⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら マメチュー先生には毎朝、通っているところがあります。 ふと、目的地にどなたかが先に来ていることに気が付きました。 「朝は気持ちがいいだす」 「うん、ね」 てんまさんは嬉しそうに、カラスケくんとおしゃべりしています。 そこへ人間に警戒心を持つ妖精の少女、シルプさんが割り込みました。 「カラスケ、ちょっとそっち行ってて」 「なんだす?」 「あのね、てんま。こないだ、あの人がね」 「…じゃあ、そっちいっとくだすね」 カラスケくんを押しのけ、てんまさんとおしゃべりしたくてたまらない様子の妖精の少女。 人見知り同士、シルプさんとてんまさんは仲が良いみたいです。 てんまさんは野生動物など無理には、手懐けようとはしません。 多分シルプさん(野生動物)の場合も、てんまさんを見かけるうちにシルプさん自身が興味を持ったので