北朝鮮が核実験の準備とも受け止められる動きをみせるなか、中国の国営テレビは、北朝鮮との国境地帯を管轄する中国軍の部隊が緊急出動訓練を行ったと伝え、北朝鮮をけん制するねらいがあるとみられます。 国営の中国中央テレビは26日夜、人民解放軍瀋陽軍区に所属する第39集団軍が緊急出動訓練を行ったと伝えました。 第39集団軍は北朝鮮との国境地帯を管轄し、朝鮮半島情勢などに対応する部隊で、兵士が武器や無線機などを運び出したり、偵察車両に通信装置を設置したりする訓練の様子が伝えられました。 訓練が行われた詳しい日時や場所は明らかにされていませんが、中国中央テレビは「数万人の兵士が参加し、出動命令から数時間のうちに臨戦態勢に入るなど、即応能力が大幅に向上した」と強調しています。 北朝鮮が核実験の準備とも受け止められる動きをみせるなか、中国は外交ルートなどを通じて、北朝鮮に対して核実験に踏み切らないよう自制を