E657系:常磐線新型特急、来月デビュー 振動低減、ネットも利用可 「復興の旗印に」--記者が試乗 /茨城 JR常磐線に3月、特急新型車両「E657系」がデビューする。新型特急の導入は14年ぶり。東日本大震災から間もなく1年で、JR東日本水戸支社は「復興の一つの旗印となれば」と期待する。10日にあった新型車両試乗会に、記者も参加した。 JR水戸駅ホームに到着した車体は一見、白色だが、よく見ると県木の「梅」をイメージし、わずかに赤みがかった白梅色。窓の下には紅梅色のラインが引かれている。 車内のデッキは木目を基調にした落ち着いた雰囲気。普通車の座席は上品な黒色をベースに「霞ケ浦のうねり」をイメージした柄で、可動式の枕付き。座席間は従来の特急より5センチ幅広くなり、足周りに余裕ができた。 水戸駅を出発して、車内の静かさに驚いた。先頭車両などに、一部の新幹線や成田エクスプレスなどで導入されている