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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (10)

  • 捏造された「朝日新聞の捏造」?(追記あり) - Apeman’s diary

    従軍「慰安婦」問題をめぐる言説を玉石併せてフォローしている人間であれば、この問題の扱われ方の転機について2通りの説が語られていることを承知しているであろう。即ち、「吉田清治の証言」をもって「慰安婦」問題の転機とする説と、「金学順さんらの提訴」をもってそれとする説、である。前者を採用する者がほぼ間違いなく歴史修正主義者であることは、当ブログの読者の方にはいまさら指摘するまでもないことだが、彼らの主張の最大公約数は“従軍慰安婦問題とは、吉田清治証言をもとに朝日新聞が一大キャンペーンを繰り広げた結果(そしてそれに反日国家である韓国と、反日知識人たちが便乗した結果)として捏造された問題”、ということになる。 はたしてこれは当なのか? 朝日新聞のデータベースサービスである「聞蔵IIビジュアル」を利用して、検証してみた。なお、以下の記述は同サービスを利用しての至極単純な(一つ、ないし二つのキーワード

    捏造された「朝日新聞の捏造」?(追記あり) - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2011/12/22
    ネトウヨは朝日を左翼の代表のように扱うが、そんなご立派な新聞でないことは内部にいた人間が証言する(笑)
  • ことさら「諸説ある」と言われることの意味 - Apeman’s diary

    今年の8月17日に asahi.com に掲載された「軍都の風景2 南京大虐殺」という記事には南京大虐殺についての用語解説がついているのだが、驚くべきことにその大半は犠牲者数をめぐる“論争”についての記述に費やされている。 南京事件(南京大虐殺) 1937年12月、旧日軍が南京で捕虜や市民の殺害、略奪に及んだとされる事件中国側は、戦後の「南京軍事法廷」の判決などをもとに「犠牲者は30万人」と主張。日の研究者の間では「約4万〜20万人」の説が多数だが、「虐殺はない」との意見も。外務省は「殺害や略奪は否定できないが、被害者数の認定は困難」との公式見解を出している。 書き手の意図がどうであれ、結果としてこうした記述は「犠牲者数が不明で、諸説ある」ことこそが南京事件に関して特筆すべきことである、と主張していることになる。例えば国際法の歴史という観点から言えば、事件当時外務大臣であった廣田弘毅

    ことさら「諸説ある」と言われることの意味 - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2011/11/18
    アウシュビッツでも南京でも関東大震災朝鮮人虐殺でも、「犠牲者数」を攻撃するのが歴史修正主義の一つのメソッド。
  • 『日本軍「慰安婦」制度とは何か』ほか - Apeman’s diary

    昨月末のエントリでご報告したやり取りをしている最中などに、“もし一冊を推薦せよと言われたら?”てなことを考えていました。ご承知の通り「慰安婦」問題については吉見義明氏の『従軍慰安婦』(岩波新書)が超定番になっていますが、このは1995年刊です。刊行から15年以上経っている文献を挙げることには積極的な意味あいもあります。その間に新たな発見や認識の深まりはいろいろあったにしても、『従軍慰安婦』の記述を根的に改めねばならない事情がないということは、過去15年ほどの間、日軍「慰安所」制度に関する学問的な認識が比較的安定していたことを示しているからです。 そうはいっても、やはり最新の事情を反映していない点は否めません。この点、昨年に岩波ブックレットから刊行された同じ著者の『日軍「慰安婦」制度とは何か』は、米下院決議や "THE FACTS"広告自爆事件などをふまえ、特に広告の主張に反論するか

    『日本軍「慰安婦」制度とは何か』ほか - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2011/11/14
  • redicecubepp 氏とのやりとりまとめ - Apeman’s diary

    普段は twitter で“議論”的なことはほとんど行なわないのですが、このエントリで言及した私の「「韓国で軍隊が村に現れて娘をさらって行った的なイメージ」が流布しているというのが仮に当だとして、それに一番貢献しているのは歴史修正主義者たちだと思うね。」というツイートに反応があったので、珍しくつきあってみました。 こんな感じで始まり、先方の返答は現時点では27日で途切れています。内容的に目新しいところは一つもないのですが、再確認できたこともないではないので、ごく簡単に総括をば。 今回私は歴史修正主義者のお気に入りの手法である「証拠を出せ」をわざと真似てみたのですが、それによって改めて、「慰安婦」問題否認論者にとって吉田清治証言が命綱である(ただしその命綱はどこにも繋がれていないのですが)ことが浮き彫りになっています。彼が証拠と称して持ち出してくるものは結局のところすべて吉田証言に還元され

    redicecubepp 氏とのやりとりまとめ - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2011/10/29
    「慰安所」を碁会所と言いくるめる大勲位もいるからね。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-28/2011102814_02_1.html
  • 「慰安婦」の政治利用を許すな? そうだね - Apeman’s diary

    最近は言及するにしてもブクマですませてしまうことが多い池田信夫センセイですが、10月1日、10月2日、10月4日と立て続けに素晴らしすぎるエントリを連発しておられまして、これはさすがにとりあげざるを得ません。 1日の「放射能という迷信」というエントリでは「学問的には疑問もあるが」と逃げを打ちつつも山・事実であろうがなかろうが・七平の「日人論」をとりあげています。曰く、「最近の反原発ヒステリーを分析するには適している」のだそうです。 しかしアド・ホックにしか使えないような理論はダメな理論なのであって、それがたまたま特定の事例にはうまく当てはまるように見えるからといって、その理論による説明が学問的に正しいことにはなったりしません。同じ大きさ・形の鉄球と発泡スチロール球を高いところから同時に落としてみる*1とき、二つの球のふるまいを分析するにはアリストテレスの自然学が適している、とか考えませ

    「慰安婦」の政治利用を許すな? そうだね - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2011/10/06
  • 宮台真司「南京大虐殺の検証はこれからだ!」 - Apeman’s diary

    少し前に掲示板でホドロフスキさんからご教示いただいていたのですが、宮台真司がまた南京事件についてテキトーなことを喋っています。TBSラジオ「デイ・キャッチ!」金曜日のコーナー「デイキャッチャーズ・ボイス 宮台真司」の5月15日放送第26回、「南京大虐殺の検証はこれからだ!」(魚拓)。 今朝、朝日新聞で「南京大虐殺」に関する映画の記事が載っていました。中国で上演され、一部「日人に配慮」した演出で反日感情も高まっている面もあるとか。というわけで今回は「南京大虐殺」について。ミヤダイ先生が「当はやりたくないと思った」このテーマ。話します。 「30万人か、幻か」というニセの二者択一を提示して「その両方を否定するオレ最強!」を演じようとする、不勉強丸出しかつ品性下劣な内容でした。在日韓国・朝鮮人についてもあいかわらず「強制連行はごく一部、大多数は自発的に来た」という持ちネタを繰り返してます。「強

    宮台真司「南京大虐殺の検証はこれからだ!」 - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2010/04/03
    宮台問題記念ブクマ。
  • これはまたみごとな馬脚ですね(追記あり) - Apeman’s diary

    関連エントリ:http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100122/p1 ガメ・オベールの日語練習帳iii-大庭亀夫の生活と意見 「ヒラリー・クリントンの奇妙な提案」 こんな↑タイトルのエントリが私に関係あるとは思わないじゃないですか。てっきり「裁判記録」の件にせよ靖国問題矮小化の件にせよだんまりを決め込むんだろうと思ってたからスルーしてたんですが、その後「念のため」と思ってスクロールして行ったらびっくりしましたよ。あわよくば「常連読者の目には留まるが、Apemanは気づかない」ですむと思ったのかな。それとも古いだからどうせ手に入るまいと高をくくったのか。まあ、世の中そう甘くないんだけどね。 なお、靖国問題矮小化の件は完全スルー。「ついでに国民のほうは「隣の国がうるせーで、あの死んだにーさんたちが集まってる神社はなかったことにすべ」とゆいだした」などと抜かすやつに

    これはまたみごとな馬脚ですね(追記あり) - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2010/01/25
    「七平メソッド」か。
  • 「天皇は本当に主権者から象徴に転落したのか?」のスルーされっぷりがすごい - Apeman’s diary

    昨年の田母神“論文”ほどの反響はないであろうことは予想していたものの、ここまで話題にならないとは。 http://bit.ly/28ZyMl 実は敗戦によっても「国体」に変化はなかった、という主張は少なくとも現憲法の第一章に関しては現状維持を容認するもので、その意味で右派の反応を注視するつもりだったのですが、現時点では肩すかしをった感があります。まあ“論文”の中身に照らせば妥当な扱いということになるのですが。

    「天皇は本当に主権者から象徴に転落したのか?」のスルーされっぷりがすごい - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2009/11/26
  • 「「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる」(対談) - Apeman’s diary

    作中で731部隊について触れたら左巻き認定されてしまった京極夏彦の対談集、『対談集 妖怪大談義』(角川書店)収録の、保阪正康との対談。連休中にどこかでその一部が引用されていたのを見かけて、「これは紹介する価値があるな」と思ってを探してきたのだが、今度はどこで引用されていたのかわからなくなってしまった…。というわけで仁義を切ることができないのだが、思い出すきっかけを作ってくださった方にお礼申し上げます。 追記:思い出した、というか再発見しました。以下で引用したもののうち前半部分がこちらで紹介されていました。 京極夏彦が保阪正康に、昭和史研究を始めたきっかけを問うたのをうけての部分。何千人もの軍隊経験者にはなしを聞いてまわった経験に基づき、保阪正康は次のようなエピソードを紹介している。 保阪 こんなこともありました。口ではいろんなことを言うけれども心のなかで、自らの実体験に傷ついている人がい

    「「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる」(対談) - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2009/06/03
    “国家として贖罪したかっていうことになると、これはどうもはっきりしないうちに済んだことにされてる。結局、後始末が個人に押しつけられている” 天皇裕仁が責任を取らなかったというのが一番の問題だろうな。
  • 確実なこと - Apeman’s diary

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090320 ↑のメタブ、メタメタブなどもあわせて。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090321 「B29から原子爆弾が広島に向けて投下され、その爆弾が広島上空で予定通りに作動した」ということのみをもって「広島への原爆投下があった」と考えるのであれば、もちろん「広島への原爆投下があった」という歴史的事実を確認することは「ホロコーストはあった」「南京大虐殺はあった」という歴史的事実を確認することよりもずっと容易だろう。他方、被害の全貌を明らかにすることまで含めるのであれば、はなしはそう簡単ではなくなる。現在でもなお被爆者としての認定をめぐって日政府と日国民の間に争いがあるのはその一例である*1

    確実なこと - Apeman’s diary
    mujige
    mujige 2009/03/30
    自称愛国者たちは、なぜ広島原爆など日本の戦争被害究明をそっちのけにして、南京事件の「検証」に血眼になるのだろうか。右翼なら自国民の死についてまず考えると思うのだが。死んだ人のことはどうでもいいのかな?
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