面白系botの背景に潜むものこれまでにも何度となく目に留まり気にかけていたのだが、先日の積雪で東京渋谷のハチ公の横に、もう一つ雪像のハチ公が創られた写真が、あまりにも多くの面白系引用・盗用bot、あるいは疑似bot(bot:一定時間毎、あるいは何らかの特定タイミングで自動ツイートを行う自動アカウント)に流用され、そのほとんどが「自らが撮った」かのような口調でツイート(ツイッター上における発言)されたことを受け、今回背景の一部をまとめることにした。案の定、ハチ公の写真を自らの撮影のような口調でツイートしたbotも、そのアカウントの履歴をさかのぼると、ほとんどがこのタイプだった。 仕組みは次のような形となる。運用側があらかじめ「集客用アカウント」と「広告アカウント」を併設。普段は「集客用アカウント」でひたすら注目を集めるツイートを流す。そして「面白かったらRT」「同意できたらRT」などと織り交
吉本新喜劇の最年少座長、小籔千豊さん(39)。お笑いコンビ「ビリジアン」としてデビューするも、解散を経て、新喜劇に入りました。自身がプロデュースするお笑いと音楽の融合イベント「コヤブソニック」(9月15、16日、インテックス大阪)も今年で6回目。多方面で活躍する現在を作ってくれたのは、意外にも、後輩だったと言います。 2001年、ネタ合わせのつもりで行ったファミレスで、相方から「構成作家になる」と切り出され、いきなりコンビ解散になってしまいました。 自分を一番近くで見てきた相方が、コンビを辞めて「作家になる」と言った。“三振”も見てるけど、“ホームラン”も見てきた相方が出した結論が解散なら、自分にはホンマに商品価値がないんやと思い知らされました。 3月に解散の話があって、4月には、のちに嫁となる交際中の女性に「芸人を辞めて警察官になる」とプロポーズしました。すでに入っていた仕事をこなす残務
安藤美姫選手が未婚で出産する選択をし、アスリートとしてオリンピックを目指す、父親名は明かさない、というニュースを聞いて、私としては「日本にもこういうアスリートが出てきたんだ」と喝采を送りたい気分だったが、その後の常軌を逸したバッシングにはショックを受けた。一言でいえば、日本はこんなに人権を尊重しない、人の痛みに鈍感な、そして不寛容な国なのか、ということである。 週刊文春のアンケートもあまりにひどすぎ、中止となったが、今もネット上その他でいろいろとしつこく賛否が話し合われている。 安藤選手のFacebookに誹謗中傷があったという。 安藤選手のFacebookには これまで、いただいたコメントは貴重なご意見ですし、批判的なものであっても消したりしない、という方針で運営してきました。しかし残念ながら、ここ数日、第三者を愚弄したり、汚い言葉を使ったり、さまざまな生き方を選択した女性に対して差別的
ミリオンセラータイトル『Dの食卓』や『エネミー・ゼロ』の制作で有名な飯野賢治氏が2月20日、東京の自宅で心不全により死去しました。42歳。私が飯野賢治氏と初めて会ったのは、有限会社EIM創業後、彼が20歳のとき。以来、氏が残してくれた記憶を振り返り、ここに追悼文を記させていただきます。(*筆者ブログより転載) ■風雲児の素顔2月21日は打ち合わせののち会食があり、帰宅したのは深夜だった。 家に着きメールを見たときに訃報を知った。 全身から力が抜けていくようだった。 最近は健康に留意しているはずだったのに、まさか。 とっさにニュースサイトを閲覧すると、現実を突きつけるように「ゲームクリエイター、飯野賢治氏が死去」の文字が目に飛び込んできた。 個性がいっぱい積み上がった人生も、死を報じる記事になると、ものの30秒で読めてしまう。あっけない。はかなさが再び込みあげてきた。 飯野賢治といえば「風雲
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