【書評】TYPOGRAPHY(タイポグラフィ)01 フォントをつくろう!/グラフィック社 創刊号にふさわしく、最近のタイポグラフィ事情、フォントデザインの基礎、フォント作成ソフトの紹介等、一通りの情報が載っている。私の場合、10年近く遠ざかっていたのでありがたい。大まかには知っているつもりだったが、人もフォント事情もいつの間にか新しくなっていた。 Fontographer、OTEdit 、Fontlab Studioの記事に期待したが、もう少し詳しく知りたかった。また、その他のフォント作成ソフトについても簡単な紹介がある。 付録のモリサワ原図用紙は60mm。その昔のモリサワ賞の応募用紙もこれと同様B5判に6文字分配置されていた。しかし、文字サイズは石井賞と同じ48mm。石井賞は文字本体を描く内側の枠が44mmだったが、モリサワ賞はひとまわり大きい45.何mmという中途半端なサイズ。用紙がB