武蔵大学は2007年9月から、社会人として必要な基礎的ITスキルを教える講座を開く。特徴は「プロジェクト・ベースト・ラーニング(PBL)」と呼ぶ実践型教育方法を取り入れること。PBLは、学生に役割とゴールを与えたプロジェクトを実践させることで、座学では得られない課題解決能力やコミュニケーション・スキルを身に付けさせる。企業や大学でのIT人材育成講座で採用が相次いでいる。 開講するのは「デジタル協働学基礎」。ある企業の経営をプロジェクトで疑似体験することにより、ビジネス・パーソンに役立つIT利活用の基礎を教える。詳細な題材はまだこれから決めるが、製造業の工程管理を含めることなどが候補に挙がっているという。 講座は90分で週1回。経済学部の1年生を対象にしている。武蔵大学はまず半期の講座として始める。その後、本講座を通してIT業界に興味を持った学生に対し、IT人材育成に特化した上級コースを設け