Samsung Electronicsの半導体部門が、2021年上半期末の段階で、正社員を過去1年間で5644人増員したことが、同社の発行した上半期事業報告書から判明したと、韓国の毎日経済新聞が報じている。 現在、同部門の正社員数は6万人まで増加しているという。一方、同じ期間に家電事業部門やモバイル事業部門は数百名規模で人員が減少しているとのことで、同社の半導体への注力ぶりがうかがえる。 こうした人員増の背景には、同社が積極的に新工場の建設を進めていることがあると考えられる。現在は韓国・平澤事業所の第2工場(P2)と、中国・西安第2工場への追加投資がほとんど終わった状態で、数兆円規模の巨大な平澤第3工場(P3)の建設作業も、早ければ2022年下半期に完了すると予想されている。また、170億ドルを投じて米国に新規ファウンドリ工場を建設する計画も進行中であり、これらの国内外工場を稼働させるため