。公式戦出場機会を得ることで試合勘を磨いていった。 今年でJ3リーグに参入して4年目となるガンバ大阪U-23。このガンバ大阪の弟分はセレッソ大阪U-23やFC東京U-23と比べると、最もJ3リーグを戦う恩恵を受けたクラブだと言っても過言ではないだろう。 順位だけを見れば昨年の6位が最高成績だが、J3のカテゴリーを経験した若手から既に何人かが世界に羽ばたいている。 堂安律は2016年のルーキーイヤーこそトップチームに定着しきれなかったが、J3リーグで21試合10得点。別格の存在感を見せ、翌年には早くもオランダへと旅立った。 今年1月の始動段階ではJ3を主戦場とした野亮太郎もJ3リーグで8試合8得点。早々にガンバ大阪U-23を「卒業」する格好となり、トップチームで輝きを放ったかと思えば、8月にマンチェスター・シティに完全移

    堂安律&食野亮太郎をタフにしたG大阪U-23と、育成リーグへの懸念。(下薗昌記)
  • ここ最近、J1残留ラインが高すぎる。プレミアやブンデスと比べても……。(茂野聡士)

    2019年のJ1も大詰め。鹿島・FC東京・横浜FM・川崎の優勝争いや来季ACL圏内争いが佳境を迎えている。しかし昨シーズンに続いて大混戦となっているのがJ1残留争いである。 この時期になってJリーグの試合会場に足を運ぶと、あることに気づく。 ハーフタイムだけでなく、試合中にもスマホにちょこちょこ目をやる人が増えるのだ。 それはよっぽどの急用じゃない限り、絶対に他会場の経過を見ている、はずである。かくいう筆者も「目の前の試合に集中しろ!」と言われそうだが、気になる試合はライブ配信を横目に観戦しているのだから。 今季もそんなファンやサポーターが増えるんだろうな……と思ったのは、J1第30節の結果である。最下位の磐田が清水との静岡ダービーを2-1で制し、勝ち点を「25」とした。そして下記は11月5日終了時点で残留争いに関わっているクラブの順位表だ。カッコ内の数字は(勝ち点/得失点差)である。 1

    ここ最近、J1残留ラインが高すぎる。プレミアやブンデスと比べても……。(茂野聡士)
  • 湘南のロッカールーム映像がすごい。怒鳴り合いでもカメラを止めるな!(杉園昌之)

    今シーズンのリーグ戦が開幕し、少し経った頃のこと。湘南ベルマーレに鹿島アントラーズのある選手から注文の連絡が入った。 「(2018年の)イヤーDVDを買いたいのですが、まだ在庫ありますか?」 メッセージの主は永木亮太だ。'10年から'15年まで湘南に在籍し、かつては自らもシリーズ作品に出演していた1人。'18年シーズンを振り返るドキュメンタリー『NONSTOP FOOTBALLの真実 第5章』の噂を聞きつけ、旧知のスタッフへ連絡してきたという。 「すごいらしいですね」 どうやら、いまJリーガーの間でも話題になっているようだ。 声を荒げる選手、ギリギリの映像。 DVDには試合のハイライト、選手のインタビューだけでなく、ありのままのロッカールームの映像が収録されている。いまの時代、舞台裏にカメラが入ること自体は特別に珍しくないかもしれない。ただ、その中身はハードワークが代名詞となっている湘南の

    湘南のロッカールーム映像がすごい。怒鳴り合いでもカメラを止めるな!(杉園昌之)
    mozunikki
    mozunikki 2019/04/08
    見たい。
  • イチロー引退会見で読み取れた、番記者たちの“地獄”と信頼関係。(プチ鹿島)

    記事を書いたデイリーの小林記者はイチローがメジャー1年目の2001年に初めて野球を担当したという。そんなルーキーに当時27歳のイチローは容赦なかったと振り返る。 《「次どうぞ」、「それ、答えなきゃいけないかな」。記者の質問をことごとくはねつける。無言でスルーされる。そこまで厳しくされる理由が分からなかった。》(デイリー・3月22日) それから3年後に初めて単独インタビュー。イチローが求めていたのは「プロフェッショナル」だったことを知る小林記者。 後年、「(あの頃は)地獄でした」とイチローに語ったという。引退を伝える記事の最後は「イチローには感謝の言葉しかない」。 「僕に鍛えられたんだから……」 同じ紙面には「'94年~'97年までオリックス担当」の記者が、 《記者泣かせの選手だった。》 《想定通りにやりとりが進んだことなんてなかった。》 《「学級新聞じゃないんだから」。時に叱られ、呆れられ

    イチロー引退会見で読み取れた、番記者たちの“地獄”と信頼関係。(プチ鹿島)
  • 宮藤官九郎の『いだてん』執筆記。「辛さのレベルは全然違いますが」(宮藤官九郎)

    1月6日に始まった大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』。 その脚を執筆する「クドカン」こと宮藤官九郎氏が Number970号「テニス開幕特集 ラブゲームで行こう」(2019年1月17日発売)に寄せた連載エッセイを、今回だけ特別に全文公開します! 『いだてん~東京オリムピック噺』が1月6日スタートしました。 いかがでした? 大河でした? 大河じゃない! と言われましても、2話から唐突に信長や龍馬を出すわけにもいかないので、そこは諦めて1年間お付き合い頂きたい。 2019年の大河ドラマでオリンピックを描く。これ、ひょっとして翌'20年の東京オリンピックを盛り上げるために巧みに仕組まれた国家的プロパガンダじゃない? そんな邪推を、この場でハッキリ否定します。そんな大それた企画だったら俺んとこなんかに来るわけないじゃない。 意外かもしれませんが、こちらから持ち込んだ企画なのです。「大河で

    宮藤官九郎の『いだてん』執筆記。「辛さのレベルは全然違いますが」(宮藤官九郎)
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    mozunikki 2019/01/21
  • スポンサーのはずが今や大分サポ。トリニータと浅田飴の幸せな関係。(茂野聡士)

    永六輔が「せき、こえ、のどに……」と言っていたCM以来である。この1年間で“あの企業”の名前をこんなにも多く耳にしたのは。 大分トリニータのファンやサポーター、Jリーグを熱心にチェックしている人だったら答えが分かるかもしれない。 浅田飴だ。 大分はかつて若き日の西川周作、森重真人、清武弘嗣、金崎夢生らを擁して2008年にナビスコカップ優勝を果たした。しかしその後経営難に陥ってJ2降格。そして2015年にはJ1経験クラブとしては初のJ3降格を経験した。 それでもチームは片野坂知宏監督が就任してから、V字回復を果たす。1年でJ2復帰を果たすと、就任3年目の今季は大混戦となったJ2リーグで2位。2013年以来となるJ1復帰を決めた。 そんな片野坂監督の情熱に魅せられ、2018年途中からトリニータのスポンサー企業となったのが浅田飴。そのきっかけはSNSだった。 SNSがきっかけでスポンサー。 いき

    スポンサーのはずが今や大分サポ。トリニータと浅田飴の幸せな関係。(茂野聡士)
  • 遠藤保仁、J1通算600試合達成へ。親友たちだけが知るヤットの凄さ。(下薗昌記)

    遠藤保仁というプレーヤーは、実に多くの「枕詞」で語られる選手である。 冷静沈着、マイペース、泰然自若、クール、鉄仮面……。いずれの言葉も、稀代のプレーメーカーを構成する一部であるのは間違いないが、遠藤という男は、実のところ、根っからの熱血漢である。 ガンバ大阪が勝てば、J1残留を確定させる11月10日の湘南ベルマーレ戦。遠藤はJ1通算600試合出場の大台に到達する。歴代最多は名古屋グランパスの楢崎正剛が持つ631試合だが、フィールドプレーヤーとしては史上初めての偉業である。 人も「誇りに思う」偉業。 数字には興味がない、と公言してはばからない男が、600試合という大台を目前に、こんな言葉を口にした。 「プロ21年目で、ようやく到達できた数字。20年以上、プロの世界でやれていることはありがたいし、嬉しい。誇りにも思う」 遠藤が胸を張るのは当然だ。J1のピッチに600回、足を踏み入れるだけで

    遠藤保仁、J1通算600試合達成へ。親友たちだけが知るヤットの凄さ。(下薗昌記)
  • 世界を駆けるFIFAコンサルタント。杉原海太の言葉でJの制度を考える。 - 海外サッカー - Number Web - ナンバー

    「国ごとに、置かれたサッカー界の状況も経済状況含めた国の状況も違うので、制度の導入はコピペではうまくいかない。」 杉原海太(FIFAコンサルタント) Number誌の連載「スポーツ仕事人」の取材で、FIFAコンサルタントの杉原海太に話を聞く機会があった。 FIFAでは一連の汚職事件の反省を生かし、リーグ、クラブ、選手の声をもっと反映すべく、新たに「フットボールステークホルダーズ委員会」を設立した。それに呼応する形で、「プロフェッショナルフットボール」部門も立ち上げられた。 杉原は新部門の下で、世界中のリーグ、クラブ、選手をサポートする仕事をしており、クラブライセンス制度の世界各国での導入もそのうちの1つだ。ヨーロッパではクラブライセンス制度は広く導入されているが、それ以外の地域では制度が導入されていない国も多い。 ヨーロッパにはクラブ経営のエキスパートも多く、またそういった人材を十分に雇

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    mozunikki 2018/10/19
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  • “派手な今野泰幸”はガンバを救うか。復帰後は奪う、走る、そして吠える。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー

    ガンバにとって、8月は悪夢のような試合の連続だった。 昨年までの指揮官、長谷川健太監督が率いるFC東京には後半アディショナルタイムの決勝点で勝ちきったものの8月のリーグ戦6試合は終わってみれば1勝2分け3敗。一向にトンネルを抜け出す気配がない、低調なチーム状態の原因はその失点データが雄弁すぎるほどに語っていた。 6試合で許したのは計11失点。 「前半はいい試合ができていることも多いが、後半の戦い方が課題」(三浦弦太) 11失点の全てが後半に喫したもので、1-0でリードしながら勝ちきれなかった磐田戦や札幌戦は、いずれも後半のアディショナルタイムに同点ゴールを献上。貴重な勝ち点3を逃してきたのである。 クラブ史上初の降格に泣いた6年前は、リーグ最強の攻撃力を誇りながらも、勝負どころで守備陣が崩壊。だが、今季の足取りを振り返ると得点数もリーグワースト2位で、失点もワースト5位。点も取れず、守

    “派手な今野泰幸”はガンバを救うか。復帰後は奪う、走る、そして吠える。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー
  • ガンバのクルピ解任は「人災」。再建チャンスの中断期間をフイに。(下薗昌記)

    「いつか来た道」の入り口にガンバ大阪が立たされている。 巻き返しを目指すはずだったJ1リーグの再開後、サンフレッチェ広島と清水エスパルスに連敗。16位という危険水域から抜け出し切れない現状に、ガンバ大阪は禁断のカンフル剤を打つことを選択した。 清水戦の翌日となる7月23日、関西大学サッカー部と行った練習試合はサブ組中心で7-0と圧勝したが、この試合がレヴィー・クルピ監督にとってのラストマッチ。クラブは、ブラジル人指揮官の解任を決定し、ガンバ大阪U-23を率いる宮恒靖監督を後任に決定したのだ。 クラブ史上初めてとなるJ2リーグ降格の憂き目を見た2012年。やはりブラジル人監督を早々に解任し、ガンバ大阪の生え抜きだった松波正信氏(現アカデミーダイレクター)をコーチから昇格させる形で指揮を委ねたが、その結末は今更振り返る必要はないはずだ。 今季獲得した矢島は仙台にレンタル。 今季は「奪還」をチ

    ガンバのクルピ解任は「人災」。再建チャンスの中断期間をフイに。(下薗昌記)
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    mozunikki 2018/07/28
  • <歩みをとめない者たち>宮本恒靖の“今を生きる”原動力。(二宮寿朗)

    恒靖は、バーンアウトと表現する。 2006年、ドイツワールドカップ。ベスト16まで進んだ日韓大会以上の結果を期待されたものの、惨敗に終わった。キャプテンとしてすべてを注ぎ込んできただけに、その代償は思った以上に大きかった。 もう12年も前の出来事になる。宮は古巣ガンバ大阪に戻って指導者となり、U-23監督とトップチームのコーチを務めている。ビターな記憶は、今なお新鮮なままである。 「ショックはありましたね。いい結果をもたらすことができず、モヤモヤしたままでガンバ大阪の練習に復帰して、そこでヒデ(中田英寿)の引退表明もありました。自分に置き換えてみても、キャリアの終わりが近づいていると感じさせられました。ドイツから帰国してJリーグの試合がめぐってくるなかで、集中力を保とうとはしていたつもりです。しかし気持ちとパフォーマンスにズレが生じていて、プレー自体あまり良くなかったかなって思います

    <歩みをとめない者たち>宮本恒靖の“今を生きる”原動力。(二宮寿朗)
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    mozunikki 2018/06/14
    ほんまこの人はすごいよな。努力の人。尊敬するわ。
  • ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)

    「ポジショナルプレーという単語を最近よく聞くんですが、あれは一体何物ですか? 記事やを読んでも、今ひとつわからなくて……」 最近、こんな質問を受けることが多い。 たしかに「ポジショナルプレー」というフレーズは、難解に響く。考え方自体は昔から存在していたが、日では使われてこなかったし、「戦術」や「ポジショニング」との違いもわかりにくい。 ポジショナルプレーとは何か。 自分なりに定義すれば、「攻守を問わずにピッチ上で優位性を創りだすために、戦術システムと選手の配置、組み合わせ方を考えた上で、監督が選手たちに実践させるプレーや細かなポジション取り、基的なノウハウの集合体」となる。 さらに補足するなら「監督が自らの理念に基づいて」という前書きや、「これまでの戦術的なアプローチが、さらに進化し、精緻化されたもの」と締めくくってもいい。 もちろんこれはあくまでも総論だし、まだイメージがつかみにく

    ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)