大植物圖鑑は,村越三千男が編著並描畫した植物図鑑です。1925年,大植物圖鑑刊行會刊行とあります。大植物図鑑は目的用途・利用方法など様々な視点から考えて作られた植物図鑑で、現代のきれいなカラー写真で構成さている植物図鑑以上に多くの発見があります。食用や薬用のみにとどまらず、病名別の薬用植物名の索引などは、植物学の域を超え、薬学、医学、本草学といった範囲にまで及んでいます。そのほか、植物の使用用途によっても細かな索引がなされており,工業用,牧草用,香原料など、現代読者の想像力をはるかに上回る観点からの索引構成となっております。 歴史資料の観点からは、俵浩三先生著の「牧野植物図鑑の謎」平凡社新書に取り上げられていますので,よろしければ参考にしてください。 Googleによるとこの広告が関係ありそうです。