米メキシコ国境を流れるリオグランデ川の河岸、メキシコ側のシウダフアレスで、米国境警備隊員の発砲によりメキシコ人のセルジオ・エルナンデス君(当時15歳)が死亡した地点(2017年2月18日撮影)。(c) Yuri CORTEZ / AFP 【2月26日 AFP】米メキシコ国境で約10年前に起きた、米国境警備隊員がメキシコ側にいた少年グループに発砲し、10代のメキシコ人少年1人が死亡した事件で、米最高裁は25日、遺族の訴権を認めず、警備隊員への刑事免責の付与を妥当と判断した。 保守派が過半数を占める米最高裁は、5対4で米国境警備隊員の刑事免責を認めた。 事件は2010年6月7日、米側のテキサス州エルパソ(El Paso)とメキシコ側のシウダフアレス(Ciudad Juarez)間の国境付近で発生した。米側にいた米国境警備隊のヘスス・メサ(Jesus Mesa)隊員が、メキシコ側にいた少年グルー