デビュー作は2018年発売の『The friends of Ringo Ishikawa』。yeoが子どものころから大ファンだったという『くにおくん』シリーズを彷彿とさせる2Dドット絵の格闘アクションだが、いざプレイしてみると不良高校生たちの喧嘩アクションとともに、自宅のベランダでボンヤリとタバコを吸う時間や、同級生たちとのたわいない会話、深夜に歩く川沿いの道といった日常描写の作り込みや叙情的なトーンが印象に残る作品に仕上がっていた。 続く2020年発売の『Arrest of a stone Buddha』の主人公は殺し屋で、香港映画の巨匠ジョン・ウー作品を彷彿とさせるガンアクションが展開。2D横スクロールで前後から湧くように迫ってくる大量の敵をひたすら撃ち、弾がなくなったら敵から銃を奪って再び撃ちまくるというゲームシステムは、単調ではあるものの独特のリズム感もあり十分に熱中できる仕上がり