日本でまだ食べられるのに捨てられる食品、いわゆる「食品ロス」の量は年間643万トン、一人当たりにすると51キロにも上ると言われています。 これを減らすために2019年10月に「食品ロス削減推進法」が施行されました。食品ロスを減らすための新たな取り組みが北海道でもはじまっています。 街の声: (Q.食べ物を捨てることはありますか? ) 「ないです。腐る前に食べる、それだけですね」 「料理で残ったものを作り変えてみたりするけど、それでも残ってしまったときは捨てちゃう。もったいないなって思いますけど」 「ご飯食べてて多かったら、残すほどではないと思ったら捨てちゃう」 残った料理などを捨ててしまうという声も少なからず聞かれますが、札幌では食品ロスを減らすための新たな取り組みが始まります。 プラスフード事務局 田尻敏憲さん:「一般のお客さんはお得に食材を手にすることができるし、店舗はもともと廃棄する
本記事は、2017年6月23日刊行の書籍『人生を破滅に導く「介護破産」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本来、施設の種類によって「入居」「入所」と書き分けるべきですが、文章の分かりやすさに配慮し、すべて「入所」に統一しています。 2016年6月19日のとある新聞の記事に、両親の介護費用が突然倍額になって戸惑う男性会社員の記事が掲載されていました。 東京都内在住の男性会社員Dさん(44歳)には、特別養護老人ホーム(特養)で暮らす要介護5の母親(80歳)がいます。費用の安い特別養護老人ホームに入所するために、2010年から4年も待機し、2014年にようやく入所できました。 しかし2015年4月の介護保険制度の改正をきっかけに、特別養護老人ホームからの請求額が食事や部屋代、介護保険の自己負担分を含めて、月額約
チクングニアというのは聞き慣れない名前だと思います。病気の名前でもあり、ウイルスの名前でもあります。日本にはチクングニア・ウイルスは存在しません。よって、これは「海外の病気」となります。 さて、夏休みで海外にお出かけの方も多いと思います。近年、海外からたくさんの外国の方がおいでになるようになったのはご存じの通り。来年のオリンピック・パラリンピック、その後行われる万国博覧会。この傾向にはさらに拍車がかかることでしょう。 とにかく海外に行く人、海外から来る人が多いこの時代に、外国の感染症の知識は欠かせません。ですから、これまではなじみのなかったこういう感染症も、ぜひ頭の何処(どこ)かに入れておいていただきたいのです。 いや、まじでやばいんですよ、近年のチクングニア。 もともとチクングニアは1952年にアフリカのタンザニアで見つかったウイルス感染症です。ヤブ蚊に刺されることでウイルスに感染します
公園で足を虫に刺された赤ちゃん。赤くなっていたのでママが市販薬をつけたけれど、気づくと赤ちゃんが足などをかいている。市販薬でのケアを続け、様子を見ていたら、そのうち顔も体も真っ赤に。赤ちゃんは痛がって激しく泣き…。 これは、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひふしょうこうぐん)」かもしれません。皮膚や鼻の穴などのひっかき傷やすり傷に「黄色(おうしょく)ブドウ球菌」が感染することで発症するもの。ブドウ球菌の中にある「皮膚剥脱毒素(ひふはくだつどくそ)」が血中から全身に回り、皮膚が赤くなってやけどのようにむけてきます。首やわきのした、もものつけ根から、顔やおなか、背中まで真っ赤になることも。ただれた皮膚に触れられると痛いので、赤ちゃんは激しく泣きます。
触ると水ぶくれなどの症状を引き起こす昆虫「ヒラズゲンセイ」が京都や滋賀で生息域を広げている。四国など温暖な地域で見られた種だが、生息域が年々北上してきた。専門家は見つけても触らないように呼び掛けている。 ヒラズゲンセイは、ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ。真っ赤な体とクワガタのような大あごが特徴で、6、7月に成虫になる。体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや巣を作る古い木造家屋など、多様な場所で見られるという。 生態に詳しい大阪市立自然史博物館の初宿成彦学芸員によると、もともと近畿地方には生息していなかったが、1976年に和歌山県で発見され、京滋では2009年に京都市伏見区、12年に栗東市で確認された。 現在の生息北限は、京都府南丹市や滋賀県近江八幡市とみられる。今月8日には、大津市北部の旧志賀町地域の住宅街で見つ
不慮の事故について、小児科医で緑園こどもクリニック(横浜市)院長の山中龍宏さんに聞きます。(聞き手・萩原隆史) 子どもの様々な事故の中でも、極めて危険性が高いのが、喉に異物を詰まらせてしまう窒息事故です。窒息状態が5分続くだけで半数が亡くなり、10分たつとほぼ全員が死に至るほど時間が限られているためです。 逆さまにして背中をたたいたり、後ろから抱えるようにおなかを圧迫したりする方法ですぐに異物が出てくればいいのですが、なかなか取り除けないケースも少なくありません。代表的なものがスーパーボールです。 ある日の夕方のことでした。3歳の男児がスーパーボール(直径3・5センチ)を口に入れて遊んでいるのに気づいた母親が、「危ないので口から出して」と叱ったところ、驚いて吸い込んでしまいました。 指では取り出せず、救急搬送先の病院で特殊な医療器具を使って摘出されましたが、病院到着までに40分近くたってお
横浜港にかかる横浜ベイブリッジをくぐり抜け、しばらく進むと船が止まった。 遺族が船室からデッキに移動し、散骨が始まる。水溶性の袋に収められた遺骨を海に流し、献花、献酒と続く。遺族が船室に戻ると、船は散骨した場所を3回旋回。お別れの汽笛が海に響き渡った。 【写真】「海洋散骨」はこんなふうに行う ■「夫と海でつながりたい」という思い 散骨式を執り行った遺族に伺うと、故人の夫は第2次世界大戦で南洋において戦死。自分が亡くなった際には「夫と海でつながりたい」と言っていた。その遺志をかなえるための海洋散骨に、親族からの反対も特になかったという。 海洋散骨式を施行したシー・ドリーム(神奈川県座間市、ブランド名は「海洋散骨プロデュース珊瑚礁」)は2010年の設立。葬儀関連業界と旅客船業界の両方で働いた経験を持つ今井健夫社長は創業の経緯をこう語る。 「マリーナの支配人をしていた際、葬儀社から散骨施行のため
マンハッタンの最先端ジムの有名トレーナーからインディアナポリスにあるNational Institute for Fitness and Sport(NIFS)、アメリカ陸軍の体力テストまで、昔ながらの腹筋運動の評判は落ちる一方。 【全画像】昔ながらの腹筋運動は無意味。専門家が勧める腹筋に効くエクササイズ かつてはトレーニングの基本として欠かせなかった腹筋運動だが、科学的な研究で、ウエストを細くすることもなければ、お腹の脂肪を落とす効果もないことが分かった。また腹筋の強化あるいは柔軟性の維持、長距離走のための体力づくりにも最適な方法ではない。 アメリカ陸軍は、体力テストの一つとして数十年間行われてきた「2分間の腹筋運動」を2020年末までに徐々に廃止し、代わりに兵士の戦闘即応力の向上により有効なもの、具体的にはデッドリフト(床に置かれたバーベルを直立姿勢になるまで持ち上げる)、パワースロー
医師として関わってきた多くの子どもの中には、忘れられない子が何人もいます。その中で、最悪の記憶として残っている赤ちゃんがいます。前回のコラムで、障害児の受容は簡単ではないと言いましたが、それが「死」という形になった子がいました。 産科から小児外科に連絡が来ました。先天性食道閉鎖症の赤ちゃんが生まれたのです。食道閉鎖とは文字通り食道が途中で閉じている先天奇形です。当然のことながら、ミルクは一滴も飲めませんから、生まれてすぐに手術をする必要があります。食道は胸の中にありますので、赤ちゃんの胸を開く、難易度の高い手術です。 そして、赤ちゃんの奇形は食道閉鎖だけではありませんでした。 口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という奇形があったのです。口唇裂とは上唇が鼻まで裂けていることです。口蓋裂とは口腔と鼻腔を隔てている上あごが裂けていて、口と鼻の中がつながっている状態です。口唇口蓋裂は、形成外科の先
<アメリカの電子認証専門機関が、定期的なパスワード変更の推奨をやめると決めた。エンドユーザーもいずれ、代わりの新しい「パスフレーズ」を要求されるようになるはすだ> 米政府機関はもう、パスワードを定期的に変えるのを推奨しない。アメリカの企画標準化団体、米国立標準技術研究所(NIST)が発行する『電子認証に関するガイドライン』の新版からルールを変更する。 ウェブサイトやウェブサービスにも、サイトが乗っ取られたのでもない限り、「パスワードが長期間変更されていません」などの警告を定期的に表示するのを止めるよう勧告するという。銀行や病院のように人に知られてはいけない個人情報を扱う機関も同じだという。 【参考記事】パスワード不要の世界は、もう実現されている?! 実は近年、情報セキュリティー専門家の間でも、特別の理由がない限り、ユーザーにパスワード変更を求めるべきではないという考え方が増えてきた
活動時間がやたらと長いブラック部活の実態は、顧問として長時間労働を強いられる教員だけでなく、子どもの健全な成長を危惧する保護者たちの間にも、問題視する声は少なくないようです。忙しすぎる練習スケジュールの再考を中学校に強く求め続け、ついに改善させた父親に、その「勝因」を聞きました。(朝日新聞編集委員・中小路徹) 【マンガ】「死ぬくらいなら辞めればいい」が、なぜできないのか? ネットで共感呼んだツイッター漫画 「この部活動は長すぎる!」。父親は憤りを収められませんでした。中学生になった長女は、ソフトテニス部に入ると、帰宅後ぐったりとして寝てしまい、深夜に起きて宿題をこなす生活となっていたのです。外食に誘っても「疲れているから家で食べたい」と断られる。父親は立ち上がりました。 40代会社員のこの父親は「スポーツは健全な体をつくるためにあるのに、むしろ心身を壊してしまいそうでした」と振り返ります
いよいよ「Windows 10」の一般公開が始まる。まずはWindows Insider Program参加者向けに順次配信されていく予定だ。ただ、これまでInsider Programに参加してきた600万人以外の、ごく一般的なユーザーの中には、今回の無料アップグレードに誤解や不安を頂いている方も少なくないと思われる。 【無料アップグレードが利用可能になると通知される画面】 まずはっきりしておきたいのは、「Windows 10のアップグレードは自動でも強制でもない」という点。知らない間にWindows 10へアップグレードされてしまい、周辺器機のドライバやネットバンキングがWindows 10に対応してなくて困る、ということは起こらない。そもそも、仮にアップグレードしても「アップグレードから31日間は直前の環境に戻せる」仕組みが用意されている。 また、「予約をしないとアップグレードで
アップルは新モバイルOS「iOS 7」のアップデートを2013年9月19日(日本時間)に開始した。iOS 7は「初代iPhoneを発売して以来の大規模アップデート」とティム・クックCEOが語るように、立体感のないフラットデザインを採用し、100以上の機能を追加するなど、見た目も中身も大きく変わっている。 【各設定手順の画像】 画面の下から上へスワイプすることで現れる「コントロールセンター」や、新しい写真・動画の共有機能「Air Drop」、マルチタスキングの拡張など、便利な新機能が多数搭載されている一方、iOS 6からの大きな変更には少なからず戸惑うことだろう。 ここでは、iOS 7にアップデートしたユーザーが特に操作で迷いそうな10のポイントを厳選して取り上げる。 ●(1)ホーム画面が見づらい → 文字を太くする/コントラストを上げる iOS 7は立体感のないフラットデザインを採
家系図作成サイト『ネットde家系図』を運営するパワーウィングスは11日(木)、同サイトの系図登録者数が10万人を突破したことを発表した。ユーザーの約8割が男性で、最も登録者が多いのは30〜40代。しかし、積極的に活用しているのは50〜60代で、中には系図に500人以上登録している人もいるという。 同サイトは2007年8月にテストオープン。シニア向け雑誌などで“ルーツ探し”をテーマにした企画が特集されるなど、家系図に関心を持つ人が増えていることを背景にユーザーを増やしてきた。Web上に家計図を作り、保存することができるうえ、ほとんどの機能が無料で使用可能。直感的な操作方法と“覚え書き”としても利用できる点が、シニア世代に受けたようだ。 同社は今後「幅広い世代のニーズを満たす機能に高めていく」と、“家系図ファン”拡大に向けてさらに力を入れていくという。 【関連】 携帯サイトで作詞家デビ
毎年のように深刻な漁業被害を与える大型のエチゼンクラゲが、今シーズンは日本海上でほとんど目撃されていない。水産庁は「極めて珍しい。姿を現さない理由も見当がつかない」と首をかしげている。 エチゼンクラゲは中国沿岸で発生し、最大で傘の直径が2メートル、重さ150キロにもなる。主に対馬海流に乗って8月から翌年2月ごろ日本海沿岸を漂流し、出現のピークは10、11月。1回の定置網漁で3000匹以上がかかる場合もある。網を破ったり、網の中で魚を圧迫して鮮度を落とすなどの被害を与え、漁師を悩ませている。 ところが今年は、今月に入って漁船が1、2匹目撃した以外は、東シナ海に出漁した船から「クラゲを見た」という報告が漁業情報サービスセンター(東京都中央区)に数件入っている程度。だが過去の苦い経験があるだけに、水産庁漁場資源課は「(漂流がなくても)安全宣言を出すつもりはない」と警戒を緩めていない。 クラ
(CNN) 今年5月に火星に着陸し、多くの観測データを収集している無人探査機「フェニックス・マーズ・ランダー」について、米航空宇宙局(NASA)は30日、迫り来る冬を越せる可能性は低いとの見方を明らかにした。 NASAのジェット推進研究所(JPL)フェニックス計画のマネジャー、バリー・ゴールドスタイン氏によると、同機は低電圧のため、現在は待機状態の「セーフモード」に入っているという。 フェニックスが着陸した北極圏は、太陽が昇らなくなる冬を目前に控え、太陽光が届く昼が短くなっている。このため、太陽エネルギーで動くフェニックスは、消費電力を抑えるため、待機状態になっている。 同機は約5カ月間にわたって火星の地表面を調査。水の存在を突き止めるなど大きな成果を上げているが、生命体の存在を示す証拠となり得る有機物は、まだ見つかっていない。 フェニックスが着陸した時、北極圏は太陽が沈まない夏を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く