ブックマーク / vgdrome.blogspot.com (16)

  • 「いいね」は犯罪行為である

    いいね犯罪 いいね犯罪(‘Like’ Crime)とは…差別主義憎悪扇動、陰謀論のデマゴーグなどの有害な情報を発信/公言する人物や団体の投稿に「いいね」する罪である。特に著名なクリエイターやビジネス、スポーツ、芸能など各分野で一定の成功をおさめた影響力の強い人物が殆ど無自覚な形でそれを犯す為に広範でトラブルになっている。また2017年~2018年頃から顕在化した比較的新しい概念である。以上!!!!! 「RTならともかく、なんで"いいね"しただけで犯罪者呼ばわりされなきゃならないの?」とか「Twitterのいいねは2015年、前身のお気に入り(Favorite)はもっと前から既にあった機能なのになぜ2017年~と時期を特定して定義しているの?」など上記の説明に所々疑問を感じたり、どうにも納得がいかないのであれば続きを読んでみるといいかもしれません。それで納得できたり、あるいはできなかったり、

    「いいね」は犯罪行為である
    msrkb
    msrkb 2023/02/16
    “「いいね犯罪」の「犯罪性」とは有害な情報や憎悪の拡散に(知ってか知らずか)加担しながらもその責任を負おうとしない態度に対するものであり、邪悪や優越的地位に対する鈍感さ、自覚の欠如の悪徳である。”
  • 90年代サブカル帝国の逆襲

    "We were young, we were foolish, we were arrogant, but we were right."   「我々は若く愚かで傲慢だったが、しかし正しかった。」 -Abbie Hoffman小山田圭吾は四半世紀前に行った「いじめ加害の回顧」を元に糾弾され遂にステートメントを公表し、また五輪開会式作曲担当を辞任した。かつて若く愚かで傲慢だった男は中年になり、五輪という国家主義で粉飾した薄汚い資主義の欺瞞に満ちた祭典に魂を売り堕したが、ポストフリッパーズギター、コーネリアスこと26歳の反逆児 小山田圭吾によって無事それは阻止されたのである。 結果的に90年代の(露)悪趣味ブーム、鬼畜系と呼ばれるような虚無主義による静的反体制ムーブメントは時空を超えて虚ろな態度で大量消費文化に迎合する邪悪な中年男性の台頭を抑えたが、同時に現代に生きる人々はそのショッキング

    90年代サブカル帝国の逆襲
  • 中国チキンゲーム戦争 ~正しいPUBGのパクり方~

    先日PUBGcoはNeteaseによる2作(荒野行動、終結者2/生存法則)のPUBGクローンに対して著作権侵害訴訟を提起した。このクレームの詳細はTorrentFreakのアップしたpdfを確認してほしい。稿では昨年の秋頃から中国で発生したモバイル/PC向けPUBG Rip-offシーンの流れと、中国の巨人Tencent(QQ)とNeteaseによるチキンゲーム戦争というPUBG Rip-off訴訟の背景、サブテキストを読み解く。 なおPUBG以前のバトルロワイヤルジャンル(ハンガーゲーム)に関する混沌とした歴史は、バトルロワイヤルジャンルの歴史観に関する個人的な考察に断片的ながら記しているので興味があれば併読いただきたい。 2017年の3月にPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSがSteam Early Accessに登場し、前身的タイトルであるH1Z1 King

    中国チキンゲーム戦争 ~正しいPUBGのパクり方~
  • さよなら違法なオタクたち

    coding styleより zavtoneの北里方志によるグラフィカルなシーン Demo Party(延いてはLan Party)で何をやってるかと言えば、 みんなでポルノを交換していたなどシーンの俗な面もレポートされているのが特徴。 Amazon Primeビデオでデジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たちを観る。これはクーロン黒沢の四半世紀続くライフワークの一つで、ネット(とそれ以前のPの字カルチャー)を濫用しつづけ、時代に取り残されて朽ち果てていく落伍者を描いたドキュメンタリーのたぶん最近作で、もともと90年代にネットの達人 さわやかインターネットというが出ていて、その直接的な続編というか続報みたいな内容の映像作品。 クーロン黒沢の表現のスタイルというか、実際に知り合った複数人の個々のエピソードや噂レベルで聞いた話をまとめた上で、一つの人格、キャラクタとして作品に登場させ

    さよなら違法なオタクたち
  • Banned on the Street

    4月19日を自転車の日という。 日では「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律」という長ったらしい名前の法律が施行された5月5日を同じように自転車の日と呼ぶが、一方のそれはとある中年男性が帰宅途中で乗っていた自転車からすっころんだ日を記念して呼ばれているものである。件の中年男性は名をアルバート・ホフマンといい、彼は1943年の4月19日にリゼルギン酸ジエチルアミド、すなわちLSDを自ら摂取しておりラリパッパーでまともに運転できなかったのである。これが人類の歴史上で初めて自らの意志で人間が合成LSDを摂取した日、自転車の日のあらましである。 ところで朝日新聞は先日、7月24日に以下のような報道をした。 自転車ポケモンGO、女子大生ひったくり被害 名古屋 http://www.asahi.com/articles/ASJ7S5RCCJ7SOIPE020.html 自転車

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  • タツキセクスと未来の耳

    ルイージ・ルッソロ 20世紀初頭にイタリアの芸術家ルイージ・ルッソロはL'arte dei rumori(Art of Noises)、すなわち騒音の芸術と題した作品を発表している。産業革命によって急激な機械化が起こり、かつて自然界になかった様々なノイズが欧州を覆いつくしたが、このまま際限なく機械化が進むとすれば、未来の人類は更に幾千の多様なノイズに包まれて生活するであろう…という思案のもとに、ルッソロは様々な人工騒音装置を製作し、それが一同に鳴り響く空間を未来の生活と呼び、また、そんなノイズの世界にやがて人々が順応するだろう事を予想し、その愛なき世界に適合化した聴覚を未来の耳と呼んだ。 Tatuki Sekusu Hanazawa EP 21世紀初頭に日の芸術家ケンセイ・オガタは、インターネット上でタツキセクスという黒いユーモアで署名した作品を発表している。一方で日のアニメ声優 花澤

    タツキセクスと未来の耳
  • FPSにおけるWASD設定の起源について2 [Quake覇者とHalf-Life編]

    WASD 95年頃には、北米DoomシーンはDoomというゲームの特殊性と言いますか、著しいキー設定の制限によりESDF/RDFG設定を確立していました。95年の北米DoomシーンとはマイクロソフトがWindows 95普及の為のキラーソフトとしてDoom95を大々的に宣伝し、今日のオンラインマルチプレイヤーゲームの前身となる月額制ダイアルアップマルチプレイヤーゲームサービスDwangoにDoomを遠隔地の人と遊びたくて毎月9.95ドルを支払う人が1万人に迫る勢いで存在した…そんな時代です。 ビル・ゲイツもショットガン片手にご満悦だ しかし翌年の96年にQuakeが登場した事で、Doomはすぐ衰退期に入ります。今日ではQuakeはDoomと全く異なるアーキテクチャ、プレイ感覚を有した…端的に言えば別のゲームだと多くの人が認識していますが、ジョン・カーマックが定義する技術的世代階層という観点

    FPSにおけるWASD設定の起源について2 [Quake覇者とHalf-Life編]
    msrkb
    msrkb 2015/11/30
  • 僕らはチャットでゲームする地獄

    80年代のはじめに古のホビーPCがビッグコマーシャルな市場に革新的な物として鳴り物入りで登場した時、いち早く手に入れた先見の明ある(非ホビイストの)大人達はそれを大抵は持て余してしまっていた。広告には無限の可能性がこのクリーム色をしたプラスチックの筐体に秘められていると謳われていたが、帯に短く襷に長しのそれで何かできたかといえば、好奇心旺盛でやや内気な息子の為の高級なおもちゃになるくらいしかなかったのだ。 時は流れて90年代の末頃、当初は海の物とも山の物とも知れなかったそれも既に大衆層へ明確な利用目的を示せていた。韓国中国の若者達がPCで、あるいはインターネットで何をしたかったかと言えばチャットとゲームだった。当時のアジアにおけるネットカフェ(韓国で言うところのPC房)需要、若者達の欲求であり、後世の人が文化と称するだろうそれを支えた核はテキスティングとオンラインゲーム、あるいは入れ子構

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  • FPSにおけるWASD設定の起源について1 [はじまりはいつもDoom編]

    アメリカ最初の競技プロゲーマーことThresh しかし彼が今日でも成功者として広く知られているのは、 引退後に起業家としてアメリカ主義ゲームを勝ち続けているからです。 1337 MagazineによるThreshの記事に彼がWASD設定を普及させた旨がざっと記載されているのですが、言葉足らずというか内容的にモヤモヤしたので今回はWASD設定、いわゆるThresh Bindについてその歴史的背景など掘り下げてまとめておきます。 ビデオゲームにおける今日のWASD設定、Thresh BindとはThreshことDennis Fongによって96年に体系化され、98年リリースのHalf-Lifeがゲームデザインレベルでこのキー設定を取り入れた事で世界的な規格として一定の完成をみました。WASD設定は96年という時代とThreshという支配的勝者によってシーンへ浸透した事はまず間違いないでしょ

    FPSにおけるWASD設定の起源について1 [はじまりはいつもDoom編]
    msrkb
    msrkb 2015/09/17
  • 追憶の韓国産オンラインFPS…とValveのトラウマ編

    自分の記憶とインターネットの集合知を頼りにゼロ年代の韓国産オンラインFPSについて振り返ります。僕が海を隔てた日から一番熱心にタイトルを追っていたのは2003年からたぶん2009年くらいの時期になると思います。奇しくもそれはWarcraft 3をプレイしていた時期と重なっていて、思い返せばそれを遊ぶということはBattle.netでラダーを回して気疲れした時の息抜きだったような気もするし、WC3よりも熱心に遊んでいた時期もあった気がします。まぁそんなのはどうでもいいんですけど、多分にひどく懐古主義的で、個人の主観にとらわれた独善的な内容になっているだろう事を先にことわっておきます。 Oh! Jaemi! - 2002 正確にはこれはオンラインゲームではないです。前回の記事で少しだけ触れましたが、韓国にはパッケージゲームという言葉が元々あって、それは箱に入ってお店で売っているゲームを指しま

    追憶の韓国産オンラインFPS…とValveのトラウマ編
  • PCゲーマーは本当に違法ユーザーの巣窟なのか

    その答えはおおむねYesであるが、近年はそれ自体が問題でなくなりつつある。 ゲロゲリゲゲゲの東京アナルダイナマイトという怪盤の中で山之内純太郎という人は、観客を“聴いてるだけの能無し野郎”と罵っていたが、Warezという特殊なシーンにおいて、ダウンロードするだけの能無し野郎とは大抵、金がないか、学がない、あるいはその両方が当てはまる人である。そもそもPCゲーマーは当に違法ユーザーの巣窟なのか?という質問はズレている。PCゲーマーにはたくさんの普段日円にして数十円のパッタイ(タイの米粉焼きそば)をべて暮らす年収数十万円の若者達もいれば、気まぐれに十数万円のグラフィックボードを買おうがなんら日常生活に支障のでないような連中が混在している。当たり前だがそれらの人々が等しい割合で違法コピーに手を出しているのではない。年収1000万円のグループと年収100万円のグループでどっちにWarezer

    PCゲーマーは本当に違法ユーザーの巣窟なのか
    msrkb
    msrkb 2015/04/27
  • お前の名は運命 Greg Kirkpatrick

    MarathonをリイマジネーションしたHaloが、スパルタンという見た目に分かりやすい戦闘サイボーグのキャラクタを描いたのに対して、Marathonシリーズでスパルタンに相当するMjolnir-4はブレードランナーのレプリカント(Nexus-6)のような存在として描かれました。擬態化して人間社会に溶け込み、偽の記憶を植えつけられ、一般人として生きながら、非常事態では率先して戦うという具合です。プレイヤーは狂言回しのAI達に頼まれて「おつかい」をする巻き込まれ型一般人(警備員)の体でありながら、その実体はMarathonの最初の襲撃(HaloにおけるReach)で全滅したミョルニル4の最後の生き残り、ラストワンであることが後々明かされます。この設定やプロットを書いたのがGreg Kirkpatrickというとてもオタッキーな人でした。 Marathonシリーズ最終作のMarathon In

    お前の名は運命 Greg Kirkpatrick
  • ゲームバンドル 2014 あるいは ゲームバンドル 2004 -終焉-

    2010年にWolfireがHumble (Indie) Bundleを発表した時は衝撃的だった。既にあれから4年の歳月が経ち、ゲームバンドル(とでも呼べばいいのだろうか)はもはやPCゲームを遊ぶボンクラにとっては一般的なものになり、たくさんの零細フォロワーが登場し、家HumbleではEAなど大手が参画する業界のムーブメントとなった、ゲームがまとめて欲しい金額か、とんでもない小額で手に入っちゃうんだぜ?なんてハッピーなんでしょう、でも僕ら人類は欲望の赴くままに生きている、いや欲望とは液体だから、上からそれを垂らせば、たちまち下へ下へと広がっていく、僕らはもう元へ戻る事はできないんだ。 扇情的にクソみたいなウェブメディアが1ドルから買えると喧伝し、良識派が「いやいや、こいつはPWYWといって、あなたが欲しいと思った金額を入れるんですよ、1セントで買えるってのは違うんですよ。」なんて当たり

    ゲームバンドル 2014 あるいは ゲームバンドル 2004 -終焉-
  • ピクセルを加速させろ! ブラストプロセス!

    なんの得にもならない話をしよう。 90年代後半、後追いだった僕をひどく混乱させたのがBlast Processing(ブラストプロセス)という言葉だった。もしかすると既に見聞きしていたのかもしれないが、はじめてそれに気が付いたのはFM(Five Musicians)関連のデモを探していた際に見つけたFTPサーバ上のprods listのコメントで、作品毎に美しいマンデルブロだとか、このgfxは○○から拝借されている…なんて書かれてる中に、ハイトマップランドスケープのクールなブラストプロセスみたいな感じで書かれてた。 はて、ブラストプロセスとはなんじゃらとシーン用語集を見ても載ってない。その時は大して気にもとめなかったんだけど、シーン系のフォーラムにモダンなピクセルエフェクト自体がブラストプロセスだとか、コードのテクニークとは関係ないから、そもそも使い方が間違ってるだとか書いてあったのをたま

    ピクセルを加速させろ! ブラストプロセス!
  • アドベンチャーゲームの語り部 ケムコ版Dejevu

    かつてアドベンチャーゲームは2人称の語りによって進行するものだった。すなわち状況描写は必然的にプレイヤーを"あなた(You)"と称する。これはRPG(非CRPG)に準ずる為であり、かつてのゲームというのは冒険者である"私"の意志、その行動は"入力"に過ぎず、それによって結果が"出力"されるということは、対面に位置するゲームマスターの口を通していたからである。 大学生達によるビデオゲーム開発が花開いた1970年代。ビデオゲーム開発がまだインダストリから遠く離れたプリミティブな存在であった時、世界初のアドベンチャーゲームであるColossal Cave Adventure(あるいは単にAdventureと呼ばれる)が生まれた。あの頃のコンピュータゲームがメインフレーム上で走っていた事もこの2人称の語りを定着させる一つの要因であったといえよう、ターミナル(端末)からコマンドを入力してメインフレー

    アドベンチャーゲームの語り部 ケムコ版Dejevu
  • 今更遊んだビデオゲームまとめ 2012

    昨年遊んだゲームのまとめを書こうと思ってリストに起こしていたのですが、その内の2012年より前に出たゲームだけをピックアップしてここに記載します。つまりは情けない後追いの記録に他なりません。新しい物を追いたかったり、2012年という"年"を振り返りたい目的を叶えられるものではありません。個別に書き起こすほどではないけど、残しておきたかった最新じゃないゲームの記録のまとめです。 オリジナルリリースは90年、未だに90年代が20年以上前を指す場合に違和感を覚えます。CorporationあるいはCyber-Cop(US版タイトル、酷い、アメリカってのは当に酷い)は大変野心的な黎明期の3D RPG/FPSである。巨大企業が支配するディストピアなイギリスを舞台に、遺伝子実験によりモンスターを生み出そうとする大企業UCCへエージェント(プレイヤー)が潜入するというストーリー。リアルタイム性のいわゆ

    今更遊んだビデオゲームまとめ 2012
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