富山大学(富山市)で今年2月、工学部のサーバーが海外からのサイバー攻撃で乗っ取られ、米国への新たな攻撃に利用されていたことがわかった。情報流出は確認できていないというが、同大は文部科学省に報告し、富山県警にも相談している。サーバーの管理パスワードが単純で納入時から変えていなかったといい、セキュリティー体制の甘さが浮き彫りになった。 関係者によると、2月27日未明、不正アクセスでサーバー1台にウイルスが送り込まれ、約3時間半、米国企業のサーバーに向けて大量のデータを送り続けてパンクさせる「DDoS(ディードス)攻撃」をしていた。サイバー攻撃では身元を隠すため、複数のサーバーを悪用して乗っ取り、攻撃を肩代わりさせ、情報流出の拠点にするケースが多い。今回も攻撃の「中継点」として使われたとみられる。 同日正午すぎ、学内のコンピューターがネットにつながらなくなる障害が起きたことから事態が発覚した
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