昨年(2019年)の今日のことです。アフガニスタンで活動を続ける中村哲さんが亡くなられたニュースに触れ、言葉を失い、しばらく茫然とテレビ画面を見つめていました。改めて中村さん、そして共に亡くなられた運転手さん、護衛の方々のご冥福を祈ります。 私自身は直接面識があったわけではありません。けれども著書やインタビューで中村さんの言葉に触れ、その度に背中を押されたような気持になっていました。 いつかお話を伺いたい、と思っていました。そしてその「いつか」は、叶いませんでした。 反政府武装勢力タリバンは事件直後に声明を出し、「今回、ジャララバードで起きた事件について関与を否定する。日本のNGOはわれわれの土地でこれまで復興支援に取り組んできており、攻撃の対象にしたことは一切ない」として、関与を否定しています。この言葉は同時に、中村さんたちの活動が、どれほど深く根付いてきたかを表しているようにも思えまし
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