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明治に関するmshkhのブックマーク (10)

  • かって学校に住む子供教師がいた - 山下泰平の趣味の方法

    学校に住む子供先生がいた 明治時代、小学校教師の数が足りない時期があった。これを解消するため、小学校を卒業した後に資金の問題で進学が出来ない村一番の秀才の子供を、そのまま教師にしてしまう流れができた。 周囲の大人が勉強を続けたいのであれば代用教員になればいいのではないかとアドバイスをし、その気になった子供が学校に住み込みで働く。見方を変えると子供を騙して学校に幽閉し授業をさせながら、次の犠牲者を探すように見えなくもないが、とにかく日にはこういった人材が求められていた時期があった。 一四歳で学校に住み込み働く少年の中には、大きな夢を抱く者もいた。今は小学校の先生だが、学資をためていずれ東京に出て出世しようという野心を持つ者たちがいたのである。当時は日全体が成長への熱気に浮かれ、誰もが出世できるのだと思えるような時代であった。出世のための手段として上の学校を卒業するというルートが形成され、

    かって学校に住む子供教師がいた - 山下泰平の趣味の方法
    mshkh
    mshkh 2022/10/29
    「残念なことに学校に住みついた貧しい家に生れた、そこそこ秀才程度の子供たちのほとんどは失敗してしまう」これが人生とはいえ、せつない
  • 明治・大正の人々によるキリスト教に対する誤解を紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    明治や大正の人々の中には、完璧に間違っている目的でキリスト教に入信しようとする者たちがいた。 キリスト教に限らず情報量が少ないと誤解や勘違いをしてしまうものだから、仕方ないといえば仕方ないわけだが、それにしてもこれはちょっとダメだろといった勘違いをいくつか列挙しておく。 キリスト教徒になると金が儲かる 聖書を読むと度胸がついて脱獄できる キリスト教徒になると無罪になる まとめ キリスト教徒になると金が儲かる キリスト教徒になると金が儲かる。これはかなりメジャーな誤解である。そしてキリスト教徒になると儲かるというデマには一種の根拠があった。 当時、キリスト教を信仰している人は、比較的裕福で教養があることが多かった。そのコミュニティーに属することで利を得えようというのが「キリスト教徒になると金が儲かる」であった。 さらに牧師の中には、貧乏ではあるが教育を受けたい若者たちを支援しようとする者もい

    明治・大正の人々によるキリスト教に対する誤解を紹介する - 山下泰平の趣味の方法
    mshkh
    mshkh 2021/10/23
    面白いです。結局、大半の日本人にとって、宗教は何かご利益を貰えるものという感覚かもしれない。日本がアジアの中でもキリスト教が普及してない国に数えられるのは、良かれ悪しかれ日本の特徴だよなあ
  • 舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討伐しよう アフリカ人と帰国しよう 世界統一ブームがあった 豊太郎廃人となる 舞姫のために 追記 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 森鴎外による舞姫っていう小説がある。舞姫の内容を知らない人のためにあらすじを書いておこう。 子供の頃からずっと勉強してた太田豊太郎は22歳になると国費でベルリンに留学、ところがヨーロッパの文化に触れ近代的自我に目覚めてすごい苦悩をする。色々あって豊太郎は踊り子のエリスと仲良くなるんだけど、ついでに無職になってしまう。親切な友達の紹介で職をゲットしたらエリスが妊娠、なんだかんだでロシア仕事に行くことになる。エリスは

    舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法
    mshkh
    mshkh 2017/02/13
    「BMというのはBankara(蛮カラ) Man(メン) の略」めちゃくちゃ面白い
  • 子規の旅行とバンカラ旅行 - 山下泰平の趣味の方法

    歴史の中で、偉大な旅人として名を残した人々がいる。 思い浮かぶのは松尾芭蕉か西行か、人それぞれ違うことだろうが、明治時代であれば正岡子規が、旅に生きた偉人とだといえる。 俳人や歌人として活躍し、随筆や評論の世界でも手腕をふるい、近代文学に大きく貢献した正岡子規であるが、かってはただの旅行熱心な若者だった。明治二二年の春休みにも、東京都文京区から茨城県水戸市まで約一〇〇キロを徒歩で旅行している。 偉人になった若者の旅行 バンカラによる夜間遠足 勤労学生の行商旅行 偉人になった若者の旅行 明治時代の若者たちは、多かれ少なかれ無茶な旅行を好んでした。例えば明治の初めにも、断旅行というのがブームになっている。物をべずに名勝古跡を巡ることで、お金をかけずに知見を広げることができる上に、体も鍛えられる……これが断旅行の効能である。断しながら歩き続けたところで強くなれるとは思えないのだが、そこは

    子規の旅行とバンカラ旅行 - 山下泰平の趣味の方法
  • 知将から猫へ、進化する幸村像 物語の中の真田一族(上)

    大坂夏の陣の慶長二〇(1615)年、豊臣方について戦った真田幸村と大助親子は武運つたなくこの世を去った。はるか後年、天保四(1833)年あたりに、彼らが登場する読み物「朝盛衰記」が成立。物語の世界で真田親子は琉球を駆け巡ることになる。真田一族は二百年の時をかけて、江戸の人々の想像力を借りて再度の旗揚げを果たしたというわけだ。 そこからさらに二百年弱。現代の真田氏はアニメや映画、ドラマ、ライトノベルなどに登場。幸村は美男子になったり女体化したりになったりしている。江戸時代とは、かなりイメージが異なる。私は現代の娯楽文化には詳しくないが、赤くて元気、リーダーで軍師であれば幸村、ということになっているのだろう。 江戸時代と現代の真田一族の間を埋めるのが、明治大正時代の娯楽物語である。これらの創作物がなければ、今の真田一族の人気もなかったかもしれない。キャラクターとしての真田氏がはるばる渡って

    知将から猫へ、進化する幸村像 物語の中の真田一族(上)
    mshkh
    mshkh 2015/12/01
    すごく面白かった.次回も期待
  • 明治人はどのくらい米を食べていたのか?:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    昔の農家の人は一升飯をってたみたいな話があって、一升というと1.8リットル分の米です。 肉体労働をしてない人はというと、年間一石(180L)あれば、生きていけるとされていました。いやいや1石というの180Lではなくてだなぁみたいな話もあるわけですけど、その辺りのことは興味もないので詳しいことは知らないです。 現代だと1人あたりの消費量は60キロ弱くらい、それでは明治あたりだとどのくらいべていたのかなと気になりましたので、少々調べてました。 まずは調べやすいところから調べてみますと、日露戦争の頃の日兵は、1日に6合の米をべていたそうです。 飯盒というのがありますけど、あれで米を4合炊くことが出来る。1回の炊事で2回分の米を用意できる設計になっているというわけです。どこで読んだんだか忘れちゃいましたが、1日6合でも量が少なくて腹を減らしてる人がいたそうですから、べる人はもっとべてい

    明治人はどのくらい米を食べていたのか?:山下泰平のブロマガ - ブロマガ
  • 明治の巨大怪獣:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    ただし鯨は自然界に存在する生物であり、これを怪獣と呼ぶのは厳しい。お化けは恨みを晴らすという理由はあるが、実体を持たないのだから怪獣ではない。それなら妖怪はというと、彼らは存在する理由も登場する理屈も持っていない。妖怪退治は、もともとそこにいたものに、ヒーローが遭遇するというようなパターンがほとんどである。 これが明治だとどうなるのかといえば、実はあまり代わり映えしない。しかし巨大怪獣に関して、明治時代になんら進歩することなく、江戸と同じ感覚で人々が過し続けたというのは理屈に合わない。 宍戸源八郎という怪力の武士ロシアに渡り、エリザベス女王の前で、象を一背負い(正確には二背負い)で転がした後に、寝技を決め日刀で一刀両断にしている。この作品に出てくる象は、次のような特徴を持っている。 体重は550kgあるインドで捕まえたものである宍戸源八郎を殺すために登場した鼻を使い相手を取って投げ

    明治の巨大怪獣:山下泰平のブロマガ - ブロマガ
    mshkh
    mshkh 2014/06/26
  • 明治二年の靖国問題:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    総理大臣が靖国神社参拝したら外人がすごい怒って、ヤッベーみたいになっている。 こういう時に感情的になってはならない。大切なことは過去から学ぶということです。そんなわけですから、日は明治二年に起きた靖国問題をひとつの事例として紹介したいと思います。 靖国神社っていうのは元々は招魂社っていう名前で、明治の二年七月に東京九段坂に設けられ、その時には五日間の大祭が施行されました。 大祭ですからいろんなオッさんが、様々な物品を奉納するわけですけど、残念なことにその中で熱血すぎるオッさんがいた。 このオッさんは熱血すぎる以外は良い人で、とにかく国のために死んだ奴らが喜ぶのもを奉納しようとすごく悩んだんだ。それは良いんだけども、いろいろ悩みすぎた結果、オッさんは武者がキリストを踏み潰している旗を奉納するという最低すぎるアイデアを思い付いてしまった。 これは再現画なんだけど、絵師が知識とか曖昧なまま描い

    明治二年の靖国問題:山下泰平のブロマガ - ブロマガ
    mshkh
    mshkh 2013/12/28
    ブコメあわせて
  • Animated stereoviews of old Japan ~ Pink Tentacle

    In the late 19th and early 20th century, enigmatic photographer T. Enami (1859-1929) captured a number of 3D stereoviews depicting life in Meiji-period Japan. [Sumo wrestlers] A stereoview consists of a pair of nearly identical images that appear three-dimensional when viewed through a stereoscope, because each eye sees a slightly different image. This illusion of depth can also be recreated with

    mshkh
    mshkh 2009/10/29
    これだけチカチカする写真が続くとちょっとうっとうしいかも...いい写真なのにもったいない
  • 写真の中の明治・大正 - 国立国会図書館所蔵写真から -

    東京編 関西編 東北編

    mshkh
    mshkh 2007/08/29
    見てると時間がたつのを忘れるくらい.これはすごい
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